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歌舞伎町からMerry Christmas!! この街のサンタクロースは大忙し! [季節]

新宿・歌舞伎町のサンタは大忙し!!

2008年冬、世の中不景気不景気と言っても、日本人はちゃんと忘年会もやればクリスマスも楽しむ。街かどでグループの「3次会どこ行く~?」みたいな会話が聞こえてくると、なんとなくホッとしたりするものです。まだまだ、なんとかなるんじゃないかと希望を持てる。忘年会のスタイルは大分以前とは変わって来てて、たとえば中華でとかではなくて、居酒屋だとかアミューズメントバーだとか、そういう単価の低い方が普通になってきているようだ。一方、12月後半は会社などの忘年会ではなくプライベートや仲間うちという小規模の忘年会で予約が溢れる。こっちの方が単価は上がってくる。たしかに、そりゃそうだよな、好きな仲間と過ごす時間のほうが誰だってプライオリティは高いか。

さて、2008年クリスマス、歌舞伎町のサンタクロースたちは大忙しでした。夢を売る街ですからね^^

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▲左は区役所通り星座館ビル前にて。▲一番街のハーゲンダッツではサンタがケーキ販売

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客引きもサンタクロース~♪

DSC04475.JPG酒屋さん(カクヤス)がサンタクロース♪カクヤスはキャッシュオンデリバリーの酒屋さん。

DSC04478.JPGそのまま配達(ゴールデン街Colorsにて)

DSC04463.JPGドンキホーテはサンタ衣装が激安で販売

DSC04473.JPGということでドンキで買ったサンタコスを見つけた知り合いに着てもらったり。とこんな具合^^(ゴールデン街ブライアンバーGにて)、ガールズバーではありません、フツーのバーです。

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▲左はグリーンバード中に見つけた巨大サンタ。二丁目にて(12月15日)▲コマ前で見かけたサンタの集団、どういう集まり?とついて行ってみると・・サンタの格好をして子供たちにプレゼントを配る学生中心のボランティア組織、ハッピー☆スター(フィリピンの子供たちへの支援なども行っているそうです)のコたちでした。今日は、子供たちにプレゼントを配ったスタッフの皆さんが歌舞伎町で打ち上げ▼

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DSC04451.JPG DSC04468.JPG居酒屋の外販のコはサンタ、キャバクラのボーイさんはトナカイ・・

DSC04281.JPG DSC04315.JPG東京都健康プラザ・ハイジアには巨大クリスマスバナーがかかってます。昨年からデザイン系の学生等を対象に行っているクリスマスバナーコンテスト、今年は応募65作品の中から日本電子専門学校の渡辺綾乃さんがハイジアグランプリ賞を受賞(▲右、12月19日に行われた授賞式)

DSC04240.JPG今年で3年目となった区役所通りイルミネーション(関連記事)、これを仕掛けた藤澤薫さん(▼右写真、新宿歌舞伎町3Aの会理事長)の経営するソシアルビル、チェックメイトビルに行ってみると、毎年恒例になった(8年目)クリスマス・ロビーコンサートが行われてました。(記事冒頭の動画はその模様から)

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さすがに明日(25日)が平日で休日明けのイブということもあってか、歌舞伎町全体のはしゃぎっぷりはいつもより若干トーンダウンな感じはあった。景気対策と言ってただお金を刷って失業者対策をやるだけの政策、確かに困っている人へのセーフティネットづくりは必要かもしれないけれど、むしろ蔑ろにしてきた内需拡大をもっと真剣に考えるべきだろうと思う。例えば空港やJR・地下鉄等の一部24時間稼働、歌舞伎町24時間特区にも通じるところがあるが、つまり眠っているマーケットを興し、それによって雇用が生まれさらに経済が活性化するはず。12月25日を祭日にするのもいい。働きたくても仕事が少ないというのもあるが、それよりなによりマインド。経済が冷えている時だからこそお祭りやイベントが国民のマインドを温める。11月から12月にかけて酒屋さんの売上は大抵上がるものなのだが、今年はやや例年に比較しても低調、12月が11月より良くないなんて話も耳にするだけに、なおさら内需や消費拡大のための策をもっと積極に打てばいいのではないかと。

2008312.22 警視総監視察 003.jpg12月22日、米村敏朗警視総監の歌舞伎町視察。年末の特別警戒期ということもあって歌舞伎町の警官の姿も普段より多い。警視総監の視察は毎年恒例のもので、歌舞伎町がどうのという話ではなく、単に年末の繁華街対策のための士気鼓舞みたいなもので、要するに歌舞伎町をステージとして使っているということ。制服警察官が多く街に出る、このことは地域の安定のためには歯止め感という意味では非常に有効ではある。だが、一方であまり委縮させては街の活気が失われる。抑止や取締りについて、バランスをどの辺でつくればいいか、このあたりのことがもう少し街と警察の間で戦略面で一体感があればとは思うのだが、こればっかりは永遠に無理なんだろう。暴力団対策がある程度有効に働いた2年前以降実の部分ではかなり後退した警察の歌舞伎町対策ではあるが、一方で歌舞伎町のステージ的な機能だけは警察だって手放したくはないわけだ。

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来年はどういう年になるのか。未来は常に不確定、だからこそ嘆くことも無意味だし、希望もほどほどに。しかし、ここは夢を売る街歌舞伎町、ここだけは多少ヤンチャでもエネルギー溢れるマインドが温められる街でないと。まぁ、立場上自分はそのヤンチャをコントロールする側ではあるけれども。

今年一年を振り返って、確かにいろんなことがあったが、自分の中で、たとえばこのブログにも触れてきていないが一番「意義」を感じたこと、それは若い人たちとの触れ合いの中で触発されたこと。年間を通じ、たとえば数多くの学生たちの卒論や院の修論、卒業制作などのお手伝い、あるいは何も知らずに歌舞伎町に投げ出された新人や新任の若い記者・マスコミのコたちへの手ほどき。そして、彼らとは同世代であっても真反対の「オレたちは社会のクズだから・・」と言ってたり思ってたりする不良たち、要は客引きなどをしているホストのコたち。彼らと真っ向で関わることで、「ああ、このコたちの人生に関わってるんだな。」という思いが強く感じられた。若いコたちに関わる一人の大人として、このコたちには嘘はつけない、なぜなら今日明日の利益だの底浅な戦略など小さなこと、それに比べて未来はもっとはるかに大事なことだと。確かに街として生き抜くことも必要ではあるけれど、それより何より次の世代にどうこの閉塞し善悪が不明瞭な時代を引き継ぐのか。彼らから学んだこと、心を揺さぶられたこともたくさんある。それはかけがえのないものだった。だからこそ、大人の責任として、これをちゃんと果たせたらと思う。

微力ではある。が、しかし、僭越ではあるが少なくとも歌舞伎町という街において、自分は最大の「窓」の一つであり、また若いコたちへの影響力も強い。そして、むしろ良い悪いはそれぞれあるが、この若いコたちのエネルギーが歌舞伎町の一番大きなエネルギーでもある。自分がどう生き繋ぐか、なんてことは必要だけれどもそんなものはなんとかなるもの。どう生き繋ぐかより、何をして生きるのかを思った一年でもあった。

歌舞伎町の中心からMerry Christmas!!


【お知らせ】

夜鳥の界(ホストクラブボランティア組織)やラフレター(親に手紙でも書こうよ、というキャンペーンサイト)、あるいはグリーンバード歌舞伎町チームシブヤ大学等でお馴染みの手塚真輝クン(ホストクラブSmappa!APiTSグループ社長)が本を書きました。

趣味は「生きる」ことです。
死ぬことも選べます。

毎日いつでも両方のスイッチを持ってます。
毎日生きるスイッチを押しています。
選んで押しています。

僕は今日も生きるスイッチを押しました。
選んで押しました。

僕は今日も生きます。

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歌舞伎町発、伝説のカリスマホストが語る熱く優しいメッセージ
自分をあきらめるにはまだ早い
人生で大切なことはすべて歌舞伎町で学んだ

手塚 真輝[著]

1,365円(税込)
発行年月日 : 2008年12月20日
ISBN : 978-4-88759-680-1
本のサイズ:四六判ソフトカバー

真輝クンの第一冊目の著作、実はまだ自分も読んでいないのだが、斜めにさらっと見て目についた文章を上に紹介しました。短い文章で心に響く言葉をはくことに関しては彼は天才的。真輝クンの魅力はそのビジュアルや行動、セルフプロデュースの巧さなどがどうしても表面にでるが、むしろこの本の文字にもにじみ出てくる人間性。なりふり構わぬということが難しい世界で生きて、でも彼の良さは本当はなりふり構わない時にこそ表出する。少なくとも彼は文章の中では自由だっただろうし、また写真も豊富で、彼の日頃の活動が映し出されてます。ちなみに、どこかの写真に自分がチラっと写ってました^^;出版元からはベストセラーを目指しますということで、それも意外とない話でもない、というわけで紹介させてもらいました。


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