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2021.6.28 東京コロナパス(仮称)社会実験実施より - 東京都医師会によるコロナウイルス抗原検査陰性証明の社会実験

2021年6月28日、東京都医師会による、顔写真付き新型コロナウイルス抗原検査陰性証明(仮称 東京コロナパス)によるサイレントスプレッダーの入場・入店を防止するという目的でのオペレーション実験が歌舞伎町・大久保公園にて行われました。

この日はメディア向けのデモとしてのプレ開催で、本番(実際のオペレーショへの参加者は事前に協力事業者等に声かけ済とのこと)は6月30日(水)~7月2日(金)各16:30~19:00に実施予定。


メディアの前では医療逼迫と強い自粛の要請の印象が強い東京都医師会の尾崎会長ではあるが、定例で会談を行っているという日本商工会議所会頭の三村氏から「経済が厳しい、医師会として(経済を動かすための)前向きな提案はないか?」という申し入れがあり、これを機に東京都医師会として動き始めた今プロジェクトの最初のデモンストレーションです。


現在すすめられているコロナワクチン接種は、これが国民全般に広がれば確かに新型コロナウイルスの感染をかなり抑制することが可能だろう。しかし、ワクチン先進国といわれるイギリスやイスラエルでも、人口比60%あたりで頭打ちになっている。一定数のワクチンを打てない、あるいは打ちたくない人たちがいるのは当然で、そういう中で医師会としては「(現状)ワクチン接種を第一優先としながらも、経済活動が活性化できるようにするために、抗原検査を普及させていこうと考えている。」と、今プロジェクトの中心でもある東京都医師会理事で新宿区医師会の副会長でもある黒瀬巌氏は話す。


表題のとおり、この検査はサイレントスプレッダーを拾うために行うものとのこと。「PCR検査は皆さんご存じの通り、ウイルスの残骸を拾ってる場合もあるので、必ずしもPCR陽性=他人に感染させる、とならない場合もある。イコールではない。ですのでPCR検査を2日3日前に受けるよりは、当その場で抗原検査を受けてもらったほうが、ほんとうにその人が他人にうつす可能性があるかどうか、症状がないのに他人にうつす方をサイレントスプレッダーというんですが、そういうサイレントスプレッダーを、お店等に入らないよう防止すること感染拡大を防いでいこうというもの。

抗原検査によるサイレントスプレッダーの捕捉率はほぼ100%でPCRに引けをとりません。」(黒瀬氏)

今回行われる"街中"抗原検査の手順は以下の流れ(所要時間はトータルで20分以内):

①最初に受付で提示されたQRコードをスマホで読み込むと、検査のための登録画面が現れ、その場で自分の顔写真を撮り、携帯の電話番号とパスワード(任意)を登録する。名前・住所・性別などの入力不要。登録後、完了のメッセージが届く。


②鼻腔検体採取

今回は大久保公園に設置されたテントにて検体採取を行う。渡された綿棒を使い、自分で鼻に入れて(3cmほど)鼻腔ぬぐい液を採取、指定の検査容器に入れる。採取はこれで終了、鼻の奥まで入れる必要はないので簡便だし、痛くない。ここまでで2~3分。


③抗原定性検査

採取会場に横づけされた医師会が用意したバン("抗原検査カー")の中でその場で卓上検査、約15分で判定結果がでる。結果は即時登録したスマホにメッセージが入る。


④メッセージにはURLがあり、クリックすると、自分の顔写真入りの抗原検査陰性(or 陽性)結果の画像が表示される。ちなみ、検査時刻が表示され、陰性証明として使える時間は12時間を設定、12時間を過ぎると表示が赤くなり陰性証明にはならない旨をわかるようにする。

まず重要なのは精度であるが、抗原定性検査は、無症状者でも感度は約80~100%、特異度もPCRとほぼ同等といわれているが、かつ「サイレントスプレッダー(無症状者であっても他人にうつす程度のウイルス量がある)発見は100%。」とのこと。

約15分(混雑さえなければ受付からトータルでの所要時間も20分程度)で結果判定と迅速、感染性の高い期間を逃すリスクを最小化し、鼻腔からの自己採取と卓上機器での検査により専用設備が不要、オペレーションが簡便っというメリットがある。

すでにアメリカではこうした無症状者へのスクリーニングを目的とする抗原検査活用を推奨している。(CDC,FDA)

そのほか、イギリス(無症状者は抗原定性検査、有症状者はPCR検査と位置づけ、いずれも無償提供。無症状であっても週二回の定期的検査実施が有効)、フランス(活動再開策として、無症状者のスクリーニングを追加、抗原定性検査の活用をすすめている)、ドイツ(3月8日より、国民全員に抗原定性検査を週1回まで無料で提供)、カナダ(学校・職場・共同生活施設を中心にスクリーニング、無症状者への抗原定性検査を推奨)と、先進国では広く推奨されているものだ。

※ニューヨーク州政府は市中での検査環境を提供(6月の時点で70か所程度)、イベントでの陰性証明の義務化をすすめている。スイスでは連邦参事会主導で薬局での自己検査キットを無料配布、シンガポールでは保健省主導で国境やイベント等での検査を実施。

その他、先日英国で行われたG7においても取材陣向けの感染管理として抗原定性検査が活用された。(メディアセンターに入る取材陣は簡易検査キットを使って受信し、検査結果を報告。検査は毎日で、陰性の証明をメールで受け取りメディアセンター入口で警備員に提示し入場を許可)等々

一方で、国内ではプロスポーツイベントにおける選手と一部観客への検査を実施、学校での教職員への検査、空港・バス等での観光客向け検査の実施など、一部団体による自主的・小規模な取り組みにとどまっている。

日本はワクチンで出遅れ、検査体制も残念ながら後進国と言わざるを得ない。今更ながらではあるが「今日のこれを機に、ワクチン接種と並行して抗原検査活用で(検査体制を)充実していきたい。」(黒瀬氏)

東京都医師会として、メリットを整理すると以下のよう。

・無症状者を含め感染性の高い人を早期に特定・隔離に結び付けることで市中感染の拡大を抑制できる可能性がある。

・例えば飲食店やイベント、ホテル等、接触機会の多い(感染リスクの高い)場所では陰性証明を入場条件とすることで感染拡大を抑制できるのであれば、経済活動等事業の再開・拡大を両立できるのではないか。

・集団ベースでの感染状況データがリアルタイムに収集できるようになることで、効果的な政策や医学・科学的研究につながる可能性がある。

東京都医師会としては、このオペレーションを検証し、目指すところは都内各所に"抗原検査カー"を配備、"いつでも" "どこでも" "誰でも"抗原検査が受検可能になる体制を目指したいとのこと。

イベント等、入口に検査スポットを設置し、陰性者のみの入場とすることで感染リスクを抑える。この(仮称)東京コロナパスとワクチン接種促進によるパスポートを併用できれば強い感染抑止効果を期待できる。

黒瀬氏は「ニューヨークに負けず、我々(東京都医師会)としては100か所、いろんな繁華街、駅前、あるいは駅ナカなんかもいいかなと。(どうせやるなら)去年、エピセンターと言われ大変つらい思いをした歌舞伎町から発信していこう、新宿区・新宿区医師会の協力のもと、抗原検査を街中で行い、陰性の方だけイベントに参加する、陰性の方だけ飲食店に入るということになれば、より安心・安全に楽しむことができるようになる。となれば、例えば時短制限をしなくてもいいんじゃないか、酒類提供の制限をしなくてもいいじゃないか、そいうところにつなげていけるのではないか、そういう"可能性"を東京都医師会としてこの歌舞伎町で発信したいと考えている。」と話していた。

「また"歌舞伎町"を舞台に絵作りかよ」という声が聞こえてきそうな面もある。案の定、"歌舞伎町から"はインパクトがあり、メディアも多数集まった。それは兎も角、先にも書いたが、ワクチン接種はある程度の人口比に達すると頭打ちになる。身体的にワクチン接種が危険なケースだけでなく、単によくわからない異物を体内に入れるのはイヤだな~という人たちもわりと散見される。

と考えると、やはりワクチン一辺倒だけでは安全・安心の実現にはちょっと足りないのかもしれない。

東京都医師会の提案する、サイレントスプレッダーを拾えれば感染拡大は抑えられるのではという意味で、今回の手法、つまり街中抗原検査スポット活用による簡易な陰性証明(ただし有効期限あり、東京都医師会は12時間としている)の発行手段は有効な"一手"のように思えます。

ただ、問題はコストということになるのでしょう。

ざっと、設営から検査、実施の人件費等を考えると、おそらく今回は手弁当ではないかと思うが、これを仕事としてとらえればザクっと30万円とかそのくらいは必要だろうか。イベントごとに主催事業者が個々の負担でやるのはなかなか限界があるだろう。今回のオペレーションで、どの位の人数をどの程度のスタッフでこなせるのか等を図れるかと思うが、それを例えば医師会の言うように都内各所に100か所となれば確かに有効だと思うが、"いつでも"というなら毎日運営するとなると、これは完全に公費が必要のはず。医師会の矛先は国であり都であることは容易に想像がつく。そのための舞台が"歌舞伎町"というのは「ん?」・・というか、まあ、あざとくもあるが、着地できるなら中身はいたって面白い試みだと思う。そして今回、東京都医師会はひと肌脱ごうとしているわけだ。"感染者"をではなく、"サイレントスプレッダー"を拾って隔離できれば経済は回せる、という医師会の考え方は一理あると思う。


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《追記》2021/6/30 西村経済再生担当大臣(新型コロナウイルス感染症対策担当)が「東京コロナパス(仮称)」社会実験 - 東京都医師会によるコロナウイルス抗原検査陰性証明の社会実験実施を視察、医師会と区らと意見交換
28日のデモに引き続き、実際に歌舞伎町の数店舗の協力(区手配)を得て実証実験本番の体で行われた6月30日、やや小雨降る生憎の環境ではありましたが、西村経済再生担当大臣(新型コロナウイルス感染症対策担当)が視察に訪れました。
視察後、今プロジェクトを企画・提案の東京都医師会と、今実証実験に協力した新宿区、および繁華街の実態、声を知るということで一般社団法人日本水商売協会との意見交換が行われました。
意見交換会冒頭、西村大臣より
「思い出せば、去年の今頃は、(吉住)区長と連携して、この歌舞伎町のPCR検査を重点的やろうということで、幅広く声をかけていただき、医師会の協力も得ながらすすめましたが、今回は抗原検査、非常に精度もあがってきましたし、短時間で、しかも人にうつすだけの(ウイルス)量があるときに検知できるということでありますので、これを活用して、繁華街対策を対応しよう、ということで視察をさせていただきました。
ワクチン接種も着実に進んできていると思います。ワクチン接種を進めていくと同時に、若い方々等接種がこれからの方もたくさんおられますので、その間、検査を拡充して、ワクチン接種と検査の拡充、いわば車の両輪で対応していくことは重要だと考えています。
とくに若い世代の感染が増えてきていますので、若い方たちにもぜひ、こうした取り組みに協力いただきながら、また、多くのお店に協力いただけるのであれば、かなり感染拡大を抑えていけるのではないかと期待を持っております。今日はぜひ取り組みの工夫されている点、あるいは今後の課題など契丹のない意見を聞かせていただければと思います。」
意見交換会にて、東京都医師会角田副会長より
「私どもとしては、最終的に最も効果的な方法はワクチン接種だと考えています。現段階では、この迅速(抗原)検査を使うことによって、社会活動・経済活動を再開できる、と思います。リスクをゼロにはできませんが、可能な限り低減して(社会・経済活動を)回復させることは極めて重要だと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。」
意見交換会後、ぶらさがりにて西村大臣
「本日、東京都医師会、新宿区医師会、新宿区が歌舞伎町の店舗の方々のご協力をいただきながら試行的に実施をしています、抗原簡易きっとを活用した感染拡大防止の取り組み、"東京コロナパス"という言い方をされていますけど、それにつきまして、実際に私も検査キットで採取をさせていただきました。私自身は陰性でしたので一安心ですけれども。
お店の方々、働いている従業員の方々もチェックをされ、またお客さんも陰性証明を持っていると。それぞれのスマホを使って、顔写真っと紐づけ、個人情報を守りながら取り組まれていますので、非常に有効な取り組みではないかと。今は19時までのお酒の提供ですけれども、そして20時までですが、お酒を楽しんでおられる姿を拝見しました。
医師会のほうで、こうした取り組みを提案され、さらに都内100か所くらいに広げていきたいという計画を持っておられますし、また、協力いただけるお店が広がっていけば、より安心・安全の、そうした感染拡大防止にむけ、取り組みが広がっていくことを私自身も期待をしています。
意見交換の中でもありましたけれど、一番はやはりワクチン接種を進めること、これは若い世代の方も含めて、幅広く様々なチャンネルでワクチン接種をすすめることで感染拡大を抑えていける、そもそも重症化を抑え、感染予防にもつながる、ということでありますので、(ワクチン接種勧奨を)着実に進めていきたいと思います。
自治体での接種、職域での接種等、精査をしながら、スピードアップしてきたその加速度を維持して、継続して円滑に、そして迅速にワクチン接種が進むように私の立場でもサポートしていきたいと考えています。
ワクチン接種は高齢者を優先し、次は現役世代ですけれども、ワクチン接種が進むまでの間を、この抗原検査キットを活用した取り組みを、さらにはどうしても体質的にワクチンが打てない方もおられますし、打つことに対して慎重な方もおられますので、ワクチン接種が進んでも、抗原検査との組み合わせは引き続き重要だと思っています。
いずれにせよ、重症化を抑え、感染拡大を抑えていくという観点から、ワクチン接種を円滑に進めていくことと、あわせて抗原検査キットの活用を、いわば車の両輪として対応していきたいと考えています。
すでに、医療機関、高齢者施設に800万回分を国のほうから配分を進めております。さらに大学、高等学校、専門学校、日本語学校での検査を行ってもらうべく今調整を急いでいるところです。さらに職場でもこれが使えるとなっておりますので、ぜひ職場で、ちょっとのどに違和感がある人などに極めて有効です。
よく精度の話になりますが、抗原検査キットの精度は非常に上がってきていますので、そして、他人にうつす(ウイルス)量のある方は検知ができますから、感染拡大防止には極めて有効な手段だと思っております。そうした中で、この実証がいい形で結果がさらに報告され広がっていくことを期待したいと考えています。
とくに足元の、東京都で今日700人を超えたと報告がありますけれど、感染者、新規陽性者の数は増加傾向にあります。これは当然、緊急事態宣言を解除したあと人流が増えていますので予測されていることではありますけれど、感染拡大を抑えていくうえでも抗原検査キットの取り組みは非常に有効だと思いますので、参考にしながら私どもさらに広げていければというふうに考えています。」

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「東京コロナパス(仮称)」、簡単に言えば、サイレントスプレッダー(無症状だけど他人を感染させる可能性がある程度のウイルスを持ってる人)を簡便迅速な抗原検査で見つけて隔離すれば、ワクチン接種を進めつつが前提だが、これなら社会をまわせるんじゃないか?という東京医師会の提案。
抗原定性検査陰性証明の有効期限を12時間とし、その間は通常の社会活動、あるいはイベント、呑みに行って騒いでもダイジョウブ、なぜなら他人の感染はさせないから。ワクチン接種を進めつつ、有症状者はPCRで確定隔離済、社会活動にはいないという前提であれば、一理ある。社会実験でオペレーションやコストをはじき出して、都医師会曰く、都内100か所以上、いつでもどこでも検査ができるという体制を目指すと。となれば、そこは財源が・・・というわけで、西村さん、だったんだろうね。最終的には厚労省なのかもしれないが。
座組は、東京都医師会角田副会長、黒瀬理事(←プロジェクトの中心)、新宿区医師会平澤会長、吉住新宿区長、寺田副区長、日本水商売協会の甲賀代表理事。西村大臣チームは西村大臣と井上内閣審議官(新型コロナウイルス感染症対策推進室次長)。
医師会からは西村さんは10分くらいでさくっと帰っちゃうと思うと聞いていたが、到着から結局1時間くらいはいたか。撮書き手と裏方の両方の立場で現場にいたのですが、個人的に思ってるのは、コロナ禍後のナイトエコノミー復活に向け(風営法、再設計できないもんかな~みたいなのも含め)、それを"希望"に掲げて(無論規制緩和だけでなく「秩序」という意味でも再調整は必要と思う)繁華街対策を考えてはどう?とか、大臣にはちらっと話したけども。さて、どうするんだろうね、オリパラ・・無観客かな?オリを無観客で耐えてコロナ頑張って抑えて準備して、パラでこういうのを組み込んで観客入れるくらいのがマシなような気がする。それこそ、今回の医師会のアイディア、オリパラでやってみればいいのに、とか思う。

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令和3年5月24日 歌舞伎町商店街振興組合 第60回通常総会開催 6期12年理事長職を務めた片桐基次氏(70)が退任、新理事長に杉山元茂氏(68)が就任。 [まちづくり]


5月24日(水)、新宿プリンスホテル25F、風雅(FUGA)にて歌舞伎町商店街振興組合の令和3年度第60回通常総会が開催されました。コロナ禍にあって、なおかつ緊急事態宣言下ではありますが、本年は事業計画の議事はもとより役員改選年度のため、やむなく敢行。感染対策を万全に新宿プリンスホテル25Fの風雅(FUGA)にて開催しました。
組合員数211名に対し、本総会出席者数は41名、委任状数82名 合計123名。よって、本総会は過半数を越え、議決の決定数を満たしました。
歌舞伎町商店街振興組合は、その名の通り商店街振興組合法によって定められた商店街が形成されている地域、当該組織の場合は歌舞伎町一丁目地域を所管します。歌舞伎町の戦後間もなく設立された復興協力会からの流れが前身母体となって、振興組合法の施行年、昭和37年(1962年)に合わせて日本で最初に設立された商店街振興組合で、今年が59年目ということになります。
現在は歌舞伎町一丁目地域内の地権者を中心に組織が形成されており、各テナント事業者は組合員としてではなく、町内各通り別の町会に所属することが前提となってきました。また歌舞伎町にはその他各同業組合等もありますが、町会やそれら同業組合などの横断組織としての意味合いもあります。
歌舞伎町商店街振興組合は二棟の建物・土地(歌舞伎町商店街振興組合ビル、弁天堂ビル)を持つ地権者でもあります。歌舞伎町商店街振興組合設立当初に組合員からの出資によってこれら資産を形成、現在に至っても賃料等事業収益が組合活動の予算の大半を賄っています。
理事長職に就く以前、専務理事だったころから、"歌舞伎町よくしよう委員会"を立ち上げた片桐基次氏(酒屋「丸石」)。委員会は組合員以外でも歌舞伎町に関わりを持ち、思い入れのある人の参加を受け入れ、時は"歌舞伎町ルネッサンス"という行政主導の映画館街再開発を核とした地域再生の途についたばかりのころでした。
"歌舞伎町浄化作戦"と再開発、この両輪を中心になって牽引してきたのが片桐氏です。
「よくしよう委員会」は片桐氏が理事長に就いたときに解散、と同時に、それまで組合と疎遠になっていた杉山元茂氏(とんかつ茶漬け「すずや」社長)を組合執行部にひき戻し、この時よりすでに次期歌舞伎町の長は杉山氏に、というアタマが片桐氏にはあったようです。
当時組合内部から「よくしよう委員会」は外ものとして反発があったのですが、閉鎖的だった組合事業に、なんというか心が響けば外の人材でも登用する等、ひらいた組織へと変貌させた片桐氏の志は杉山氏にどう引き継がれていくのでしょう。
あれから12年、2015年の新宿東宝ビル竣工を機に町には一気に外国人が溢れ、観光拠点の街へと変貌してきたわけです。しかし、このコロナ禍にあってインバウンド経済は瞬く間に蒸発、観光客頼みの経済の危うさを思い知ったこの1年でした。

新たに理事長に就任した杉山元茂氏(68、とんかつ茶漬け「すずや」社長)のあいさつ
「6期12年、理事長を務められました片桐さんの後任といたしまして、今期より理事長職を務めさせていただくことになりました。
戦後の焼け野原から歌舞伎町が誕生して70年余り経ちました。このコロナ禍の前には、歌舞伎町に観光客も含め大勢の人が行き交う街の賑わう様子があって、まさに70年前、街を作った方々もそういう繁華街を夢見て汗を流し街を造られたと思います。
これからも、その志をうけ、もう一度、アジア一、世界一の繁華街を目指して、はじめの一歩から街づくりに励んでまいりたいと思います。
(つい2年前まで)そうした賑わいが街にあったのですが、本当に順風満帆だと思ってた時期があったことを、皆さんも記憶に新しいことだと思いますが、ご承知の通り、今や空きテナントだらけ、しかも昨年、"夜の街"に象徴される過剰な報道によって、この歌舞伎町のブランドも大きく傷ついてしまっています。
でも、再びこの街に、世界中から多くの人々が集まって、そういう人たちを迎える街の自分たちも生き生きと輝き、おもてなしができるように、優しく温かく魅力的な繁華街を、皆様と手を携えて、街を再生してまいりたいと思います。
とはいえ、失ったものも大きいだけに、大変だと思います。どうぞ皆様、これからも、今まで以上のご理解、ご協力をいただき、一緒に再建に力をお貸しいただきたいと思います。なにとぞよろしくお願いいたします。」
以下、総会議事より抜粋
令和2年度事業報告(自 令和2年4月1日 至 令和3年3月31日)
2020 東京オリンピック・パラリンピックへの期待が大きかった今年度でしたが、昨年度末からの新型コロナウイルス蔓延により、新年度スタート直後の4月7日に緊急事態宣言が発令され、全く先行きが読めない1年が始まりました。
更に年が明けて早々1月8日には2回目となる緊急事態宣言発令となり、歓楽街としては散々な1年となってしまいました。
この影響で各種行事の殆どが中止・延期となり、会合も大半は書面開催又は中止でした。世の中が動いていない中、組合っとしても殆どの活動が中止となりました。
新型コロナ禍にあって東京都は繁華街対策とりわけ「夜の街」の感染防止対策を講じ、また歌舞伎町があたかも感染源であるかのような報道もあり、まちは死んだ状態となってしまいました。
新宿区では独自の幹線たち策としてコロナ対策協議会を立ち上げ、感染拡大防止に努めました。組合としてこれを全面って気に協力し、ホストクラブ・キャバクラ等の協力もあり「夜の街」関連の報道は落ち着きをみせています。
令和3年度事業計画(自 令和3年4月1日 至 令和4年3月31日)
昨年来の新型コロナの影響、東京オリンピック・パラリンピック開催の不透明性など年度の予想が全く立てられない中、役員改選期に伴い組合内の組織・体制を整えるには良い機会となるでしょう。
まちの将来像、これを具現化するための組合の役割を考え構築してまいります。
コロナの終息が読めない中、多々困難もあると思いますがどうか理解を賜り、ご協力をお願いを申し上げます。
尚、個々の詳細事業につきましては昨年の実績は特異的なものと判断し、例年並みのもので立案させていただきました。
事業計画(116,210,000) ※括弧内は項目ごとの予算額
(1)共同宣伝事業(31,380,000)
 ①地域活性化に関する事業
 ・外国人観光客に対するコンシェルジュ事業
 ・大型バス導入対策
 ・TMO主催イベントの後援・協力
 ②ホームページ(ポータルサイト)の更新管理
(2)環境浄化・美化事業(7,190,000)
 ①地域安全・安心に関する事業
 ・地域安全安心ステーションの維持・管理
 ・防犯パトロールの実施(悪質客引きの撲滅)
 ・違法看板の是正指導(合同監察への参加)
 ・消防地域協定に基づく防火防災意識の向上を求める活動
 (合同防火訓練、地域防災活動)
 ・美化推進活動(定期的な清掃活動)
 ・その他参画各種協議会への協力活動
 ②食品衛生管理活動
(3)振興事業(2,000,000)
 ①各町会活動促進に対する支援協力活動
 ②部会並びに委員会活動の促進
 ③関係各団体への支援協力活動
 (4)組合ビル管理費(33,800,000)
 ・組合ビルの維持管理
(4)弁天堂維持費(1,530,000)
 ・弁天堂ならびに弁財天ビルの維持管理
(5)福利厚生事業(330,000)
 ・勉強会、親睦会などの実施
その他、一般管理費(人件費、業務費等 21,800,000)、事業外費用(支払利息 4,600,000)、 予備費(13,580,000)

会の最後に、前理事長として片桐基次氏から「歌舞伎町は不滅ですので、これから、杉山理事長には、若手の方々をどんどん起用していただいて、まったく新しい歌舞伎町を築いていただき、また2022年度には東急さんの素晴らしいビルが竣工予定ですので、皆さん本当にご苦労していただく時期ですけれど、コロナ禍が明けたあとは、素晴らしい歌舞伎町にもう一回戻りますので、皆さんで頑張っていきましょう。」と〆の言葉。個人的には底はもうすぐだと思うので、まずは杉山理事長の手腕に期待したいと思います。

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『新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言』発出 飲食店に午後8時までの営業時間短縮、午後8時以降の外出自粛等を要請 令和3年1月8日(金曜日)0時から2月7日(日曜日)24時まで


1/8~2/7(31日間)を期間として、東京都と首都圏3県(埼玉県、千葉県、神奈川県)を対象に政府より緊急事態宣言が行われました。首都圏を中心に、新規感染報告が過去最多を記録し続け、医療体制がひっ迫、この状況に歯止めをかけ、減少傾向に転じさせることが目的、とのこと。

「今回は、これまでの経験に基づき、効果のある対象に徹底的な対策を行うとともに、飲食店の営業時間短縮や、テレワークによる出勤の7割減、午後8時以降の外出自粛、イベントの人数制限の4点をパッケージで対策を行っていく。『Go Toトラベル』などについては、緊急事態宣言中は停止する扱いを継続する」(菅総理)
【要請のポイント】
◎不要不急の外出自粛、特に20時以降の徹底した不要不急の外出自粛
◎医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除き、原則として外出しないこと等を要請
特に、20時以降の徹底した不要不急の外出自粛を要請(新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条第1項)
◎事業者:営業時間の短縮、催物(イベント等)の開催制限を要請
施設管理者(「施設の使用制限」に掲げる施設)に対して営業時間の短縮を要請(法第24条第9項)、およびイベント主催者等に対して規模要件等(人数上限・収容率、飲食を伴わないこと等)に沿ったイベントの開催等を要請(法第24条第9項)
□飲食店(居酒屋を含む。)、喫茶店 等(宅配・テークアウトサービスは除く。)および、遊興施設等(バー、カラオケボックス等で、食品衛生法の飲食店営業許可を受けている店舗)に対し営業時間短縮を要請
◎営業時間は5時から20時まで。ただし、酒類の提供は11時から19時まで)
◎期間:令和3年1月8日(金曜日)0時~2月7日(日曜日)24時
□※緊急事態措置以外の対応
対象:遊興施設(食品衛生法の飲食店営業許可を受けている店舗等を除く。)、劇場、観覧場、映画館又は演芸場、集会場又は公会堂、展示場、物品販売業を営む店舗(1,000平米超)(生活必需物資を除く。)、ホテル又は旅館(集会の用に供する部分に限る。)、運動施設又は遊技場及び博物館、美術館又は図書館、サービス業を営む店舗(1,000平米超)(生活必需サービスを除く。)
20時以降の営業時間短縮、酒類提供は11時から19時までを協力依頼
期間:令和3年1月8日(金曜日)0時~2月7日(日曜日)24時
対象:イベント関係の施設である、劇場、観覧場、映画館又は演芸場、集会場又は公会堂、展示場、 ホテル又は旅館(集会の用に供する部分に限る。)、運動施設、遊技場、博物館、美術館又は図書館
人数上限5,000人、かつ、収容率50%以下を協力依頼
期間:令和3年1月8日(金曜日)0時~2月7日(日曜日)24時
□イベントの開催制限
人数上限5,000人、かつ、収容率50%以下の要件に厳格化(あわせて、20時以降の営業時間短縮の協力依頼)
期間:令和3年1月12日(火曜日)0時~2月7日(日曜日)24時
その他の留意事項として、新年の挨拶回り、新年会・賀詞交歓会、及びこれに類するものは、飲食につながるため、自粛を依頼。成人式はオンライン・延期の協力依頼。

2021年1月7日に発出された『新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言』(期間:令和3年1月8日(金曜日)0時から2月7日(日曜日)24時まで)を受け、繁華街の街頭で外出自粛や飲食店の営業時間短縮の要請として声掛けを行う都職員たち(都総務局総合防災部、新宿区危機管理など)
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【東京都「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(1/8~2/7実施分)」について】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令され、営業時間短縮が強化されることに伴い、要請に協力した中小の飲食事業者等に対し、協力金を支給。
◎支給額 一店舗当たり186万円
・緊急事態措置期間開始の令和3年1月8日から2月7日までの間、全面的に協力の場合(31日間)
・営業時間の短縮に向けて準備等が必要な場合、令和3年1月12日から2月7日までの間(27日間) のみ20時までの時短営業は、一店舗当たり162万円
◎対象条件
〇「東京都における緊急事態措置等」により、営業時間短縮の要請を受けた都内全域の中小企業、個人事業主が運営する飲食店等
〇夜20時から翌朝5時までの夜間時間帯に営業を行っていた店舗において、朝5時から夜20時までの間に営業時間を短縮するとともに酒類の提供は11時から19時までとすること
〇対象期間において、営業時間の短縮に全面的に協力のうえ、ガイドラインを遵守し、「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示すること
◎申請受付
〇令和2年12月18日からの営業時間短縮要請に係る協力金とは、別途申請を受け付け予定。
〇申請用のサイト開設時期や申請受付期間、申請方法等は決定次第、東京都ホームページにて公表予定。
【新型コロナウイルス感染症に係る雇用調整助成金の特例措置について】(継続中)
雇用調整助成金は、事業者が労働者に休業手当等を支払う場合、その一部を助成する制度です。特例措置により助成率及び上限額の引き上げが行われており、一人1日15,000円を上限額として、労働者へ支払う休業手当等のうち最大10/10が助成されます。
学生アルバイトなど、雇用保険被保険者以外の方に対する休業手当は、「緊急雇用安定助成金」の助成対象となります。(助成の内容や申請先は雇用調整助成金と同じ)
詳細:厚生労働省雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)→ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
《ポイント》
〇令和2年12月31日を期限とする特例措置について令和3年2月28日まで延長。
〇令和3年3月以降の対応については、雇用情勢等を総合的に考慮し改めて判断。
- 休業・教育訓練の場合の助成率
・中小企業 4/5 (解雇等を行っていない場合は10/10)
・大企業 2/3 (解雇等を行っていない場合は3/4)
- 休業・教育訓練の助成額の上限 日額 15,000円
- 学生アルバイト・パート労働者(※1)も対象(※2)
(※1)週の所定労働時間が20時間未満の労働者
(※2)「緊急雇用安定助成金」として支給しています。
なお、緊急事態宣言に伴い、1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の知事の要請を受けて営業時間の短縮に協力する飲食店等に対し、雇用調整助成金の特例措置に係る大企業の助成率も最大10/10に引き上げる予定
雇用調整助成金の申請手続は、事業所の所在地を管轄する都道府県労働局またはハローワークで受け付けています。郵送での申請も可。
その他、新型コロナウイルス感染症対策の継続中の各種支援(給付、助成、融資、猶予減免等)についてはこちらを参照ください。
→ 内閣官房各種支援案内ページ https://corona.go.jp/action/
→ 東京都 新型コロナウイルス感染症 支援情報ナビ https://covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp/

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2021.1.7 緊急事態宣言発出。

その前日、都庁には重い空気がのしかかっていました。
現場の幹部は「季節性なんですよね、春になれば・・」と空を見上げていた。オレにそれを聞くのか?と笑ってしまったが、今はひとまず、自分のコロナ観はおいておこう。

国の特措法改正の動きに期待をしている。経済が、社会活動がどうなろうと知ったこっちゃない人たちが人口の4割強を占めるこの国。だからいくら"まとも"なことを言ったってそう簡単に物事は動かない。
政府は、一つは年末年始の人の動きを想定しきれなかったのだろう。今の陽性者数"だけ"を見てれば、たしかにこの国は緊急事態だ。だから「緊急事態宣言」なのだろうが、"緊急"すぎて、中身が緊急に相応しいものになってない。
正直、個人的にはどっちの道へ行こうと構わないが、どの道であれ、ある程度の『犠牲』を許容することに違いはない以上、本来それを説明するのは政治の責任、しかし、それ、してないよね。菅さんも、小池さんも。
どっちの道に進もうが、やるならやるでちゃんと説明してやろうよと、そんな話をすることを積み重ねてます。
なんなら小池さんにお願いしたいと、なんのために、誰の命を守るために、何の時間稼ぎで、今、どうしても市民の、とりわけ飲食、そして"夜の街"の人たちに我慢が必要なんです、とか、そういうわかりやすく響くメッセージがあれば、例えば、若者たちにこそある「正義感」(多少危うさもあるが)にだって響かせることができるんじゃないかな。オレ、なんだったら撮りに行きますよ、そんな話もしたっけ。
今時対策の肝は、"コロナはただの風邪"な若い人たちと、高齢者や肥満等ハイリスク者コミュニティとの接触を断つことなんだと思います。もっと言えば、この間の会話を無くす。そのために、"飲食・飲酒"がターゲットされた。ただ、東京都が二の足を踏んだ時短要請、その背景にあったのは、都内保健所で把握されている感染の主たるルートの情報。家庭内感染の"最初"が、「とうちゃんからかあちゃんに移ってるんだよね、すでに。」(新宿区幹部)
これをどう見るか。「もはや主戦は職場や会食じゃない。」と。
正月、買い物、どこ行っても人いっぱいでしたよね。で、そこで大声でしゃべってるのって誰でした?観察してるとわかるけど、概ねオバちゃんたちでしたよね。おとうちゃんは黙って買い物に付き合ってる。無口。まあ、そういうことなんだろうなと。だから、"時短"じゃなくって、"外出自粛"にこだわったのだろうなと、そんな風に感じてます。東京都の状況と、地方はもう少し違うかもしれません。尾身さんの言ってることがどうもずれてるのはここらからくるんだろう。東京都が時短を求める"べき"だった時は、Go toとかでうかれてた10月11月のころだった。12月、まして今となっては、飲食に時短?では最早ない。

さて、アナウンス効果で外出自粛がどこまで効くのか。効けば接触機会は減るので、表面に見える陽性者数は減るかもしれない。最初に書いたように「季節性」でも2月ピーク、いろいろ重なると、何が効果だったのかわからなくなるが、それはまあいい。ただ、そのアナウンス効果のためにいくら使うの?なんなら上手なメッセージがあれば1円もいらなかったんじゃないの?とか思うところもあります。その金、全額医療にどうぞ。コロナ専門病院ガンガン建ててください。それも自衛隊か消防が所管で。そして医師会ダマレ。

実効性がある施策をどこまで組めるのか。

感染拡大には必ずハブがある。例えば繁華街は面として機能し、そこにいる人たちがハブになる。ハブは若者たち、おばちゃんたち。そして、見落としてはならない大事な部分は、若者とハイリスク高齢者のハブになる中間世代の我々4-50代。この世代が実は一番厄介。言うこと聞かない(自己反省も含めて)。。
新宿区の吉住区長は、成人式を敢行しようと最後まで頑張ってた。が、その姿勢に意味があるのではないか。ハブになる人たちに協力を求めず、どうやってこの国の状況を改善できようか。しかし、彼らに響くメッセージをリーダーたちは持ち合わせていない。まして医師会はアレだし、厚労省はコレだし・・素人の政治家たちには荷が重い。しんどいと思うよ、マジで。それでも、この国のコロナ被害が今程度で済んでるのは、それを支えてるのは、ほんとに無名の市民たち。ささやかながら一人一人の努力を国は無駄にしてほしくない。

国にも都にもボールは投げています。でもまだボールは帰ってきません。

本音を言えば、おそらく日本の医療システムはダメだ。じき明らかになる。
当初"風邪"ほどのリスクしかなかったコロナも、度重なる「自粛」によって、"訓練"の機会を奪われた人の免疫は弱くなっている。おそらく昨年同様、新たな型へと変異したウイルスも数か月ごとに現れる。コロナも古い型は淘汰され、次々現れる変異の中で免疫を回避するものが生き残り、増え、リスクを高める。多少の効果はあったかもしれないが、実質何もしてないに近しいこれまでの施策、つまり生ぬるい同調圧力でことが済んできたこれまではまだ良かった。状況は大きく変化しつつあり、今となっては、せめてリスクの高い人たちへのワクチン接種がすむであろう数か月先まで『私権制限』が必要、と私は考えているが、そこまで今の政府は踏み込めるのかどうか。

今回はなんだか遠い。難しいかもな・・
そんな一年のはじまり。

接触機会が減ると、アイツ元気でやってるかな?って気になるよね。
私は元気です。夜の街のみなさん、この機会に、太陽の光に当たりましょう。免疫大事。
今年もよろしくお願いします。

寺谷公一


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令和2年12月25日 警視総監が歌舞伎町を巡視 ー 年末年始の特別一斉警戒を発令 [まちづくり]


年末年始の犯罪防止のため、警視庁は25日、東京都内の繁華街を中心に約1万9000人の警察官を動員し一斉警戒を行いました。斉藤実警視総監もこの日、クリスマスの歌舞伎町を巡視。新宿署にて状況報告を受けたあと、17時10分ごろに歌舞伎町に到着、歌舞伎町交番勤務員を激励後、17時20分交番を出発、渡会幸治新宿警察署長の案内で、署員など警察官約70名とともに、15分ほどかけ、シネシティ広場から劇場通り一番街、ゴジラロード付近の巡視を行いました。
斉藤実警視総監コメント
「年末年始特別警戒中の一環として、本日、「一斉警戒」と銘打ち、警視庁を挙げて街頭警察活動の更なる強化を図っているところ、日本を代表する繁華街である新宿歌舞伎町を巡視いたしました。
今月20日から実施している特別警戒については、新型コロナウイルス感染症に伴う休暇の延長や分散化を見据え、例年とは異なる不測の事態に備えるという観点にたち、警戒期間を来年1月11日までの23日間と定めたところであります。
警視庁といたしましては、今後も、歌舞伎町をはじめとする繁華街の環境浄化対策を強力に推進するほか、「東京2020大会」に向け、これらの盛り場を拠点に不法な利益を得ている暴力団の壊滅や不良外国人の取締りを徹底するなど、都民の皆様が平穏のうちに明るい新年をむかえられますよう、引き続き、首都東京の安全・安心を守るため、全力を尽くしてまいります。」
毎年"恒例"と言ってはなんですが、歌舞伎町の年末の"風物詩"とも言える警視総監の歌舞伎町視察。本年はコロナ禍ということで、例年であれば街の人たちも一緒にまわるところを、挨拶は新宿署にて行い、ここでは警察のみの巡視となりました。警視庁は、年末年始の特別警戒本部を12月20日に設置、年明けの1月11日にかけ、延べ約24万9000人を動員し、金融機関を狙った強盗事件やひったくり、すりなどへの警戒を強化する方針とのことです。

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2020.11.19 国立感染症研究所 感染症疫学センター 第二室長 砂川富正氏(新宿区新型コロナウイルス感染症対策アドバイザー)講演 [新型コロナ対策]



新宿区新型コロナウイルス感染症対策アドバイザー 砂川富正氏(国立感染症研究所 感染症疫学センター 第二室長)講演会
令和2年11月19日 第3回新宿区繁華街新型コロナ対策連絡会 於:新宿文化センター

砂川富正(すながわとみまさ)/国立感染症研究所 感染症疫学センター 第二室長
2013年4月より現職。室長として患者発生動向・病原体サーペイランス等の業務、新型コロナウイルス感染症対策に従事。感染症の専門家として、厚生労働省における活動、全国自治体で発生しているクラスター対策への助言・支援を多数実施。令和2年8月21日より新宿区新型コロナウイルス感染症対策アドバイザーに就任。

動画: 開会あいさつ/吉住健一氏(新宿区長)
講演会/砂川富正氏(新宿区新型コロナウイルス感染症対策アドバイザー、国立感染症研究所 感染症疫学センター 第二室長)
閉会挨拶/手塚マキ氏(Smappa!Group 会長/歌舞伎町商店街振興組合常任理事)

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歌舞伎町冬の風物詩~令和2年度の第15回新宿区役所通りイルミネーションが点灯。来年2月末まで、夕方から翌朝の間、"夜の街"を優しく灯します。 [季節]


令和2年11月2日(月) 15年目となった歌舞伎町区役所通りイルミネーションが点灯。来年2月末まで、午後4時半より翌朝まで街に光を灯します。今年も、新宿・歌舞伎町、冬の風物詩、区役所通りの約90本のカエデやイチョウの街路樹に、約12万個の発光ダイオードが灯されました。点灯式に先立って、今年は、16時より東京消防庁の音楽隊の演奏が行われ、17時に点灯、点灯式後は例年通りデキシーパラダイスのジャズ演奏が街を彩りました。

このイルミネーションはNPO法人 新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会、チェックメイトビルのオーナーでもある藤澤薫氏(73・理事長)が主催、平成18年の第1回目のイルミネーション以来、彼女が中心となり、近隣有志の寄付によって費用を捻出、実施されています。街路樹にワイングラズをモチーフにした"夜の街"らしいデザインが、優しく歌舞伎町を灯します。

第15回新宿区役所通りイルミネーション
がんばろう 日本 〜元気を歌舞伎町から〜

私共「NPO法人新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会」は2006年11月より毎年区役所通りの樹木約90本にイルミネーションを装飾する活動をして参りました。
この度15回目を迎える事となりました。3Aの会とは「安心(A)明るい(A)歩きやすい(A)」と言うように願を込めて頭文字をとり「3Aの会」と命名いたしました。これまで事故も無く、歌舞伎町を訪れる全ての皆様を明るく,暖かくお迎えしております。
この事業は全てご寄付で賄っております。一つ一つの明かりがご協力して戴いた方々のお気持ちの結集となっております。 昨年の暮れに中国武漢から発生いたしました「新型コロナウィルス」が今や世界中に広がり終息のめどが立っておりません。また、全世界的に自然災害に見舞われ二重の苦しみとなってしまいました。その上日本に於いては「夜の街」がいかにも新型コロナの発症源と言うようなことを言われ、まじめに働いているこの街の人々にとりまして風評被害を多いに被って大変な思いをしております。
このイルミネーションが皆様に勇気と元気と、そして益々活性化することを願って今年も11月初めから来年の2月末日まで点灯いたします。 ワイングラスをかたどりましたイルミネーションを是非見にいらして下さい。

特定非営利活動法人 新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会
理事長  藤澤 薫

【ご寄付に関して】
■郵便振替口座を利用  (所定の払い込み手数料が別途かかります。)
口座番号 00150-9-262182
口座名義 特定非営利活動法人  新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会
通信欄 「寄付金」とお書きください。
受領証をご希望の場合は、お名前とご住所を明記の上、 通信欄に「受領証希望」とご記入ください。

■銀行振り込みを利用  (所定の振込み手数料が別途かかります。)
金融機関名 三井住友銀行
支店名 新宿支店
口座種別 普通 口座番号 3864302
口座名義 特定非営利活動法人  新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会

〔お問合せ先〕 特定非営利活動法人  新宿歌舞伎町区役所通り3Aの会
http://www.npo-3a.org/
新宿区歌舞伎町2-23-12 チェックメイトビル
TEL 03-3209-2238  FAX 03-3209-2459
(TEL・FAXともに株式会社チェックメイトとの共有になります。)


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歌舞伎町が忘れてはならない記憶-2001年9月1日未明、44名の尊い命を犠牲にした歌舞伎町ビル火災、あれから19年が経ちました。 [その他]

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9月1日午前1時。2001年のこの日この時間、歌舞伎町で44名の犠牲者を出す雑居ビル(明星56ビル)火災がありました。あの日から19年の月日が経ちました。
現場は歌舞伎町劇場通り一番街(新宿区歌舞伎町1-18-4)、明星56ビルは今はもうなく、地権者も変わって、現在はここには低層の飲食店が営業をしています。19年の月日が経った2020年の9月1日、例年ご遺族の方たちがこの場所を訪れて献花をされる姿があるのですが、今年はこのコロナ禍ということでおいでになれず、とはいえ、どなたかが花を置いて行かれたようでした。 観光地化がすすみ、外国人観光客で賑わっていた昨年までとうって変わって、今の歌舞伎町は新型コロナウイルスの惨禍によってすっかり様変わりし、来街者は減りました。 しかし今の歌舞伎町にも、この街で生き、あるいは働く、若者たちはい続けています。19年前のこととなれば、最早その若者たちの記憶にはない出来事かもしれません。 こうした繁華街で生きる人たちには知っておいてもらいたい、壮絶な出来事の記憶を記しておきたいと思います。



◆2001年9月1日未明の歌舞伎町ビル火災◆

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2001年9月1日に東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビル「明星(みょうじょう)56ビル」で起きた火災。44名が死亡し、日本で戦後5番目の大惨事となった。多くの死傷者を出した原因は、ビル内の避難通路の確保が不十分であったためとされる。出火原因は放火と見られているが犯人はまだ不明。(2010年4月の改正刑事訴訟法成立後、公訴時効消滅)

◇新宿区歌舞伎町ビル火災の概要(消防資料による)

1 発生日時等
  発  生:平成13年9月1日(土) 調査中
  覚  知:     〃       01時01分(119番による)
  延焼防止:    〃       02時14分
  鎮  圧:     〃       05時36分
  鎮  火:     〃       06時44分

2 出火場所
  東京都新宿区歌舞伎町1丁目18-4 明星(ミョウジョウ)56ビル
  耐火4階建 地下2階地上4階 複合用途

建築面積 83.07平方メートル 延床面積 497.65平方メートル(建物所有者 (有)久留米興産)
着工    S59年10月 1日 使用検査 S60年11月22日

B2  76.78平方メートル 機械室、ニュークラブレイン
B1  74.60平方メートル カジノパラダイスクイン
1階 82.43平方メートル 風俗店無料案内センター
2階   〃           ナースイメクラ(セクハラクリニック)
3階   〃           ゲーム麻雀一休       
4階   〃           キャバクラ(スーパールーズ)

3 概要
3階麻雀店から出火し、4階飲食店に延焼拡大した。3階80平方メートル、4階80平方メートルで延焼防止。なお、出火時3,4階に多数の逃げ遅れ者がいた。
(特記事項)
屋内階段は1ヵ所かつ狭隘で、3階から4階の階段はロッカーが多数置いてあり、消防隊の活動障害となった。3,4階の階段の防火戸が開放されていたため、火炎の拡散が早かった。 

4 焼損程度
3階部分80平方メートル、4階部分80平方メートル、計160平方メートル焼損

5 死傷者
(1)死 者 44人(男性32人、女性12人)
(2)負傷者 3人(男性3人)

6 消防機関の活動状況
(1)東京消防庁
   救急特別第2出場 救急車 48、火災-第2出場 車両53、計消防車両 101台
    (内訳・救急48、ポンプ・化学25、はしご4、救助6、指揮車6、他12)
   職員 340名 消防団員 21名 計361名
(2)消防庁の対応
 9月1日(土) 
  01時40分 覚知、情報収集開始
  02時00分 第1次応急体制(予防課に災害対策室を設置)
  04時30分 第2次応急体制(消防庁次長を本部長とする災害対策本部を設置)
  05時30分 東京消防庁に予防課職員を派遣
  07時20分 現地に予防課職員を派遣
  09時00分 消防庁長官が現地を確認
  17時15分 第1次応急体制に変更
 9月6日(木)
  16時30分 第1次応急体制解除
7 その他(東京消防庁情報)
  火災原因については調査中

当時建物にいた客と従業員のうち、3階の19名中16名、4階の28名全員の計44名が死亡。3階から脱出した3名が負傷した。ビル3階と4階のセクシーパブ「スーパールーズ」の防火扉が開いていたため、この2フロアに特に煙の回りを速めたこと、また避難をしようとした客と従業員らが屋上に上がろうとしたものの、出入り口を荷物らで塞がれ脱出不能状態だったことなどが被害を大きくした原因とされている。3階ゲーム麻雀店で助かった3名は、事務所の窓から脱出した従業員。また、目撃証言から「4人目」の生存者がいたとされるが、この人物はその後不明。

◇裁判等その後の経緯(民事・刑事訴訟)◇

■民事:2003年2月、ビルのオーナー及びテナントの関係者など6名が消防法違反、業務上過失致死の疑いで逮捕。
明星56ビルは東京消防庁から使用禁止命令が出、さらに犠牲者の遺族がビル所有会社と6被告らを相手取って提訴した損害賠償訴訟の過程で保全処分が出されたため、そのまま残されていた。2006年4月18日、民事裁判について概ね和解が成立したため保全処分が解かれ、その後解体された。ビル管理会社「久留米興産」やビルの実質的オーナーの瀬川重雄被告らとの民事裁判は最終的に2007年3月2日に終決、被告側の支払い総額は約8億6800万円。

■刑事:業務上過失致死傷罪に問われたビル所有会社の実質的オーナー、瀬川重雄ら6被告の判決公判が行われたのは2008年7月2日、東京地裁で開かれた。業務上過致死傷罪に問われていたのは、瀬川、永井両被告のほか、ビル所有会社社長、山田一夫、3階マージャン店の元実質的経営者、伊沢義司▽元同店店長、松元輝二、4階飲食店元経営者、後藤雅之各被告。6被告はいずれも無罪を主張してきたが、一方検察側の主張は「被告らは防火扉の管理や避難経路の確保などを怠り、被害を拡大させた」と主張。瀬川被告に禁固3年、執行猶予5年(求刑禁固4年)、5被告を執行猶予付きの有罪とした。3階マージャン店関係者永井伸二被告は無罪。

2001年9月1日の歌舞伎町ビル火災を契機に、その教訓を生かすべく、その後消防法・火災予防条例等が改正された。2002年10月25日の消防法改正ではビルのオーナーなどの管理権限者は、より重大な法的責任を負うこととなり、防火管理意識を高めるきっかけになった。また、自動火災報知設備の設置義務対象が従来より小規模なビルにまで拡大され、機器の設置基準も強化された。とくに違反是正の徹底として、それまで消防の立ち入り検査にあった時間制限が撤廃され、また措置命令発動時の手続きの簡略化、検査員の権限強化、あるいは違反時の公表、建物の使用停止命令、刑事告発などの積極発動により違反是正を徹底。罰則等も強化され、従来の「懲役1年以下・罰金50万円以下」から「懲役3年以下・罰金300万円以下」に、法人の罰則も、従来の「罰金50万円以下」から「罰金1億円以下」に引き上げられている。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


民事・刑事の各訴訟が終わって以降、歌舞伎町ビル火災の遺族会は解散、火災が放火によるものと推定、しかし仮に放火だったとすればその放火犯は未だ捕まっていません。「放火と断定しにくい」(当時の警察関係者)ということで「疑い」のまま18年の月日が経ちました。警察・消防の検証により、出火点は3階階段踊り場東京ガスのガスメーターボックス至近であることは特定されています。が、ガスメーター本体はガス管から外れ、ボックス内の底面に直立した状態で発見されていることから、このガスメーターはおそらくガス窃盗目的で外されおり、では外されてた状態を管理者は放置していた、という話を聞いたことがあります。個人的には、そこで何かしらの理由にで引火、加えてバックドラフトなど複合的な要因で大きな火災になったのではないか、と考えたりもしましたが、諸々不明確なまま年月は過ぎてしまいました。また当時、警視庁捜査一課は、"犯人は中国人"というやや偏りのある情報に頼り、当時歌舞伎町にいた中国人を片っ端から逮捕、相当きつい尋問を行ったようですが、そのことが却って、最も情報を持っていたであろう"側"の捜査協力が得られなかったなど初期の捜査の在り方にはやや問題があったようにも感じます。


いろいろ特定できない中で、結果的には、ビル管理の状態の酷さがこの火災を大惨事にさせた主な要因であるとして、当時、このビルのオーナーだった瀬川重雄氏は加害者側の中心人物として裁かれました。管理の酷さ故にビルという大きな財産(自身所有の建物)を失ってまでも、彼は被害者ではなく加害者として裁かれたわけです。
この事件をきっかけに、ビルの管理責任が重くなり、条例も施行、それは、現実の歌舞伎町"浄化"作戦では有用な施策の一つとなってきました。しかしながら、私自身その"浄化"作戦側の渦中にいながらも、資産家で逃亡しないビルオーナーに責任を、というのは、どこか、ある種のスケープゴートではないか、という、もやっとした霧中感はずうっと晴れぬまま、月日が経ってしまったというか、闇の濃い事件(事故)だなと思います。




歌舞伎町ビル火災で亡くなった中村沙由理(さゆり)さんは当時23歳でした。
2001年8月31日から深夜またぎの9月1日午前1時ごろ、ビル3階のゲーム麻雀店「一休」のエレベータ付近から出火。第一通報者はその後の調査により、携帯電話の発信履歴から4階「スーパールーズ」従業員の中村さゆりさん(当時23歳、この火災で死亡)と思われる。さゆりさんの遺族(母、すい子さん)によると、遺体は綺麗でやけどの跡はなかったという。被害者のほぼ全員が一酸化炭素による窒息死。写真は亡くなる10日ほど前に足利の自宅にて撮影したさゆりさん。彼女の携帯電話の履歴から、さゆりさんが第一通報者とみられている。1978年生まれ、当時23歳でした。


さゆりさんの実家は栃木県足利市、家業は建築関係の会社。「渡良瀬川に沈む夕日がとても綺麗で、それを見るのが好きだった。でも、公衆電話なんてないわよ~なんて言ってたわ。」とお母さん。さゆりさんは、市原悦子さんのファンだったそうで、女優になる夢を見て東京に出てきた。TVドラマのエキストラの仕事をしながら、しかし火曜サスペンスの湯煙シリーズかなにかの仕事でヌードになる仕事が入ってきたとき「ヌードはイヤ」と断ってプロダクションを転々としたことも。それでも養成所に通い、少ないギャラのエキストラの仕事で緑山のスタジオなんかにも行っていた。なかなか生活費を稼ぐのが大変で、そのため友人の彼氏が店長をやっているという歌舞伎町の「スパールーズ」でアルバイトを始めたと言う。当時、スーパールーズは歌舞伎町では有名な繁盛店のキャバクラだった。当時、さゆりさんには恋人がいて、「彼氏がいるんなら、結婚したら?」という親の声に「女優として自立するまで結婚は考えてないわ。少なくとも30まではね!」なんて言っていたそうだ。


スーパールーズを退店、しばらく実家に戻っていたが、店の方からどうしても人が足りないからと請われ、再びスーパールーズに戻る。そして、その直後、2001年9月1日歌舞伎町ビル火災が発生。火災は3F麻雀ゲーム店「一休」のエレベーター付近から爆発音とともに出火、当時3・4Fの間の防火扉は周囲に置かれた酒瓶やモップ、お絞り等が置かれ機能する状態ではなかったため、火災の炎と煙をこの2フロアに一気に広がった。0:57、4Fのスーパールーズにいた中村さゆりさんの携帯の履歴から、これが第1通報だったと思われる。

「歌舞伎町なんですけど、火事みたいで煙が凄いんですよ、歌舞伎町一番街のスーパールーズ
です。早くきてください、出られない、助けて」 「火事です、今現場いっぱい、4階、もう避難できないんで早く助けてください。10人ぐらい。お願い」(9月1日午前1時前後のビル内からの119番通報)―そして消防隊が到着するも、建物の屋外階段は一箇所、それもロッカー等が置かれ、これが消防作業の障害になり被害が拡大。死者44名(男性32名、女性12名)、負傷者3名。日本で戦後5番目の大惨事となった。さゆりさんのいた4Fには28名の男女がいたが、全員急性の一酸化炭素中毒で亡くなった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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2001年9月1日、警察の発表では放火の疑いということですが、未だ答えは出ていません。44名の方が亡くなった日本で戦後5番目の大惨事が歌舞伎町で起きたという事実、今も多くの雑居ビルでは変わらず危うさも残る「歌舞伎町」、さらにコロナ禍にあって空きテナントが増え、どうしても「隙」が増えています。"記憶"を風化させないことが街の安全の礎になればという思いで、毎年同じ中身ですが記憶を振り返るべく、こうして記し亡くなった方たちの冥福を祈りたいと思います。
44名の尊い犠牲があって、以来、ルールとして防火防災施策は強化されてはいきました。このことを重く受け止め、記憶のあるものはその記憶をつなぎ、二度とこのような悲惨な出来事が起きない、起こさないようにと襟を正す、歌舞伎町にとって9月1日とはそんな日であってほしいと願います。


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