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4月20日(日)第4回新宿ゴールデン街フリーマーケット開催 [イベント]

4月20日(日)、新宿ゴールデン街では今回が第4回目となるフリーマーケットが開催された。「昼間から呑んで食べて買い物するという夢のような大人のイベントです。店主、常連客達が出店するのでゴールデン街が初めてという方には特にお薦め!この機会にゴールデン街デビューへのチャンス!陽春の中、昼間のゴールデン街フリーマーケットで盛り上がりましょー!!」(フリマ実行委員会)ってことで、今までだいたい30軒程度の参加だったこのフリマ、今回は48軒が参加、自分も昼からこのイベントに顔を出した。

DSC02216.JPGほとんどの店が朝まで営業をしていた後なだけに、自分が顔を出した昼過ぎ、若干どよ~んとしたけだるい空気もあったり。。。というか、自分も朝の5時頃まで(気分的にはついさっき・・・^^;)この街にいて、一回ウチに戻って風呂に入り軽く2時間ほど寝てからまたここへやってきたもので、ボクの方も若干どよ~ん・・・。。

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▲第4回新宿ゴールデン街フリーマーケット参加店舗マップ▲左端が実行委員長のぺんぎん村(5番街)さん。自分がついてすぐの写真。すでに十分酔っ払い・・・(笑)

DSC02223.JPG←ルマタン(5番街)でかつてのゴールデン街「守ろう会」のTシャツ発見、1500円。

DSC02246.JPG DSC02243.JPGぺんぎん村のまん前、COCO5(5番街)で朝ごはん^^;カレーとポテサラで600円(安!)。「吉本も近くに来たし、ランチでもやったら?」「そうねぇ・・」みたいな会話を。

DSC02247.JPG DSC02249.JPG花園1~8番街側の三光商店街振興組合の奥山理事長(奥亭、O2、GARDEN)も奥亭の前で出店。写真の黒電話(3000円)なんだが、これ、第1回のフリマ(2006年10月開催)から売れてません;;。第1回の時がたしか8,000円、8,000円じゃ高いよ~って言ったら第2回から5,000円。今日の第4回では3,000円まで下がってるし・・・・ww

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▲まねき通りのチキートあたりだったかな。エロ本1,000円、って・・・読んで、いや客そっちのけで見てるし。。▲右、O2のチサコちゃんたちは、焼き鳥を焼いてました。焼き鳥より「足」が売り?^^

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▲左、原子心母(3番街)では挽きたてコーヒーの立ち売り。通りにコーヒーのいい香りが漂ってました。▲真ん中、花園一番街のBRIAN BARではスポーツシューズ(500円)など、、、というか売ってたのは客の良一クンたち。店員(バーテン)のメイは2Fですでに酔いつぶれて爆睡^^;▲右はG2のかぼちゃチーム。フリマというかバーベキューですか??みたいな。

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DSC02301.JPG3番街入口のソワレ。左端が店のオーナーのソワレさん、シャンソン歌手です。ソワレさんの横のマヤちゃんはあのピエール・〇〇ーの娘さん^^

DSC02304.JPG草子ちゃんとヒロミ(グリーンバード歌舞伎町チームでおなじみ)も来てくれた。「マキ兄(手塚真輝クン)に買ってもらっちゃった!」スカーフと大きい布ですが、いくらしたの?「100円。」(笑)

とまぁフリマが主なのか呑むのが主なのか(明らかだけど^^;)こんな具合に夕方5時まで盛り上がってました。さすがに15時を回る頃には客は増えてるのに店の人間が見えないなぁ~というほど(たぶんどこかで寝てたんだろうけど)、17時にはみんな出てきてぼちぼち撤収~ってことで終了。

ペンギン村さんやCOCO5のママとも話してたんだが、ランチは多少は需要があると思う。しかし、1軒2軒がやったところでうまくはなかなかいかない。これまで数店ランチ営業を試みたがことごとく失敗。そもそもゴールデン街で昼間ランチをやってるなんて大抵の人は思うわけがない。もし仮にランチをするなら、せめて10軒くらいのお店が多様なメニューで一気に開始でもすれば発信力にもなるし、あるいはムーブメントになるかもしれない。そんな話をした。

再開発の噂が絶えないこの街ではあるが、古くからこの街にいて若干閉鎖的な人たちも多いし、一方で最近お店を開いたような若い世代(フリマに参加しているのは若い最近の世代が主体)なんかは社交的だが古い世代の人たちとは温度差もある。より活性化、積極的に宣伝していこうという若い世代と城連だけで細々ひっそりがゴールデン街らしいという人たちの間の溝は大きい。だが彼らに共通するこの街で「生きていく」という意味で言うとやはり再開発の噂に翻弄しながらも街を守っていきたいという思いはそれぞれあるように見える。仮に動きが出るとしても、古い世代が去っていくこれからの10年、その後若い世代がこの街を担う時代がやってきてからだろうなぁと思う。何といっても街がまとまっていない。まとまっていないからこそ動かない。むしろまとめない方が街はその姿を維持していくのではないか。仮にどちらを向くにせよまとまったほうが危うい予感がするのはたぶん自分だけではないのではないか。


「三番街の五時間」

千色の虹と四門の欠けら
道路を走る闇に顔が無い
 
月が見る私が偶然
私を見る月が平和
 
お酒の匂い、手がベタベタ
貴方の匂い、口がベタベタ
 
すいません、聞いていない、
彼がずっと呼んでいたのね。
 
今日の夜は日曜日の午後より明るい
今日の夜はいつもより深くて深くて…
 
空気に寄り掛かって
実の質に溶かされて

ただここにいたいだけ。


(c)Helen Anna Vogt

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4月の初旬、ドイツの友人、ヘレンからメール。「クラクラ(G2)で詩の朗読をやるから見にきて!」上の写真はその時のもの。彼女と初めて会ったのは昨年夏。もっとも自分のブログを通じてメッセンジャーでやり取りするようになったのは一昨年の冬だった。「テラさん、ゴールデン街はどうなるんですか~・・?心配してます。」彼女は、以前からたびたび日本に来ては新宿ゴールデン街の雰囲気を好きになってくれたようで、それ以来この街を愛してくれている。

彼女自身母国語のドイツ語以外に日本語、英語、フランス語、中国語を話す。彼女の詩を読むと、やや言葉遊び的なところも感じないわけではないが、年齢的なことを考えるとずいぶんと大人っぽい中身。詩の朗読のときにゴールデン街で有名な酔っ払いの森さんが「実体験なの?」と聞いたときにヘレンは恥ずかしそうに「そうです^^」と答えていた。

街を好きになる、大事にしたいと思う。そんな心の底の部分にあるものというのは、ヘレンだけじゃなく大体似たようなことがあるかもしれない。この僕も、ここに書くようなことではないが、自分の人生でも特別大事なストーリーがこの街に存在する。そのストーリーの「場面」となったところには特別な愛着がある。あるいは、そこで関わりあった人たちにも同様に、深い思い入れがある。自分にとって歌舞伎町やゴールデン街は仕事場ではあるが、とくにその中のある小さな空間は本当にプライベートな場所でもあって、また僕にとっては「奇跡の起きた空間」とでも言いたくなる特別な場所でもあり、だからこそその空間と空気を共有するゴールデン街や歌舞伎町がなんというか愛おしいのかもしれない。

Helen Anna Vogt :彼女のブログ for thirsty aces


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