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6月7日(土)より15日(日)まで歌舞伎町大久保公園特設テント劇場にて東京ギンガ堂「ねこになった漱石」公演【告知】 [映画・演劇・ライブ]

6月7日(土)より15日(日)、新宿・歌舞伎町二丁目にある大久保公園特設テント劇場にて、東京ギンガ堂「ねこになった漱石」の演劇公演が行われる。

ねこになった漱石_東京ギンガ堂.jpg

『ねこになった漱石』 脚本・演出=品川能正 【発売日】2008/04/16

我が輩の好物はアイスクリームに汁粉、羊羹、牛鍋。
医者に止められるほどジャムを舐め。
死因はピーナッツ。
我が輩の名は……。
新宿に生まれ、新宿に没した明治の大文豪、
夏目漱石を歌とダンスで綴る日本版キャッツ!?

【概要】
新宿で生まれ、新宿で育ち、新宿で亡くなった生粋の新宿人“夏目漱石”。
漱石が晩年創作で活動の拠点とした早稲田南町の「漱石工房」には、夜ごと門弟や文士、仲間が論議した。
安部能成、寺田寅彦、芥川龍之介、武者小路実篤、志賀直哉……。
連日の深酒がたたり、ぼんやりした頭で彼らの論議を眺めていた漱石は、やがて書きかけの小説の登場人物が乱入し、座の人々がネコに見えてき───。
子ネコや親ネコが飛び交う中、さらに別の小説の登場人物も……。
明治の日本人の姿をネコに託し、面白、可笑しく展開する日本版“キャッツ”

【公演詳細】
会 期:2008年06月7日(土) ~ 2008年06月15日(日)
会 場:歌舞伎町「大久保公園」内特設テント
料 金:3,000円 ~ 5,500円
【発売日】2008/04/16
A席(椅子席)前売5,000円/当日5,500円
B席(桟敷席)前売3,000円/当日3,500円

【チケットの取扱い】
電子チケットぴあ
東京ギンガ堂ホームページ

【STAFF】
脚本協力:谷 賢一/音楽:上田 亨/舞台美術:加藤ちか/振付:千月啓子・神崎由布子/照明:関 嘉明/音響:今西 工/衣裳:西原梨恵/写真:宮内 勝/舞台監督:森下紀彦/演出助手:河田園子・秋葉由美子/画:伊藤桂司/宣伝美術:武田昌也/制作統括:樺澤 良/制作:木村優子・佐藤 理・三好佐智子/企画・制作:東京ギンガ堂/共催:「ねこになった漱石」上演実行委員会(実行委員長:新村雅彦、顧問:中山弘子<新宿区長>)
後援:新宿区

【CAST】
西本裕行、大谷朗、米倉紀之子、溝口舜亮、沙羅にしき、串間保、江口信、品川恵子、山本悠介、黒田瑚蘭、勝野洋輔、千月啓子、西原信行、吉田倫貴、森下庸之、岡田茜、あべなぎさ、大谷瑠奈、野口真緒、橋本志乃、野屋美由紀、安藤沙織、牧野亜莉沙、高見澤りな、加藤有彩希
特別ゲスト:夏目ひみか

過去の歌舞伎町における東京ギンガ堂公演:2006年東京ギンガ堂公演「夢~歌舞伎町物語」 2007年「デージーの咲く街-新宿物語」(歌舞伎町大久保公園特設テント劇場公演)

■5月8日に行われた東京ギンガ堂公演「ねこになった漱石」記者会見より

DSC02399.JPG中山弘子新宿区長(実行委員会顧問)
「新宿区は漱石が生まれ育って、生涯を閉じた街です。漱石の生誕の地は新宿区喜久井町というところなんですが、そこは夏目家ゆかりの夏目坂をはじめとしまして数多くの記憶をたどれるそんな街です。実は昨年漱石生誕140年ということで、私ども新宿区としては民間の方々と一緒になって区をあげて漱石の生誕140年の取り組みをしてまいりました。その中でも区として一番大きく力を入れたのが漱石の終焉の地となった、また活動の場でもあった漱石三房というものを私どもとしてもぜひ復元をしていきたい、これは早稲田南町、喜久井町の近くです。そこは漱石公園として一部整備されているんですけれども漱石がいた時代からの耀壁が壊れてきたというのを契機にして、漱石の誕生日でもある2月9日にリニューアルを終えることができました。
今回の「ねこになった漱石」はその漱石三方房を舞台に、漱石と夏目家代々の猫たちとの交流を、漱石の人生をたどりながら綴っていくというユーモラスな劇だと聞いています。品川さんの演劇は、歌舞伎町ルネッサンスの取り組みでは実はもう3作目なんですね。テント激劇場でやるのは2作目です。今回の劇も、生演奏の音楽あり、歌あり、ダンスありの日本版キャッツというようなということで、私は品川さんならではの演出に大いに期待をし楽しみにしているところです。
昨年と同様、新宿・歌舞伎町にある大久保公園に特設テント劇場を設けての上演です。
私は区長就任以来、歌舞伎町の街の遺伝子は大衆娯楽・大衆文化を発信していく街である、そんな想いで多くの方々、地元をはじめとして関係者の皆様とともにそうした取り組みをしています。歌舞伎町の将来ビジョンは歌舞伎町の遺伝子を生かした大衆文化と娯楽の街づくりです。そうした事業者を誘致する試みが行われて、今年の4月から歌舞伎町の隣接地、花園神社の北側に四谷第五小学校という当時の小学校としては昭和の初めに建った建物なんですけれども、その跡施設を利用して吉本興業が東京本部をここに移転し、活動を開始しました。吉本興業も歌舞伎町ルネッサンスに協力をしていただく
ということでこちらにおいでいただいたわけですけれども、今回のテント演劇も歌舞伎町の大衆文化・娯楽の発信拠点の実現にむけての大きな一歩となると考えています。歌舞伎町は、新宿文化ロードの中心として演劇・映画・映像・音楽などの大衆文化・娯楽を企画し制作し、そして皆様に楽しんでいただく、そうした拠点として再生していくことを目指しておりまして、「ねこになった漱石」の公演が多くの皆様においでいただけることを私は心から願っています。皆様においでいただいて、ある意味でいえば歌舞伎町の中の異空間とも言える大久保公園テント公演をぜひ楽しんでいただけたらと思います。」

DSC02428.JPG品川能正(東京ギンガ堂代表・プロデューサー・演出・脚本)

「歌舞伎町にこういった舞台を作っていくのは三回目になります。一度目は三年前にシネシティ広場とシアターアプルを使って歌舞伎町を創った鈴木喜兵衛さんという方の話をやることがきっかけに、昨年は新宿の東口駅前の戦後すぐの街づくりの様子を作った作品、デージーという花が新宿の復興のモチーフになったという作品をやらせてもらいましたが昨年初めて大久保公園にテント劇場を建てまして公演することができました。今年はそれの第二回目になるんですけれども、おそらくこうした区立の公園にテントを建ててというのはなかなか珍しいことなんではないかと思います。そういう場所で住民の方、あるいは区長さん交えて一種に制作していくというのもなかなか珍しいんじゃないかと思うんですけれども東京ギンガ堂の事務所も新宿御苑ですが新宿の中にありまして、歌舞伎町を長く一緒に
見ているんですけれども、区長さんがさきほど仰ったように歌舞伎町自体が興業街として日本のみならず世界でも有数な街であったと思うんですけれども、鈴木喜兵衛さんが創られた歌舞伎町という街の名前の由来といいますか、歌舞伎劇場を作ろうとなさってて、まさに日本のブロードウェイという位置づけでDNAがあって、それから60年たった今、現在でもかなりの人の出入りの数はあるんですけれども、実際昔の演劇・映画、大衆娯楽といったものがもう一回復活できる場所になるんじゃないかという中山区長の強い思いと、私もニューヨークなんかに参りますとブロードウェイなんかの強いパワーといいますか、それをもらって帰ってくるんですけれども、ぜひ歌舞伎町がそういう街になればと言う思いがありまして、それから大久保公園を使わせていただいて他にはない公演をぜひやってみたいという思いがありまして、今回3回目を迎えることができました。
去年とその前の年というのは、いわゆる史劇というか評伝劇に近い形で、昨年は完全にモデルというわけではないんですけれども新宿にかかわる方々をモデルにした評伝劇的な形であったんですが、今回は名前こそ『ねこになった漱石』という日本人なら誰でも知っている夏目漱石を主人公にした話は、一見歴史劇・評伝劇の体裁をとっていますけれども中身に関しては、実は人間は一人しか出てきませんで、夏目漱石の奥さん、京子さんだけは人間であとはすべて魂か猫で登場します。猫がいろんな役なり、あるいは夏目漱石の若いころに扮してたどっていくという、物語の最初としては夏目漱石さんが亡くなられたちょうど11月に、結婚式でピーナッツを食べ過ぎて倒れて、それから胃潰瘍かもっと思い病状だったのかもしれませんが約一か月ほど病床に伏して亡くなられたんですけれど、その間、もちろん文豪と言われている方ですし朝日新聞にそのころ入社されて文筆家として活動されてましたんで、その関係者が集まられてますしもちろん門下生も集まってるんですけれども、漱石は10年間文筆活動をして亡くなったのですが、10年前の一番スタートの『吾輩は猫である』に出てくる第一番目の猫から全部の猫が漱石家の庭に集まってきて、漱石の抜け出た魂と猫たちが庭で話をして交流していくというような体裁になっています。
いわゆる歴史劇とは違ってて、猫たちが綴っていくということで、ちょっとおこがましいんですけれど日本版キャッツといいますかギンガ堂版キャッツといいますか、今までの我々ギンガ堂が作った作品とはかなり趣が変わっております。
今回23名の出演者がおるんですが、夏目京子以外全員猫の役をやりまして、全員歌とダンスがかなりのウェイトを占め、音楽劇と言ってますが、ほとんどミュージカルに近いもので、色んなシーンを含め全部出ずっぱりな状態なもんですから、今まさに稽古の真っ最中なんですが海外からやってきたキャッツとは違う日本ならではの猫を主人公にした音楽劇と思ってくれたらいいと思います。

DSC02389.JPGテント劇場模型
テント劇場について、昨年は縦使いといいますか劇場の奥を舞台にして客席を長く根本のほうにしたんですが、今回は横使い、要するに舞台を非常にワイドに使いまして客席を三方から取り囲むような状態にしております。なので、役者とお客さんが非常に近いということと、客席の中に役者さんが入っていきまして
非常に近い場所で舞台が進行していくと。舞台全体が夏目家の庭のような状態にしておりましてちょっとその辺も今までの舞台とはかなり違う部分がある。
また、テントのある特徴を生かして劇場ではなかなかできない構成をしております。
舞台美術の加藤ちかがおもちゃ箱をひっくり返したようなという表現をしておりますが、ポップで派手な美術で、ちょっと今までのしかめっ面の夏目漱石像とはかなり違う、本の中であるいは文豪といしてのイメージしか漱石のイメージはなかなか無いんですけれども、舞台の中では、実際に甘いものが大好きだったり喜怒哀楽が激しかったり、非常に人間ぽい漱石像を現わしているんですが、今回人間夏目漱石に視点を当てて描き、それを猫が綴るという、かなりお茶目で楽しい夏目漱石がご覧いただけると思います。
それから、音楽に関しては約10曲以上のオリジナルの歌とダンス、ダンスのほうは今回千月啓子さん、神崎由布子さん二人の振付家を使いまして、タップダンス、それからタンゴやコンテンポラリーのダンスを含めまして、日本で見られないような身体能力のダンスをお見せしたいかなと思ってます。
テントでの公演ですので、ちょうどハイジアの裏が大久保公園になるんですが、ハイジア側が客席で、ハイジアと逆側が舞台側になるんですけれども、それがかなりワイドに開きまして、新宿の街並みといいますか、周辺の生の街が出てくるという状態になります。
先ほど、漱石三房がすぐ近くにあるというお話がありましたが、夏目坂、喜久井町の話であるとか新宿のあちこちの話が出てまいりますし、舞台全体としては美術を見てもらえばわかると思いますが、おもちゃ箱をひっくり返したような非常に楽しいテンポのある舞台に出来ればなと思っております。
歌に関しては、夏目漱石の文章というのは俳句や短歌をやってらっしゃったこともあって非常に歌にしやすい、とくに冒頭の文章が歌にしやすくて、今回まったくそのまま使っているわけではないんですが、歌にしやすいところを中にいれこんだり、作品の中の一節を入れてみたり
といった工夫をしています。
これまでとはまったく違う、ちょっとダイナミックな、しかも漱石ってこんなに楽しかったのという感じの印象をもって、また新宿の街に違ったイメージを持って帰ってもらえるようなラストシーンにしたいなと思っています。」

DSC02479.JPG←夏目ひみかさん(夏目漱石の玄孫 夏目ひみかさんのBlog) 「昨年、デイジーの時に出てもらったキャストに加え、今回夏目漱石さんの玄孫にあたる直系の四代目にあたる夏目ひみかさん、今、歌手として活動されてるんですけれども、夏目ひみかさんも歌の方でゲスト出演していただくこととなっています。
昨年、漱石生誕140周年ということでしたけど、おそらくどこかで夏目漱石さんの霊がどこかで見ていれば嬉しく思っていただいてればと思いますし、お客さんにもぜひ楽しんでいただけたらと思っております。文豪というとしかめっ面いものに感じますが、非常に楽しく柔らかい、皆さんが思われている漱石とは180度違うような姿が見れるんじゃないかなと思っております。」(品川能正代表)

DSC02557.JPG DSC02525.JPG練習風景より


DSC02588.JPG5月11日(日)、シネシティ広場で行われたストリートバスケLegendによる3on3のイベント

5月に入り引っ越しなどがあったものでしばらく更新してませんでした。この間、上にあるようにギンガ堂の記者会見やLegendによるバスケイベント、そして12日には弁天堂公園(歌舞伎町公園)において弁財天祭礼と古希の祝い、グリーンバードなどがありました。

個人的にも、この時期いろいろと大きな変化などがあり、更新が滞っていましたが、だいぶ落ち着いてきたのでぼちぼち再開。もっとも、歌舞伎町での迷惑行為排除パトロールは引き続き行ってますが^^;


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