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4月17日(木)歌舞伎町商店街のフラッグが60周年旗に刷新 [まちづくり]

20080416歌舞伎町フラッグ01.jpg 20080416歌舞伎町フラッグ02.jpg

▲4月17日より刷新された歌舞伎町商店街振興組合の歌舞伎町60周年旗

20080416歌舞伎町フラッグ04.jpg 20080416歌舞伎町フラッグ03.jpgフラッグの差し替え作業。フラッグの製作は(株)セリパック、デザインは自分が担当。内容についてはよくしよう委員会にて協議の上決定。

▼2005年の商店街フラッグ(東京宣伝のデザイン)→2006年9月より掲出されていた商店街フラッグ(自分のデザイン)

2005歌舞伎町フラッグ.jpg 20060928歌舞伎町フラッグ.jpg

20080416_歌舞伎町フラッグ.jpg

「眠らない街」、歌舞伎町60周年、そして行政主導のまちづくりへの決別、民間自身のまちづくりへの自立

今年の4月1日に命名60周年を迎えた歌舞伎町(関連記事:2008年4月1日、「歌舞伎町」は街誕生60年!)、戦後レジームの様々な要素を織り込んだ街であるからこそこの60周年という年月には特別な思いを感じる。そういった意味も含め、また60年間の歌舞伎町の歩みを踏まえてこの街の未来を見据えていこうという節目だからこそフラッグにこの60周年をメインとした。また、民間による街づくりの視点は、行政主導の歌舞伎町ルネッサンスとは一線を画していくという意思を示す。民間が目指す最大のテーマでもある「眠らない街」THE SLEEPLESS TOWN、このブログでもたびたび書いてきた「歌舞伎町24時間特区」への意思表示と、裏面には食(グルメ)呑(酒場・社交)笑(エンタメ)歌(カラオケ等)楽(観光)遊(風俗)、そして?(意外性)!(アクシデント)という文字を日本人のみならず韓国・中国人といったアジアの人たちにとって共通の理解を得やすい漢字を並べることで、歌舞伎町の持つ様々な魅力をそれぞれ大事にしながらみんなで力を合わせて盛り上げていこうよ!という意味を持たせた。したがって2005年以降継続的にフラッグに載せてきた「歌舞伎町るねっさんす」を外した。また、歌舞伎町のそういったいろんな顔の魅力を商店街として積極的に発信していくプラットホームとして立ち上げた携帯サイトのQRコードを載せている。制作予算は約150万円、歌舞伎町一丁目内に約200枚の60周年旗が掲げられた。

以前、歌舞伎町ルネッサンスを主導する中山区長にこんな話をしたことがある。「行政にはいくらやろうとしても出来ないことがある。それを私はやりますと言うことは民間に間違った希望を与えてしまう。それはある意味罪深い。中山弘子を信用できても、行政を構造的に信用はできない。」と。さすがに苦々しい顔をされたことがあった。そして「そうねぇ、全部認めてしまったほうが逆にコントロールはできるのかもしれない。でもそれは無理。」とも言われた。行政がいくらやろうとしてもできないものとは、簡単にいえばグレーゾーンの扱いのことを言う。物事に黒と白があるとするなら、白いものしか認められない行政や警察は同時に完全な黒もグレーなものも同じ黒として取り扱わなければならない。一方、歌舞伎町はどういう街かといえばグレーが90%の街である。またそうだからこそ面白いし自由で魅力もある。グレーにもいろんなグレーがある。黒に近いグレー、白に近いグレー、白に向かうグレーと白に向かったふりをしているグレー。その区別をつけることは難しいが、たとえば自分の視点は経済活動と人である。この人は自分を裏切れない人なのかどうか、さらに経済活動がいいものならどうであれ自然と白に向かう。よくフロントらしいとか共生者じゃないかという言い方をするが、資本構造に関して言えば、どこの世界に純然たる白い資金があるのか?零細ならともかくそこそこの資本にはどうしたってグレーが潜り込む。そんなことまで目くじら立ててたら、日本経済のほぼすべてが機能しなくなるのは当たり前で、そんな国の経済に依存して生きているわれわれ自身がそもそも民間のレベルで白黒つけるのはまず不可能。ならばそんなことは見なくてもいいわけで、そうじゃくて単にいいビジネスをしてるのか?ちゃんと来街者に対するおもてなしになっているのか、その視点だけでも十分なのではないか?もっとシンプルに街を見れば、実はもっと簡単に見えなかったものが見えてくるよ、というのが自分の考え方である。そういった視点を持ちようもない行政や警察にはやはりこの街を「つくる」ことはほぼ不可能であり、とはいえ、それを全否定するつもりはない。民間は民間で自立的にまちづくりをすすめ、そのあくまで黒子として警察にしても行政にしてもそれぞれ役割を果たしてもらう。歌舞伎町ルネッサンスの活動を批判的にとらえるのではなく、民間が自立的にまちづくりを始めた時点で一つの役割を終えたのだ。つまり、歌舞伎町ルネッサンスの活動の最大の成果は民間の自立を促したことにある。こんなことは新宿区の行政内部にも部長クラスの人の中には理解してくれている人もいる。「そうだよなぁ、一回成果としてちゃんと評価しておいて、終わらせてからスタンスを変えるというのが一番の施策だとは思うが、それがなかなかできないんだよなぁ・・・。」

まぁ、自分ごときが行政の心配をするのもどうかと思うが、そんなことは大したことではない。つまり、歌舞伎町商店街振興組合を中心とする歌舞伎町の民間側としてはもはや行政がどうあれまちづくりを民間の想いでやっていくよという、これは一種の宣言でもある。


4月20日(日)11時より第4回新宿ゴールデン街フリーマーケット開催【告知】

DSC05436.JPG昨年10月21日に開催された第3回新宿ゴールデン街フリーマーケットの様子

4月20日(日)、新宿ゴールデン街では今回が第4回目となるフリーマーケットが開催される。「昼間から呑んで食べて買い物するという夢のような大人のイベントです。店主、常連客達が出店するのでゴールデン街が初めてという方には特にお薦め!この機会にゴールデン街デビューへのチャンス!陽春の中、昼間のゴールデン街フリーマーケットで盛り上がりましょー!!」(フリマ実行委員会)とのこと。

DSC05459.JPG

これまでは約30件程度の出展だったが、今回は「60店舗程度を目標に盛り上げたい」と実行委員会のペンギン村さんが言ってたんで、どうなるのか分からないがこれまで以上の盛り上がりが期待はできるかも。過去のフリマの状況は→(第1回第2回第3回


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