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9月4日(月) グリーンバード歌舞伎町ボランティア清掃活動など [まちづくり]

9月4日(月)、19時からはグリーンバード歌舞伎町(green bird Kabukicho=杉山文野チームリーダー)による定例の清掃・ゴミ拾い。グリーンバード代表のハセベケン氏曰く「お掃除合コン、ゴミを拾って愛も拾うなんてのもいいでしょ^^」というわりとライトな感覚のボランティア清掃も、8月6日のオープニングイベント清掃から数えてこれが4回目(定例では3回目)になる。毎月第一・第三月曜の19時に劇場通り一番街のアーチ下に集合してから一番街~コマ前~セントラルロード~さくら通り~あずま通り~区役所通り~花道通り~と巡回し、交番前をシネシティ広場側にまがって広場清掃で最後を締めくくる約1時間の活動。

9月4日のグリーンバード歌舞伎町の清掃活動には15名が参加。

19時からのゴミ拾いということもあって、収集したゴミの処分をどうするか、行政も協力しにくい時間帯ということもあって、現在は暫定的にではあるがゴミ処分は㈱ヒューマックスが負担。シネシティ広場の場所に㈱ヒューマックスは地球会館(ホテルケント、ジョイシネマなど)とヒューマックスパビリオン(モーモーパラダイス、新宿FACEなど)の施設を持つが、ゴミの処分についてはヒューマックスパビリオンが協力してくれている。↓ヒューマックスパビリオンのゴミ置き場(とフミノくん)

グリーンバードの活動は原宿を中心に渋谷・下北沢・駒沢・吉祥寺・鎌倉・福岡、そしてここ歌舞伎町と計8箇所あるのだが、拾ったゴミの処分は多くの場合行政の協力が意外と得にくいと聞いた。今の所、集まる人数もそれほどでもないので民間負担といってもそれほどでもないかもしれないが、徐々に活動が育っていくことを前提に考えると、いずれ㈱ヒューマックス一社にゴミ処理を頼っていていいのかという課題はでてくるかもしれない。

8月14日からスタートした歌舞伎町シネシティ広場の興行各事業者とテナント、及び歌舞伎町商店街振興組合・新宿区による毎日2回(10:00~ 15:00~、土日は15:00~の一回)の清掃活動の方はエリア美観の観点から順調に効果を生んでいる。たしかに、清掃後に再びホームレスが集まってきて、さも彼らのために掃除していると思えなくも無い皮肉な現実はあるのはあるが、とはいえ彼らにも酒盛りを自粛するよう声を掛けたりしていることで、歌舞伎町の核であるシネシティ広場とその周辺の環境改善に有効と期待できそうではある。

もともと、シネシティ広場は周辺劇場街事業者(四葉会)によって毎日15時からは清掃が行われていたのであるが、ゴミが大量にあるということとその処分方法でなかなか難しかったところで、新宿区が毎回ゴミを処理してくれることになったのが大きい。しかし、シネシティ広場だけが歌舞伎町の顔ではない。劇場通り一番街やセントラルロードも中心的な核であり、顔になっている。しかし、現実にはセントラルロードは数箇所不法投棄ゴミが常に置かれている状態で、一つのゴミが次のゴミを呼び寄せ、一つの不法投棄から始まる悪循環がある。つまり、この問題を解決しなくては広場清掃だけでは歌舞伎町の環境美化という意味では充分とは言えない。

現在、ボランティによる清掃はこのシネシティ広場清掃、グリーンバード歌舞伎町、毎週水曜15:00~のクリーン作戦による歌舞伎町全域の清掃、そして毎月第二月曜23時からの夜鳥の界など徐々に醸成されつつあるが、とはいってもボランティアは基本的には「出来る限り」という意味で限界がある。そこで、よくしよう委員会では、歌舞伎町が抱える課題・問題点のなかでとくに環境美化とセキュリティの向上を総合的に担える組織創りを検討している。これが、いわざ歌舞伎町タウンマネジメント組織の基礎となっていくことになるだろう。しかし、単純に清掃・セキュリティを向上させるといってもボランティア活動では補えない部分がほとんどであり、つまり資金が必要となる。そこで、当面はその資金を稼ぐ仕組みを検討、あるいは実験をしていくことになる。


話は変わるが、シネシティ広場の前にある四葉会の中核企業である㈱東急レクリエーションは109シネマズというシネマコンプレックスを全国12箇所(近日川崎と佐賀があらたにオープン、計14拠点となる)をもっているが、それとは別に松竹・東急系チェーンの既存館として13スクリーン(新宿TOKYU MILANOの4映画館を含み、他に池袋1上野2渋谷1横浜5)がある。個人的な話であるが10数年来のクライアントでもあり、今回も新たに映画上映前のマナー・トレーラーを制作、これは9月2日よりこれら13スクリーンで一斉に上映スタートしたのだが、このナレーション(二名使用、内一名)に杉山文野クンに出演してもらった。

 

基本的にはこのトレーラー、劇場内は携帯電話をお切りくださいとか緊急時の避難は誘導にしたがって速やかにお願いします~というものなのだが、これをアニメーションで制作、黒ウサギのテン君、白ウサギのキューちゃんが登場してあれこれ説明してくれる。この黒ウサギのテン君にフミノ君が声で出演というわけ。

杉山文野クンナレ入れ初体験^^;キュウちゃん役は小林未季さん、長年の友人です。↓でこんな具合に完成、防災の日の時期に合わせたわけではいが、9月2日から新宿TOKYU MILANOの4劇場を含む、東急系映画館13スクリーンでかかってます。文野クンをからかいたい方は話のネタに一度劇場で見てはいかが^^?

※so-net blogの映像はMP4形式になっているため、ビデオはH.264フォーマット、オーディオはAAC-LCフォーマットにしてあります。動画をご覧になる場合はQuicktime7以降をPCにインストールする必要があります。→Quicktime7ダウンロード

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【告知】

  • 9月6日(水) 第三回歌舞伎町ライブミュージック プロムナード

音楽を聞き歩き、歌舞伎町を再発見!今回で第三回目を迎える歌舞伎町ライブミュージックプロムナード。会場はシネシティ広場(15:00~)風林会館5F(18:00開場19:00開演)を中心にハイジア前広場、新宿区役所前広場、凛火ビルイベントホール、ロータリークラブでは演歌ペラ、あずま通り入り口すぐのキャロルハウスでは恒例の'60~'80のオールディズ・ミュージックで歌舞伎町の夜を音楽で奏でます。歌舞伎町ルネッサンスらしい草の根的な音楽振興活動。

 

  • 9月9日(土)16日(土) 「真実の日記」新宿歌舞伎町の現在(いま) 放映      日本テレビにて深夜24:50~25:50(※関東ローカル)

日テレ芦澤君(伊藤家の食卓総合演出、歌舞伎町在住)が一年ごしに企画をまとめ実現した歌舞伎町ドキュメンタリー番組が各1時間、二週にわたって土曜日深夜(バリューナイトフィーバー枠)で放送。今年の3月から約半年かけて取材を重ねた「歌舞伎町の現在」を描く。グリーンバード歌舞伎町のチームリーダーで性同一障害の杉山文野クン、もともと外国人観光客のキャッチからスタート、「歌舞伎町案内人」など作家としても活躍・5月には「夢~歌舞伎町物語」で原作・出演と舞台デビューも果たした李小牧(Lee Xiao Mu )氏、そして歌舞伎町のボランティア活動の先駆けでもあるホストの清掃活動組織「夜鳥の界」代表である手塚真樹クンの3人の視点を中心に、歌舞伎町ルネッサンスで大きく変化しようとしているこの街の真実の姿を表と裏に活躍するさまざまな登場人物のインタビューや活動を通して描く。

中国菜館にて手塚真樹君、杉山文野クン、李小牧氏の3shotと左端はディレクターのNTV芦澤氏。

歌舞伎町の昔もこれからも、この人をはずしては語れない。㈱東急レクリエーションの佐藤進会長のところにも伺いました。かつての東京スケートリンク、いまの新宿TOKYU MILANOビル、そして歌舞伎町ルネッサンスの中核の四葉会のさらに中心人物であり重鎮でもある佐藤会長と、これからの歌舞伎町を担う世代の代表としての杉山文野クンとのざっくばらんな話もあったり。

歌舞伎町商店街振興組合にて、かつての歌舞伎町を築いた人たちがあつまる古希の祝いにもカメラは入った。この日、ディレクターの芦澤君曰く「本当にフツーの商店街のおじいさんたちって感じでした。どうせ(視聴者の期待を)裏切るならおもいっきり裏切るのもありかなと。。」なんて言ってたなぁ。しかし、現実はそう甘くない。もう既にこの頃から、番組の全体像や構成について芦澤君と編成との戦いの日々が始まったのでした。

 

5年前、歌舞伎町ビル火災の時は、容疑者にもされた李氏、今は更地になった明星56ビル跡地前で。↑右は歌舞伎町を舞台にしたさまざまなドキュメント・媒体・写真集などにかかわりコーディネーターとして活躍している武内晃一氏のオフィスにて李氏芦澤氏と。

どこまで歌舞伎町の本当の姿、この街で生きる人たちの姿や想いを描ききれたか、まだまだ語りきれない、あるいは語れない部分も多く、足りない部分も多々あるとは思うが、トータル2時間を使ってのテレビ番組として今までに無くこの街を掘り下げることは出来たのではないか。(とか言って、今イマジン松岡クンは編集やらに超追いまくられているわけだが^^;ご苦労サマ)

  • 9月17日(日) 新宿十二社熊野神社祭礼

9月17日、12時から21時、歌舞伎町にお神輿が出ます。熊野の本社神輿も合わせて出るので、神輿の担ぎ集めが大変そう^^:(歌舞伎町商店街振興組合HPより担ぎ手募集あり)なのではあるが、恒例のお祭りを楽しみましょう~。(昨年の熊野神社祭礼関連記事

「おいさ、ちょいさ」と首の後で受け止め、両手を添え腰は折らない。足をチョイチョイ出して進む。千鳥足の如く…の千鳥担ぎが熊野神社流。しかしながら夕方以降、歌舞伎町内を「そいや、そいな」のおなじみ江戸前担ぎで、個人的にはこっちのが盛り上がる。暗くなってきて元気になる歌舞伎町の人たち、やっぱり歌舞伎町は夜だなぁと。↓昨年の熊野神社祭礼の様子。

 


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武内晃一

てらたに氏の- NTV「真実の日記」新宿歌舞伎町の現在(いま)-のレポートに呼応して、早速取材カット引用リンクさせてもらいました。細かな取材ご苦労さまです。
by 武内晃一 (2006-09-06 12:33) 

Tera

武内さんは、現在歌舞伎町を拠点に活動するフリーのライターやカメラマンのコミュニティ組織「歌舞伎町ペンクラブ」の立ち上げと主宰をされている方です。見た目は濃い~ぃキャラのややコワオモテですが実際はかなりのテレや、NTVの収録時何度もダメだししたりと結構ぐだぐだだったり、そこが逆に人間性を垣間見れたり。
ルネッサンス的にはあまり接点はないんですが、歌舞伎町をいかに盛り上げていくかを真剣に考えている一人として、お互いに裏方ですががんばっていきましょう^^
by Tera (2006-09-07 17:21) 

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