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インターネットTV 新宿放送局のサテライト・スタジオがシネシティ広場の一角に~喜兵衛プロジェクト1号契約に [KIHEI]

6月19日、新宿区役所庁議室において喜兵衛プロジェクト(座長:新村雅彦歌舞伎町商店街振興組合副理事長 とんかつ「にいむら」会長)の定例会議が開催、歌舞伎町ルネッサンスの活動における新たな担い手誘致・空き室・空きスペース対策を進めてきた中で、ついに1号が契約に結びついた旨の報告がなされた。

←喜兵衛プロジェクト1号契約物件となった新宿TOKYU MILANOビルの1F南側スペース

1号物件となったのは、新宿TOKYU MILANOビル(㈱東急レクリエーション 佐藤進代表取締役会長)の1階正面南側のスペース。従来、映画の予告編をリアプロジェクターで放映している間口3m×奥行き2.5mのスペースで、ここにかねてから歌舞伎町にサテライト・スタジオを希望していたインターネットTVの新宿放送局(松永通之社長)が賃貸契約を結ぶ。賃貸条件は月10万円の賃料、従来の映画予告編放映を生かしながら新宿放送局が週末を中心にサテライト・スタジオとして活用、また相互のプロモーション活動やイベント協力などをしていくことも念頭におかれている。新宿TOKYU MILANOビルは四葉会再開発計画の一角であり、現在いくつかのプランについて四葉会を形成する東急レク・東宝・ヒューマックス・東亜興行の間で協議・調整が行われているため、契約は半年更新で結ばれることになっている。

←新宿放送局との契約状況について報告をする、東急レクリエーション 横田総支配人。21日に東急レクリエーション内部の社内会議で正式に決定し、その後に新宿放送局と契約、機材搬入・内装工事が一部あるが、7月1日にはサテライト・スタジオとして稼動することを目標としている。8月6日(日)にはシネシティ広場で新宿放送局の「歌舞伎町スター公開オーディション グランプリ大会」が予定されているため、このイベントを喜兵衛プロジェクト1号物件としてのサテライトスタジオ開局セレモニーとして兼ねる可能性もでてきた。

喜兵衛プロジェクト=空き室・空きビル対策のプロジェクトといったイメージが強いが、喜兵衛プロジェクトに対する問い合わせから見た要望は、むしろ歌舞伎町に進出を志すチャレンジショップ的な意味合いが濃い。たとえば、家賃5~10万円ぐらいで海外の物産や観光案内スペースであったり、カメラマンやクリエーター、マスコミ関係者のSOHOであったり、あるいは事務所であったり。しかし、現実に歌舞伎町の不動産会社に流通する物件は、それらに比較して家賃もはるかに高く、保証金も10~20ヶ月。ニーズに対し、それに応えられるだけのインフラが用意されていない。一方、今回一号物件として契約に結びついたのは、現状「賃貸用途」としては考えていなかったスペースに目を付け、相互に損失のない形で出来ないか協議を重ねたことによって従来の空き物件とは異なるインフラを提供できたことが鍵になっている。歌舞伎町内には公共空間も含め有効に活用されていないスペースがある。たとえば、ハイジア1Fのオープンスペース、コマ劇場のシャッター街、大久保公園、そのほか空き室率の高い建物、ちょっと工夫すれば容積率を使い切っていない建物(仮想スペースではあるが理屈上、どこかに委譲したりする方法もありうる)、また区画ごとの再開発計画と並行して短期賃借のニーズが生まれてくることも考えられる。つまり、喜兵衛プロジェクトのコンセプトそのものは、決して間違っていない。しかし、今回1号物件が出たとはいえ、プロジェクトがなぜなかなか機能しにくいのか?

原点にあるのは、歌舞伎町はまだまだ違法風俗・カジノ、暴力団等のインフラを排除しきれていないイメージが強いということにある。また貸しが普通に存在し、風俗店や案内所等に貸し出す家賃相場が地域の賃料相場を下げ止まらせ、それにぶら下がるビルオーナーや不動産会社がまだまだ多くを占めている実体がある。そして、裏で結託した不動産会社やビルオーナーが、そもそも歌舞伎町の過半数の住人達の真の姿なのである。組織犯罪のインフラが残るまだ浄化途上の街に、新たに誘致しようということに対する「違和感」を感じる。プライオリティは、まだまだ歌舞伎町からの犯罪インフラ除去におくべきで、その具体的な手法は2つしかない。1つは「客引きを一掃することで、客引きに依存する業態そのものを経営的に追い込む、もう一つは「ビルオーナー責任を強化し、違法店舗に物件を提供し続けるビルオーナーに対する抑止力にする、またはそういったビルオーナー・不動産事業者そのものを排除する」ことにある。この両者は、一方でぼったくり条例の強化と法制化、迷惑防止条例の強化・法制化によっても可能だろうし、また「客引き行為」そのものを排除するだけなら毎晩面の割れた組対か生活安全課の警官が3~5人私服で歩く、本気でやればその抑止力だけでなくせそうなもんだが。

もっとも、これを可能としない警察の体制にも物足りなさを感じる。検挙第一主義で、犯罪抑止のために地域を巡回・パトロールすることが警察的に評価されない、たとえば犯罪抑止に向けてのパトロール活動をすることより放置して通報を待ち→検挙の方が警察内で評価・成績になるという体制に問題がある。生活安全課も、「新宿警察署管内カラオケ業防犯協力会」を作って、ではそれ以降深夜のキャッチ・客引き行為の検証をどれだけしてるのか??・・・警察のシステムについて、少し触れさせてもらったが、ビルオーナー条例は強化の方向に向き始めたようなので、まず本気で客引き排除をしましょうよ、検挙ではなく、抑止力になるやり方を実行すべき。そうしてこそ、喜兵衛プロジェクトのようなものの役割が生まれてくる。いつまでたっても、このままじゃ絵にかいた餅。

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区役所通りに面している約300坪のスペースに客室数210前後の都市型ビジネスホテルの建築計画がある。10~20年来権利関係が複雑だったのか開発の遅れていた場所が新生銀行によって一つにまとまったのはまだ数年前のようだが、これを譲り受け開発を行っているのは㈱みかげ都市開発(影山勉社長 本社:大阪市)、みかげ都市開発は世界最大のホテルチェーン、ベストウェスタンインターナショナルと日本国内でもマスターライセンス契約を締結し、歌舞伎町に国際的マーケットに応える三ツ星クラス以上の都市型ホテルを建設する計画をすすめている。↓建設予定地と完成予想図

 

↓この日の喜兵衛プロジェクトに、みかげ都市開発の影山勉社長とプロジェクトマネージャーの野田啓子さんが訪れ、開発の概要の説明を行った。

 

歌舞伎町ルネッサンスにおける、地区計画上の誘導方針の中に、歌舞伎町二丁目エリアにおけるラブホテル郡のビジネスホテル等へのコンバージョンというプランがある。現在、歌舞伎町におけるシティホテルやビジネスホテル(プリンスホテルやヴィンテージ、東横インなど)は90%程度の稼働率で、実質需要に対し供給が追いついていない。そんななかで、一例としてベストウェスタンホテルの計画の説明を聞くことになった。ベストウェスタンホテルは、計画によると来年(平成19年度)の11月末~12月末の完成を目指しており、一泊15,000円程度の宿泊費を想定、客室数214、B1~3Fには飲食店などのテナントを置く一方で、東側にゴールデン街との間にある四季の道を生かし、緑道の借景、東側の陽光、風の通り道といった点を重視、地域の界隈性を重視した公共性の高いホテルを目指すという。

平成20年3月の地下鉄13号線開通と、それに伴うサブナード延伸などを条件に、靖国通りからゴールデン街(花園街)の再開発プロジェクトなどとともに、歌舞伎町一丁目東側のエリアが明治通り方面に向けて一気に活性化の動きが高まっている。

ちょっと穿った見方であるが、ことデリヘルの需要から考えて、ラブホテルとビジネスホテルを比較した場合、小さい小部屋で短時間に回転することが可能なビジネスホテルは、ラブホテル形態よりむしろ向いているという側面がある。現在、渋谷区などでもラブホテル規制の動きがあるが、ことデリヘル需要から言うとビジネスホテルはマーケットに合致する。純粋な都市型ボジネスホテルの計画と、もっぱら性風俗利用を意図して仕組まれたビジネスホテルの計画、これを見分ける目が必要という意味。今後、ミニ再開発がらみで似たような計画が出てくる可能性はある。性風俗の圧縮あるいは排除を考えるなら、ビジネスホテル促進に伴う性風俗利用に対する監視、防御策も必須であるということも付け加えておく。


6月18日(日)より歌舞伎町シネシティ広場に映画「サイレントヒル」のプロモーション・ブースとして、サイレントヒルの世界を体験できる「ショッキングハウス」がお披露目した。

  • 開催日時:6月18日~7月2日 11:00~18:00(入場無料)
  • 実施主体:松竹株式会社
  • 企画運営:株式会社クレオ
  • 美術製作:東京宣伝美術社

サイレントヒル SILENT HILL

全米震撼!初登場No.1!恐怖の次元を変える、2006年最大の衝撃作!!

「サイレントヒル」-その街に、一歩踏み込めば、後戻りは出来ない・・・

養子に迎えた最愛の娘・シャロンが、悪夢にうなされて叫ぶ「サイレントヒル・・・・」という奇妙な言葉。母親のローズ(ラダ・ミッチェル)はその謎を解くため、ウェスト・バージニア州に実在する街、サイレントヒルを訪れる。しかし、まったく人気がなく、深い霧に覆われたその街は、一度足を踏み入れたら抜け出すことの出来ないのろわれた迷宮だった。シャロンがこのサイレントヒルで失踪、身を案じるローズはおそるおそるサイレントヒルを探索、やがて想像を絶する恐怖に見舞われていく・・・

なぜ、シャロンはこの街で失踪したのか?なぜ、この街は廃墟に?30年にも及ぶ、サイレントヒルに隠された呪われた秘密とは?・・・・

■世界中を震え上がらせた「最も怖い」人気ゲーム、「サイレントヒル」(コナミ)はシリーズ4作まで制作され、全世界で累計530万本を売上た。この空前の大ヒット・ゲームが完全映画化。

  • 監督:クリストフ・ガンズ「ジョヴォーダンの獣」 脚本:ロジャー・エイヴァリー
  • 製作総指揮:山岡晃(コナミ、サイレントヒルシリーズのサウンドエフェクト担当、4作ではプロデュースも)
  • CAST:ラダ・ミッチェル ショーン・ビーン ジョデル・フェルランド他
  • 7月8日より丸の内ピカデリー2系(新宿ジョイシネマほか)にて公開(配給:松竹)

なお、6月22日(木)13時よりシネシティ広場にて「サイレントヒル」公開記念トークショー・イベント開催予定!ゲストは、製作総指揮の山岡晃氏(コナミ)と磯山さやかさん。

 

(追記)6月22日(木)13:00~「サイレントヒル」公開記念トークショー・イベントより↓

 

  

 


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