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3月25日(日)開催 歌舞伎町ルネッサンス 東日本大震災復興支援イベント第5回歌舞伎町農山村ふれあい市場 [イベント]

福島県双葉郡川内村商工会の出店にて。川内村で商品開発されたイワナの炊き込みご飯を試食する中山弘子新宿区長。

恒例になってきた、区立大久保公園での青空市場、新宿と農山村との交流事業、「歌舞伎町農山村ふれあい市場」(根本二郎実行委員長)の第5回目が開催された。

3月25日(日)歌舞伎町ルネッサンス 東日本大震災復興支援イベント第5回歌舞伎町農山村ふれあい市場が開催!
今回は初出店のナコソフーズ、なんなん福島、クラインガルテンジャパンも参加。前回ご出店の長野県伊那市の伊那ローメンズ倶楽部、川内村商工会、味屋酒店、cococolor/ココカラ/つくばファーム、つくばアグリサイエンス、宝塚大学などなど多数の出店がありました。

◆イベント詳細◆
歌舞伎町ルネッサンス
東日本大震災復興支援イベント第5回歌舞伎町農山村ふれあい市場

開催日時:2012年3月25日(日) 11:00~17:00
会場:新宿区立大久保公園
地域の農産物、観光PR、ジャズライブなど。


出店地域・団体
 
気仙沼味屋酒店
群馬県沼田市
つくばアグリサイエンス
cococolor/ココカラ/つくばファーム
福島県川内村商工会
ナコソフーズ
NPO法人なんなん福島
クラインガルテン・ジャパン
しらかみ元気農園
伊那ローメンズ倶楽部
望郷の湯直売所
宝塚大学東京メディア・コンテンツ学部
新宿区消費者団体連絡会
東京消防庁新宿消防署
工学院大学
新宿区耐震補強推進委員会

主催:歌舞伎町農山村ふれあい実行委員会
共催:歌舞伎町タウン・マネージメント
後援:新宿区、歌舞伎町二丁目町会、歌舞伎町商店街振興組合、新宿区消費者団体連絡会、東京飯田橋ライオンズクラブ、東京青年会議所新宿区委員会
協力:東京消防庁新宿消防署、工学院大学、新宿区耐震補強推進委員会


中山弘子新宿区長「農山村ふれあい市場は、今回5回目になるんですね。皆さんご存じのように、東京の街、新宿の街は、東北の皆さん、北関東の皆さんから、水の供給をしていただいたり、電気も、食べ物も、ということで、とても繋がりがあります。私たちは、今回の大震災の被災地が、本当に元気になってもらうように、どんなふうに継続的に支援をしてったらいいか、そんな思いで、この農山村ふれあい市場も取り組んできました。これは、継続していくことが大事です。今日、皆さんがこんな風においでいただいているのを、とてもうれしく思っています。
今回、東北地方からは、福島県をはじめとしまして、今あの、いわなの炊き込みご飯がとても美味しいって、実はあそこでも食べていただいたんじゃないかと思いますけど、私も買いました。皆さん、それぞれのところにそれぞれの産物があって、皆さんが買っていただくこと、それが支えにもなります。今回、福島県、岩手県、宮城県、秋田県の皆さんが出店をされています。また、全国各地から、東北地方を応援しようってことで、大勢の皆さんが新鮮なものを持ってきてますので、是非、顔と顔を合わせて、互いに繋がっていただけたらと思います。
人が繋がること、でもそれが、互いにWinWinで、美味しいな、互いに、役に立てたなと言う風に、これからもしていきたいと思いますから、誰もが支え手になる、そして、いいものを持ってくる、そんな場にできたらと思います。」区長の話にも出てきたイワナの炊き込みご飯のPRを兼ねステージに立つ、川内村商工会長の井出茂氏と、川内村役場の小松復興係長(4/1付)。「川内村は1月の末に“帰村宣言”しました。私たちは、1月4日から川内村に戻って仕事をしています。川内村の復興ということで頑張っているわけですが、私たちの力、とても国の仕事を待っていたでは、全然達成ができません。皆様が、是非、川内村に足を運んでいただいて、または、川内村だけでなくて双葉郡、福島県に足を運んでいただくことが、一番の復興の近道と考えていますので、皆様のご協力、よろしくお願いいたします。」と小松係長、商工会長の井出茂氏からは「帰村宣言してから(ちょうど)今日、役場の引越しが全て完了しましたので、4月1日からは、役場機能が川内村に戻って、学校もしっかり、開校するという状況になっております。(川内村は)これからが正念場だと思ってます。」

井出茂氏(福島県川内村商工会長)を挟んでの二人は、NPO法人グリーンバードの横尾代表(新)と大澤副代表。グリーンバードは歌舞伎町チームもあるのでお馴染かと思います。2011年、3.11以降、グリーンバードは宮城県若林区での農業支援のプロジェクトを行ってきたが、今年は、福島での活動を検討中ということもあり、井出さんとグリーンバードに繋がっていただきました。先だって2/7・8の川内村での懇親会には大澤副代表も参加しています。

記事として、川内村に偏り気味ではありますが、ご容赦を。

20120406合同入園式入学式フライアー.jpg 

むずかしい問題山積みの中、子どもたちが入園式、入学式を迎えることになりました。子どもたちに苦難を強いたのは、私たち大人たちの世代です。せめて大人たちから、美しい歌声をプレゼントしたいと思いました。みなさんの熱い思いを未来の川内村を担う子供たちに届けてください。子どもたちにとっても、みなさんにとっても、胸に刻まれる入園・入学式となるはずです。
 
幼稚園、小学校、中学校の「合同入園・入学式」(川内村教育再開式並びに平成24年度入園・入学を祝う会)
 
2012年4月6日(金)午前9時〜
  川内村コミュニティセンター大ホールでおこなわれます。
 
シンガーソングライター、古川琴子さんが入場、退場の音楽を担当。式典の中でもミニコンサートを催します。音楽による支援です。
 
ご支援のあらまし
 
 このコンサートは皆さんからお気持ちをいただいて開催します。
  一口1,000円からの支援をお願いします。お気持ちをいただいた方は、どなたでも入学式に参加できます。ぜひとも多くの方に来ていただきたいと思います。子どもたちにそっと寄り添って支えてあげてください。お申し込みは川内村観光協会が窓口になります。
  当日、直接お持ちいただいてもかまいません。
 
ご支援のあて先——
 ●銀行振り込みの場合:ゆうちょ銀行
  八二八支店普通口座3015078
 ●郵便局からご送金の場合
  記号18280 番号30150781
 いずれも口座名義は:川内村観光協会(カワウチムラカンコウキョウカイ)
 
川内村観光協会
  〒979-1201福島県双葉郡川内村大字上川内字早渡11-24
  TEL:             0240-38-2346      /FAX:            0240-38-3418     
  E-mail:
info@kawauchimura.com
 
音楽による支援・古川琴子さんについて
 
古川琴子(ふるかわことこ)
 
国立音楽大学作曲科卒業。立川世界子供音楽祭日本代表特別賞受賞(NKH BS放送)、ヤマハインターナショナルオリジナルコンサート日本代表(テレビ朝日放送)。ピアニスト、作編曲家、シンガーソングライターとしてClassic・J-POP・Jazz・R&B・日本唱歌など幅広く対応するマルチアーティスト。
 CD「チャンスはいつも」「君がいる、それだけで・・・」「優しい雨」
 ただ、あなたの傍に、寄り添い奏でる音楽
 
*ご来場の方はスリッパをご持参ください。
 
きっと、ここから始まります。

前回の第4回歌舞伎町農山村ふれあい市場(10月)、川内村商工会長の井出茂氏との出会いもここでした。音楽家の古川琴子は、歌舞伎町で音楽活性化事業としてやっていたミュージックプロムナードでの繋がりで知り合ったのが彼女が音大を卒業し、デビューシングルを出して間もない5年前のこと。そんな出会いと出会いが繋がって、上記、川内村合同入園・入学式での音楽演奏をする流れになりました。

川内村は、福島県双葉郡、福島第一原発から約20kmのところに村の中心があります。3.11の震災に伴う福島第一原発事故により、3.16以来全村避難となっていましたが、昨年9月避難解除となり、この1月末には遠藤村長より“帰村宣言”が打ち出されたばかりです。人口約2,800人だったこの村の人口は現在その約1割前後、経済基盤が原発のあった双葉町側にあることもあって、村の経済・産業構造は事実上壊滅的な打撃を受けています。とはいえ、震災以来初めて、この4月より村内にある各幼稚園・小学校・中学校が再開することになりました。元々200人近くの子どもたちがいたこの地域に、4月学校再開で戻る数はまだわかりません。概ね30名くらいではないかと聞いてます。

震災前、今から4年ほど前まで、川内中学校には吹奏楽部があったそうで、音楽の先生もいたとか。折からの過疎化により、音楽の先生が去ったことにより、吹奏楽部は解散、以来、入学・卒業式から生の音楽は消えた。そして、さらなる震災と原発事故。だからこそ、この時に帰ってきてくれた子どもたちに、“大人から子どもたちのプレゼント”として、生の音楽でで迎えたいという村側の経っての希望で、音楽家・古川琴子に直接、川内村の教育長から依頼があり、それも村民が寄付を集めるからとまで言われて、この「合同入園・入学式」の音楽演奏による支援が実現しました。というわけで、新宿が繋いだこの“ちょっといい話”を皆で支えようと、ボクらのチームとともに4/6、川内村に再び行ってきます。

正直言って、福島県双葉郡の実情を考えると、“帰村”というワードにのみ偏ることなく、故郷を想いながらも、帰れない人たちも沢山いる、むしろそちらのが多数というのが現実、そして、ひょっとしたら、帰れない人たちのほうが心が痛い思いをしているのかもしれない、音楽家・古川琴子は、そう考え、その両方に寄り添いたい、もし可能であれば、音楽の“力”で、離れ離れになっている人のつながりをいくらかでも再生できないかと考え、村民コーラス隊や、その先の、村民吹奏楽団などいくつかの音楽ワークショップからのプロジェクトを企画しており、その第一弾としてこの“合同入園・入学式”がスタートになればと考えています。さらに、音楽が人を繋げ、例えば、オーガニックコットン、バイオエタノール事業など、双葉郡の産業・農業再生における今後の課題を実行・実現していく上で必要な知恵とマンパワーを集積するためのメディアになっていけばいいなと、そんな風に考えています。そのバックヤードを、新宿で繋がった仲間たちと、その一端を自分も担いながら、支えていければいいなと、そんな意味で、ここに告知を兼ね、紹介しました。


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