SSブログ

10月16日(土)17日(日)第29回 歌舞伎町まつり 開催 [イベント]

10月17日(日)に行われた歌舞伎町まつりのメインイベント、東京六大学応援団連盟による応援合戦。※10min.digest

今回が第29回目の開催となる「歌舞伎町まつり」が10月16日(土)17日(日)と2日間の日程で開催された。10月は、新宿区が地域各商店街などの活性化施策として「大新宿区まつり」を実施、各商店街などでは一部区からの補助金を受け、それぞれ趣向の違うイベントが開催されている。「歌舞伎町まつり」は「まつり」と称してはいるものの、所謂「祭」ではなく、その「大新宿区まつり」協賛によるイベントである。

内容的にはここ数年やや固定化してきているものの、メインイベントの東京六大学応援団連盟による応援合戦とパレードは、かつてのように歌舞伎町を「たくさんの学生が集まる街」にという思いで、先々々代の歌舞伎町商店街振興組合理事長で明治大学応援団部の出身でもある小松良司氏の声かけで2002年よりスタート、これについては今年で9回目となる。

29回歌舞伎町まつりポスター(20100819).jpg第29回歌舞伎町まつり主催: 歌舞伎町商店街振興組合・歌舞伎町まつり実行委員会 協賛: 新宿区)

10 月16 日(土)
◇シネシティー広場

12:00 ふらっと 新宿の手作りイベント ★( 財) 新宿区勤労者・仕事支援センター

12:30 歌舞伎町音楽祭 ★アイキュージー

13:30 演歌 ★NPO法人日本艶歌歌謡協会

14:15 演歌 ★五条哲也 永田かつじ 霧野ゆき 山田智仁

15:00 フラダンスショー ★小林れい子フラスタジオ
16:00 越王( こしわ) 太鼓(新潟市巻) ★東京えちご巻町会
17:00 新宿育ち ★NPO法人日本艶歌歌謡協会
18:00 民踊大会 ★新宿区民踊連盟
19:45 終了
◇ぺぺ広場( 特設会場)
12:30 新潟県物産即売会 ★首都圏えちご蒲原会
14:00 越王(こしわ)太鼓(新潟市巻) ★東京えちご巻町会
15:30 終了

10 月17 日(日)
◇シネシティー広場
11:00 歌舞伎町音楽祭 ★アイキュージー
12:20 ストリートダンス ★ジールスタジオ新宿
13:00 フラダンスショー ★フラ オ ハウオリ
14:00 オープニングセレモニー(中山弘子新宿区長挨拶)
14:20 花笠音頭 ★新宿区民踊連盟
14:40 高円寺阿波踊り ★菊水連
15:15 バトンステージ ★NPO法人 日本バトントワリング協会
17:30 高円寺阿波踊り ★菊水連
18:00 新宿育ち ★NPO法人日本艶歌歌謡協会

◇パレード

17:00 ~ 18:00 東京六大学応援団連盟町内パレード
18:15 ~ 19:00 高円寺阿波踊り菊水連町内練り歩き

◇メインイベント(シネシティ広場)
19:00 東京六大学応援団連盟応援合戦
20:30 終了


「歌舞伎町シネシティ広場」という公共空間(法的には道路)を、超法規的に活用してイベントを行うことは、こういった繁華街の真ん中に「広場」がある希少性もさることながら、合わせて地域の要望によって活性化の資源としてという意味合いにある。当初、歌舞伎町商店街振興組合から歌舞伎町TMO(タウンマネージメント組織、区予算による末端行政組織、法人格はない)に運営主体がうつり、とはいうものの、「歌舞伎町まつり」「熊野神社例大祭」「新宿エイサーまつり」などは今でも商店街が主催している。TMOは、歌舞伎町の既存組織がそれぞれバラバラなものを一つにまとめて街全体感をということで着手した面は評価できる一方で、設立以降、その他のこまごまとしたイベントは全てTMOが運営主体にならないと実施不能であること、一方でTMO自体が「本当はあってはいけない組織になってしまった」(TMO部会幹部)、なぜならあくまで区職員の受け皿、俗にいえば地方公務員の天下り先であり、3千数百万の予算の半分は人件費、みたいな構造にあること、そして、なにより民間が一言もTMO設立を行政に要望したわけでもないところでの運営をせざるを得ないことで実行時に孤立無援であること、そして実態としてはTMOの資源はシネシティ広場と大久保公園に限られているという現実、などを考えれば、TMOで働く職員には悪いが、ホントにくだらないものを作ってしまったといえる。

しかし、一度作ってしまった組織はリセットが効きにくい。着手時にはそれなりの「志」というものがあったりするもので、その事が後々冷静な判断を鈍らせ、もう3年も前の事だがルネッサンス推進協議会について「形骸化が著しい」実態を以前区長に指摘した時も「あれはあれで流しといて・・、でも私を信じて。」というように、「大人」というか、誰かのメンツ(あるいは自身という場合もあるが)を傷つけないよう傷つけないように、オブラートに包み込む中で、「嘘」がオーソライズされて、その積み重ねが取り返しのつかない事態を生む、ということもあるのだ。

「歌舞伎町まつり」についても同じ、一個一個のコンテンツの中には「これはいらないんじゃない?」と話すと、「いや~・・〇〇さんが持ってきたものだから、彼の顔を潰すわけには。。」とか、つまりコンテンツは実施不能になった場合を除いて常に増え続け、消えない。そのうち、中身の無い、やっても意味の無いものに変化していく。だが、よくよく考えてみると、ここには組合予算はおろか、区からの補助金が・・・つまるところ、今風にいえば「事業仕分け」対象に他ならない。区内各商店街に補助金をまいて各地で実施される「大新宿区まつり」、故にそれが票集めのマシーンになっていると言われる所以である。

歌舞伎町ルネッサンスの当初の目的は「治安対策」と「映画館街再開発」の地域への理解を求めることで、其の事は充分目的を達した。だが、「治安対策」の主である暴力団対策が一定の効果を出せた一方で、「体感治安」(特に客引き問題等)は一向に前進できず、また「映画館街再開発」は当事者の4社共同開発が頓挫、其のあたりが明確になった一昨年あたりから空気が変化、当初は行政・警察が引っ張っていたこのルネッサンスの構造が歌舞伎町商店街振興組合という民間側が「このままじゃいけない」と本気になり始めた。すると、行政や警察側がこんどはモチベーションが下がり、むしろ歌舞伎町のステージ性を奪い返すためのアリバイ的な施策に終始しはじめ、なかでTMOもおざなりな設立が起きてしまったわけだ。

これについては、某公式な会議で、これは自分自身も発言者であり、公表段階ではないということで書いてはきてないが、全会派都議・区議の前でこう明言したことがある。

「裏では、これではいけない、意味無い、あってはならないと批判しながら、警察署長の前で、区長の前で、公式な席での発言で、皆さん自身が『大人』になって『良くやってくれてる』『歌舞伎町は良くなった』などと言い続けてきたことで、その誰かのメンツを庇うとか志があるからという名のもとに、『嘘』で全体をオーソライズしてしまったのです。これは、『街』自身もその一部だった。この『罪』は重い。」

今、これをひっくりかえします。どれだけ、今の歌舞伎町がとんでもなく酷いか。商店街は変わりつつあります。実は、ある『力』は借りましたが、警察もホント最近ですが、変わり始めてくれました。次は、政治と行政の番です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0