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5月3日(月)「100万人のゴミ拾い」in 新宿にて、久しぶりな荒川祐二君と。 [イベント]

「100万人のゴミ拾い」とは、5月3日を語呂に合わせて「ゴミの日」とし、2007年以来、荒川祐二君が呼びかけ人リーダーとなって毎年この日に全国各地で同時多発的にゴミを拾うというイベント。今年の「100万人のゴミ拾い」は、6カ国56箇所100,284人が参加表明、呼びかけ人リーダーの荒川祐二君の新宿会場は駅東口に11時集合、約150名が集まった。▼

さあ、ゴミ拾いスタート。集まった人をまず3チームにわけ、自分は荒川君の先導するコースに随行、新宿東口エリアから回って花園神社~新宿ゴールデン街~歌舞伎町と約3kmの道のりをゴミ拾い。

 

途中、花園神社境内にて、すっかり緑になった桜の下、木漏れ日とそよ風とゴミ拾い。

最後に参加者全員で集合写真。参加者150名でした。拾ったゴミは分別し、新宿区の清掃事務所へ運び込んだ。


「100万人のゴミ拾い」in 新宿を終え、一息。荒川君と彼を支えたスタッフたち(smilestyleやチーム荒川?とでもいいうか、まりえちゃん(奥さん)らと歌舞伎町一番街のすずやへ。(グリーンバード歌舞伎町チームは参加出来なかったが、トングや軍手などを貸し出し、告知などで協力)とん茶を前に嬉しそうな荒川君、お疲れ様でした。

荒川君が「こんなオレにも、たった一人で何かが出来るはず!」と、新宿東口駅前広場で、「一緒にゴミを拾いませんか?」と段ボールで作ったプラカードを下げ、ガチャピンの恰好をしてゴミを拾い始めたのが2006年、それから毎日朝6時、仲間が増えては減り、誰も来ない日もあったり、拾っても拾ってもゴミは減らなくて。夏、中山区長も一緒にゴミを拾いに来てくれた日もあった。(関連記事)2008年、「ヨユウでしょ!」って言ってた就職活動、NHKを落ちちゃって、プータローに。その後、突如「あなたの目を見て、インスピレーションで文字を書きます!」という路上書道家を始めたかと思えば、ゴミ拾いで世界を変える!みたいな講演をやったり、「半ケツとゴミ拾い」(地湧社刊)を出版・・・おいおい、段々怪しくなっていくな~って(オレが言うのも変だが)・・・そんな荒川君も昨年、学生時代からの恋人だったまりえちゃんと結婚。今年は、自分のお店(ラーメン屋、ネイルサロン)を大阪の方に持つことになり、徐々に落ち着いてきたというか、少し大人になってきたというか。

ゴミ拾いなんて、そもそも拾うゴミが無ければ無用の長物。もっと言えば、ゴミを拾ったからって、落ちてるゴミの数が減るか?と言えば実際そうでもない。つまり、善意な行動ではあっても、別にあってもなくてもいい活動に過ぎない。そして、グリーンバードにしても、荒川君らにしても、それが一歩間違うと、どこかでカルト的な正義に向かう危険性はあり、其の時はあってはならない存在になる場合もある。その辺を意識し、「お掃除合コンですから!」みたいな、いわば人と人の出会いを創る"程度"で充分で、現代の時代にこそ必要なヴァーチャルとリアルのジョイントを目指すというのなら、それで意味はあったりする。概ね、善意というものは、どこかで組織や権威の維持のために偏った、あるいは自己催眠かマインドコントロールでもされたような軽薄な"正義"を作りだしてしまう場合が多い。例えば、政府であれ行政であれ、あるいは法律もモラルも、あるいは商店街であれ、あくまで「必要悪」であって、無くて社会が上手く回るのならそれに越したことはない。そして「必要悪」であるがゆえに、無用になれば無くなるべきだし、やむを得ず無くてはならないのなら最小限であるべきで、まして必要以上の肥大化は許してはならない。肥大化は社会から自由を奪い、市民の自立心も奪う。一般論として、社会情勢が、自己責任回避の方向に向かっている今、ちょうどこの日は憲法記念日で、街のいろんなところで右・左の街宣が見られたが、要は、活動は、常に時代の揺らぎを認識し、変化に対応できるよう、活動や組織には自在に姿を変えられる柔らかさが必要で、その都度持つべきバイアスはどういうものであるべきかを見定める、善意は誰にでも簡単にできることだが、“正しい行動”には、深い聡明さが必要なのです。

実は、昨日5月2日の夜、鎌倉で路上アーティスト活動を終えた彼と歌舞伎町で会い、「少し話をしよう。」ということでゴールデン街へ。その後、杉山文野君(グリーンバード歌舞伎町チームリーダー、際コーポレーション会社員)も合流、久しぶりに三人でいろいろ話をした。そこで、まぁ、荒川君も、言ってみればまだ24歳の青年、そういう意味で言うと、ちょろっとメディアに載って、そのことで周りに良く分からない人が集まるようになって、しかし自分の中身が伴わなくて、好きな事をやっているのに好きじゃなくなってきてたりとオロオロ・・文野にも似たような経験もあっただろうし、そんな中で、これからどうするとか、どんな事を考えながらやっていこうかとか、いくらか大人なボクもいろいろ話をした、そんな夜だった。荒川君は、ちょっとした転換期を今迎えようとしているようだ。これまでの活動やそのことによる様々な経験が集約され、なんと言うか、一皮むけかかっているというか、そんな感じは受けた。今日のゴミ拾いは兎も角だが、元気で成長の伸びしろのたくさんある彼を見ていたい感じはする。とりあえずだが、今日の事も含め、お疲れ様でした。まだまだ!これからだね、本番は!


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