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7月27日(日)歌舞伎町フェスタ2008「ラテン文化との出会い」シネシティ広場プレイベント開催 [イベント]

7月27日(日)、歌舞伎町シネシティ広場において「ラテン文化との出会い」ペルー祭(主催:NPO法人IMPACTO LATINO)というイベントが開催された。これは、10月31日(金)から11月3日(月)までの4日間にこのシネシティ広場と新宿TOKYU MILANOなどで開催される歌舞伎町フェスタ2008のプロモーションを兼ねたプレイベントとして行われたもの。この7月27日ペルー祭を第一回とし、本開催の11月まで月1~2回のペースでシネシティ広場を中心に「ラテン文化との出会い」と銘打って中南米を中心としたラテンの音楽・食事・踊り等を日本向けにPRをしていく。

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7月28日はペルーの独立記念日、今年で独立187年を迎える。これに合わせ、7月27日の歌舞伎町でのペルー祭では陽気で華やかなラテンミュージックのライブなどの合間にペルー共和国国旗の掲揚や国歌斉唱といった厳かなセレモニーも行われた。来賓としてペルー大使のウゴ・パルマ氏、歌舞伎町フェスタの皮切りとなる第一回イベントでもあるということで中山弘子新宿区長も訪れた。

DSC09331.JPG左からウゴ・パルマペルー大使夫妻、そして中山区長

ウゴ・パルマ ペルー大使
「ペルーはラテンアメリカで最も将来性に富むものとして知られてきている。世界遺産マチュピチュは日本人が最もおとずれたい場所の一つであり、また日本人考古学者・研究者は50年前からペルーの考古学遺跡の発見やその評価に実質的な貢献を行ってきており学術協力や両国が作り上げた文化にお互いに敬意を払うことの模範となるもの。ペルーは共通の価値観や民主主義、平和、、国際安全保障、広範な協力関係、人的交流、重要経済、
相互利益に関する共通の見解をもとにして、日本との特別な関係を強化することに強い関心を持っている。」

中山弘子 新宿区長
「新宿の町には外国の方が3万3千人、113ヶ国の方がお住まいです。私はこの街に多くの方がおいでいただいて互いの文化を理解しあえるということをとても大切だと思っています。新宿の街では、皆さんに日本の学校の教育を支援したり、いろんな多言語での、スペイン語や英語や中国語や韓国語などいろんな言葉での相談に応じてます。みなさん、これを契機にぜひこの歌舞伎町の街を楽しんでください。そして皆さんの力がこの歌舞伎町の街を文化を発信できる街にしてくださると思っています。」

また、ペルーのフェレス大統領から日本で暮らすペルーの人たちに向けてのメッセージも紹介された。

母国を遠く離れて生活するペルー人のために、財政支援・健康・教養のために必要な措置を対応するよう、個人個人とのつながりを重視しており、ペルー議会の海外在住のペルー人の代表枠を保証する法案を国会に提出した。この独立記念日に呼びかけたい、我々が独立したときと同じ情熱を持って発展への貢献に努力してほしい。

アランガルシ・フェレス ペルー共和国大統領

DSC09347.JPG壇上で挨拶の述べる中山区長

DSC09368.JPGシネシティ広場には多くの中南米系の人たち、大体500から1000人が集まり、フォルクローレに代表されるペルーの音楽や、最近はやっているアメリカナイズされたヒップホップなどがステージで演奏され、広場はまさにクラブ状態となった。

DSC09317.JPG DSC09291.JPGコマ前にはペルー料理やインカ・コーラなどのドリンクを提供するキッチンカーも登場。これがまたこのイベントの魅力の一つ。11月までのラテンイベント開催ごとに、出展国(あわせて15ヶ国)ごとの料理がもてなされる。キッチンカーの中にいたラテン美人もGood!

DSC09392.JPG広場に掲揚されたペルー共和国国旗の下で、ステージではペルーの音楽、民族衣装や踊りの催しなどが夜の8時まで繰り広げられた。

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歌舞伎町フェスタ2008「ラテン文化との出会い」シネシティ広場プレイベントスケジュール
実施場所:コマ劇場前シネシティ広場
Proximos eventos en Kabukicho
主催:NPO法人IMPACTO LATINO(インパクト・ラティーノ)

実施日程・時間
第1回  7月27日(日)13:00~20:00 ペルー祭
第2回  8月10日(日)11:00~18:00 ボリビア祭
第3回  9月27日(土)16:00~19:30 キューバ祭
第4回10月25日(土)16:00~19:30 ブラジル祭
第5回10月31日(金)16:00~20:00 ラテン祭(SALSA・REGGAETTON)
第6回11月 1日(土)11:00~20:00 ラテン祭(Festival Andino de Musica)
第7回11月 2日(日)11:00~19:00 ラテン祭(Argentina,Mexico,Espana,Chile,Bolivia,Peru)
第8回11月 3日(土)12:00~19:00 ラテン祭(Venezuela,Colombia,Cuba)


歌舞伎町フェスタ2008 KABUKICHO FESTIVAL 2008【告知】

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歌舞伎町へ行こう!
歌舞伎町フェスタ 2008は、歌舞伎町誕生60周年を祝って開催されます。
コンセプトは街の名前。つまり「歌(うた)」・「舞(おどり)」・「伎(わらい)」の祭典です。
音楽・映画・演劇・お笑いなど様々な本拠地がある芸能の都・歌舞伎町。
そして多様なバックグラウンドを持つ人々が行き交う
多文化の街・歌舞伎町へ行こう!
 
開催期間:2008年10月31日(金)~11月3日(月・祝)
開催場所:新宿ミラノ1、歌舞伎町シネシティ広場、東京都健康プラザ ・ハイジア
主催 :歌舞伎町フェスタ 2008実行委員会
共催 :歌舞伎町ルネッサンス推進協議会
後援 :新宿区、歌舞伎町商店街振興組合、歌舞伎町二丁目町会、歌舞伎町二丁目商興会
運営協力 :歌舞伎町タウン・マネージメント組織、新宿区教育委員会、新宿歴史博物館、(株)毎日映画社、日本たばこ産業(株)東京支店、歌声喫茶「ともしび」、NPO法人 ラテン文化センター IMPACTO LATINO、(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー、(株)ロム・シェアリング
機材協力 :(株)ジーベックス
企画運営 :(株)東急レクリエーション

歌舞伎町フェスタ2008、これは2005年に幕を閉じた東京国際ファンタスティック映画祭以後昨年まで2回開催された東京国際シネシティフェスティバル(通称シネフェス)の後継イベントとして、これまで映画祭を運営してきた(株)東急レクリエーションが企画をしたもの。今回も運営は東急レクリエーションが行うが、実際に大きくこれまでとは違うのは東急レクの自主興行形式ではなく、一つひとつのイベントを主催する団体や企業がイベントを主催し、新宿TOKYU MILANO(東急レク)はこれに館を貸すという形をとっている点にある。つまり、リスクはそれぞれの主催団体や企業であり、動員もそれぞれが主体に行うもので、それらの企画をひとまとめにしてコンセプトワークと発信をしていくのが東急レク(映像事業部プロモーション企画部)の役割と見ていいのだろう。これまでも映画祭運営に携わり事務局長として役割を担ってきた東急レクの山下映像事業部長がこの企画の実行中心にいる。「イベントタイトルを変えたのは、まず内容が映画祭ではないから。この時期に映画祭をやるのは難しいと思う。(歌舞伎町フェスタの)一週間前の10月26日に東京国際映画祭が終わる、これの後にすぐ東京フィルムエックスという映画祭がある。そういった映画祭が続く中で昨日今日出来たばかりの映画祭に出品したいというのはなかなかない。したがって映画祭として観客動員することもそうだが、何より動員できる番組を編成するのは難しい。」と山下部長。また、台東区が進めている下町映画祭というのがあり、東急レクとしてはこれの運営も受注している関係もあるようだ。「当初は、2チームで、両方を同じ時期にというアイディアもあった。しかし、向こう(台東区)の企画にウチの部署が専念したいということがあって、じゃぁ僕がこっち(歌舞伎町)をやりましょう、ということになった。」と山下氏。

シネフェスの映画祭運営の当時から新宿区に顔を出すようになった山下氏だが、その都度企画を模索していた。「歌舞伎町にはたくさんのイベントがあるが、どれもバラバラで連続性がない。それじゃぁ発信はできないしスケールメリットも生かせない。」というのが彼の持論であり、だからもっと仲良く手をつないでやりましょうよと散々言い続けてきた。ここについては自分は異論があって、「そんな“和”の街じゃない。それぞれがバラバラでも、お互い凌ぎあいせめぎ合って切磋琢磨するのが歌舞伎町らしい。それに一つひとつのイベントが来年あるとは必ずしも言えない事情がそれぞれある。」というのが個々のイベントの中に関わって実態を赤裸々に知っている自分の意見であって、そこは山下氏とは意見が違う部分があるが、同じプロモーションという視点で考えれば効率から言っても山下氏の言っていることは至極当たり前のことでもある。

そんな彼の意思が、歌舞伎町フェスタにはそのまま生きている気がする。

「企画を模索する中で、新宿区の多文化共生プラザにも顔を出し、そこでラテン文化センター、インパクトラティーノも多文化共生プラザを使っていた。歌舞伎町発でどんどんラテンの文化を知ってもらいましょう、というのがきっかけ。ラテンの文化は21カ国、イタリアもスペインもある。歌舞伎町フェスタではそのうち15カ国の観光局がハイジアにブースを出す話がまとまった。日本人にラテンの文化に親しんでもらいたい。そのために15カ国それぞれの違う料理を出すキッチンカーを入れ、食文化を伝えたり、また民族舞踊、音楽を紹介することを考えている。」と山下氏、今回の歌舞伎町フェスタはラテン文化との出会いというコンセプトが強い印象があるが、実際はそうでもなくて、イベントの中身はむしろ異色のものがごった煮になっているところがある。たとえば歌舞伎町に進出してきた吉本興業にも一本企画を頼んでいて、ミラノ1を舞台にお笑いライブの開催が予定されている。リリースではシークレットライブとなっているが、実際のところはまだ企画段階、「今プロデューサーが頭をひねってる。」とか。

歌舞伎町の名物店だった歌声喫茶「ともしび」を新宿ミラノ1内に復活させ、1000人が懐かしの歌を大合唱する「1000人の大同窓会 歌声喫茶ともしびin歌舞伎町」という企画もある。「歌声喫茶といっても歌うだけじゃなく、今年は歌舞伎町の町名誕生60周年というのがあるじゃないですか。これにかけて、その60年の中でトップ的なものをニュース映画で流す。それで懐かしんで、終わった後にまた歌う。昔映画の前に必ず毎日ニュースとか朝日ニュースとかって、ニュース映画ってついてたでしょ。東急も依然東急ジャーナルというニュース専門の映画館をやっていたのだが、そんなのを見せて懐かしんで、そして歌ってもらおうと。」と山下氏。じゃぁ、昭和レトロな装飾や写真展なんかも出来たらいいのではと話したが、「本当はこりたいんだよね。。でも、そこはスポンサーがつくとか予算次第かな。」と。

それ以外だと、これはまだ情報解禁されていないが、ビジュアル系ミュージシャンのフィルムコンサートが企画されている。ある事務所がかかえているミュージシャンの未公開映像をつないでファン向けにフィルムコンサートをやるというもの。「オールナイイトから翌日の昼間まで、6回興業。オールナイトで3枠、翌日が2枠、途中休みを入れてくれと言われているが、それでも(席数が)足りないらしい。当然舞台あいさつとしてそのミュージシャンも来る。」となると、この企画だけでも5~6,000人の動員をもくろんでいるようだ。そして、毎度おなじみの恒例イベント、世界のCMフェスティバルが2回、オールナイトイベントとして組まれている。世界のCMフェスティバルは、毎回満員状態、つい7月26日(土)、新宿エイサーまつりの直後の22時から“真夏のミッドナイトカーニバル”と銘打ってイベントが開催されていたが、通例の秋と違っての開催に動員がやや不安と思われていたがそれでも約900人程度の観客が入っていた。

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DSC09264.JPG7月26日(土)に開催された世界のCMフェスティバル“真夏のミッドナイトカーニバル”の様子

こういった動員力のある、またある程度計算の立つ力のあるイベントを企画または連続させ、併せてシネシティ広場ではラテン文化との出会いと言ったイベントを繰り広げ、歌舞伎町フェスタ全体としては「歌(うた)・舞(おどり)・伎(わらい)の祭典」と町の名前にまさにちなんだしつらえでごった煮感をうまく歌舞伎町らしく包み込む。「動員は、ビジュアル系ミュージシャンの企画で5,000人、CMフェスで2,000、ともしびの同窓会が2,000で併せて9,000。ラテン文化関係はまだ読み切れないが、よしもとの企画が800くらいとして1万2~3千が(ミラノ1)中、シネシティ広場のイベントを入れたら延べ人数で3万人くらいになるかなと。」と山下部長。シネフェスの動員が約1万だったことを考えると、その3倍を4日間で呑みこむ。今回の歌舞伎町フェスタは生もの感が強い、というかしかないわけで、これは面白い感じがする。期待していいかもしれない。


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コメント 2

adam55

お前うざい、、かかってこい!!!!!

by adam55 (2008-07-29 01:39) 

NO NAME

こいつマジどうしようもない
by NO NAME (2008-08-03 17:13) 

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