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歌舞伎町、区役所通りに面してベストウェスタン新宿アスティナホテル東京が完成 3月23日(日)より開業 [その他]

平成18年6月より歌舞伎町・区役所通りに面した300坪の土地で工事が行われてきた「ベストウェスタン新宿アスティナホテル東京」が完成、3月23日(日)より開業する。

DSC01231.JPG ベストウェスタンマップ.jpg

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区役所通りに面したこの約300坪は権利関係が複雑で長く開発が遅れていたが、これを新生銀行がとりまとめ後に株式会社みかげ都市開発(影山勉社長、本社大阪市)が取得、土地取得費を除く総工費は約30億(推定、施工は福田組)でこの3月に完成、3月23日(日)より「ベストウェスタン新宿アスティナホテル東京」として開業する。ベストウェスタンホテルチェーンは世界約80カ国に4100のホテルを展開する世界最大級のホテルチェーンで、今回の新宿アスティナホテル東京はベストウェスタンチェーンとして都心部初の出店となる。株式会社みかげ都市開発とベストウェスタンホテルチェーンとはマスターライセンス契約を結んでおり、いわばみかげ側からベストウェスタン側にフランチャイズ料を支払う契約になっている。

DSC01178.JPG DSC01153.JPGホテルは3Fをフロントロビーとし、客室は4Fより14Fの最上階まで計206室。4~10Fまでをスタンダードフロアーとしてシングル(17㎡)からツインA/B/C(21㎡~32㎡)一泊20,000円~28,000円、ビジネスフロアーが11・12F(シングル・ダブル、ツインA/B)で一泊21,000円から27,000円、13・14Fはエグゼクティブフロアー(ダブルA/B、ツインA/B/C/D/E 21㎡~46㎡)で27,000円から45,000円(宿泊料金に朝食代含む)。ホテル施設としては3Fにレストラン「ステラ」(65席、営業時間7:00~26:00)ほかカフェコーナーを併設したコンビニエンスストアLOWSONを1Fにテナントとして入れている。なお、B1と2Fにも飲食店などをテナントとして入居させていく予定。

DSC01155.JPG14Fのエイグゼクティブツイン(Dタイプ)38㎡、一泊38,000円

DSC01109.JPG DSC01162.JPG←左:ビジネスダブル一泊25,000円、右:ビジネスシングル一泊21,000円。広さは同じ17㎡、▼ダブルタイプにはバス設備にシャワースペースが付いていてその分部屋部分の広さが若干異なる(シングルのほうが若干広い。ベッドサイズはほとんど同じなのでシングルの方が使いやすい感じはした)

DSC01105.JPG DSC01148.JPG←左、ダブルタイプのバス設備はシャワースペース付き。←右、室内にある液晶テレビはBS・地デジほかVODを見れる。CNNは無料視聴、モニターの説明やホテル内の案内は日本語・英語のほか中国語・韓国語による画面も。そのほか全室内に無線LAN、セーフティボックス完備。客室については禁煙・喫煙フロアが分かれており、奇数階が禁煙、偶数階は喫煙可能フロアとなっている。

DSC01216.JPG3Fレストラン「ステラ」65席、全面と天井がガラス張りで非常に明るい雰囲気。歌舞伎町の景色を楽しみながら食事ができる。▼朝食は和洋バイキングスタイル(1,500円)、ほかにランチ、ディナータイムあり。

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なお、3月23日より4月30日までの間、ベストウェスタン新宿アスティナホテル東京では開業記念特別プランとして宿泊料金半額(50%オフ)キャンペーンを実施中。▼12Fの室内から見下ろす新宿ゴールデン街の夜景。

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▲4月1日より旧四谷第五小学校跡に吉本興業東京本部、よしもとクリエイティブカレッジが開業予定。

DSC01308.JPG DSC01334.JPG改装工事は概ね終了している。校庭には芝がひかれた。夏ごろになれば緑が眩しい生き生きした空間になるだろう。吉本興業としては1F部分を地域とのコミュニケーションの場としての共有スペースとして活用することを目指しているようだ。2Fには吉本興業東京本部ほかファンダンゴ・アール・アンド・シー、及びアドミニストレーション、3Fはクリエイティブ・エージェンシーが入居予定。

DSC01321.JPG旧四五小の東側には隣接して新宿区の第二分庁舎があるが、明治通りに面するその正面には副都心線の新宿3丁目駅の一番北の出口ができる(▲写真左端、現在工事中)。また、この地下鉄駅入口部より吉本の東京本部、ゴールデン街までダイレクトに通り抜けのできる歩行者用通路現在工事中。

区役所通りにベストウェスタン新宿アスティナホテル東京が3月23日オープン、間もなく4月1日には旧四谷第五小学校跡に吉本興業東京本部が神保町より移転、およびよしもとクリエイティブカレッジが開校を予定している。この旧四谷第五小の明治通りがわに地下鉄副都心線(今年6月14日開通予定)の新宿3丁目駅への入口ができるということもあって、にわかに歌舞伎町の区役所通りから東側の活性化が期待されている。平成20年末ころには歌舞伎町の中心だった新宿コマ劇場が閉館を予定している(再開発のため、建て替え計画詳細は未定。2013~16年あたりまでに完成と推測)関係で、歌舞伎町の中心部への来街者数が減っていくことが予想され、その分区役所通り周辺への来街者導入促進が期待されている。

新宿コマ劇場(東宝会館を含む)を皮切りに、新宿TOKYU MILANOや西武新宿駅側の再整備なども動き始める可能性を考え、歌舞伎町は一体的に不動産所有が流動的になってきている。若干バブルな見方もされているが、建物の収益性が伸び悩んでいるにもかかわらず不動産売買は高値で取引されており、今後こういった傾向はビル経営圧迫を招きかねない。今が高値と見る地権者も多く、多数のビルを所有する企業の不採算物件の処理からはじまって一部国内系ファンドの回収などが進んでいる。一方で、相変わらず外資系ファンドの歌舞伎町への流入は少ない。このブログでも過去にグリーンプラザ(足立興業)や旧明星56ビル跡地などへの外資獲得・関与の記事を書いたことがあるが、いわゆる更地や空きビルには興味は示すものの、「風俗テナントの入る建物に対して外資系ファンドが手を出すことはまずほとんどありえない。」(国内ファンド系関係者)。いずれにせよ、まちづくりにかかわる側にはこういった資本の流入に目を配りつつ、もうひとつはどういった資本が入ってきているのかは見定めていく必要がある。と言っても、資本に白も黒もなく、基本的にどんな資本も突き詰めれば所詮グレーな日本、資本の出所を見極めるのもある程度必要ではあるが、同時に地域の監視能力を増していくということに重点をおいていきたいと考えている。


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