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10月31日(水)第5回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会開催 [まちづくり]

第5回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会 平成19年10月31日(水) 午後2時より新宿区役所5階大会議室にて

◆◆歌舞伎町ルネッサンス推進協議会構成員名簿
佐々淳行 初代内閣安全保障室長
安藤忠雄 建築家・東京大学名誉教授
伊藤 滋 早稲田大学特命教授
戸沼幸市 早稲田大学名誉教授
高橋 誠 ㈱創造開発研究所所長
山下保博 財団法人東京都公園協会理事長
堺屋太一 作家
廣江 彰 立教大学ビジネスデザイン研究科教授
根本祐二 東洋大学教授
新村雅彦 歌舞伎町商店街振興組合理事長
井上 一 歌舞伎町二丁目町会長
佐藤 進 ㈱東急レクリエーション代表取締役会長
山田啓三 東宝㈱専務取締役
林 瑞祥 ㈱ヒューマックス代表取締役
大谷晴通 東亜興行㈱代表取締役
櫻井 巖 ㈱ハイジア取締役社長
鈴木省三 新宿地下駐車場㈱代表取締役社長
乗岡永記 ㈱コマ・スタジアム代表取締役社長
吉野伊佐男 吉本興業㈱代表取締役社長
柳 正憲 日本政策投資銀行理事
久我英一 東京都青少年・治安対策本部長
鹿森利眞 新宿警察署長
野原英司 新宿消防署長
後藤正直 東京入国管理局新宿出張所長
中山弘子 新宿区長

◆オブザーバー:警察庁/法務省/国土交通省/経済産業省/内閣官房都市再生本部/総務省/消防庁/警視庁/東京消防庁/東京都都市整備局/東日本旅客鉄道㈱/西武鉄道㈱

□□□以下議事録.....φ

中山弘子会長(新宿区長)
平成17年1月に設立したこの歌舞伎町ルネッサンス推進協議会でございますが、今回で5回目を迎えました。みなさんもご存知のとおり、クリーン作戦プロジェクト、地域活性化プロジェクト、喜兵衛プロジェクト、まちづくりプロジェクトと各プロジェクトを通して地元事業者、関係行政機関等が一体となった歌舞伎町のまちづくりを着実に進めております。クリーン作戦プロジェクトでは、警察・消防・入国管理局をはじめとした関係者のご尽力、地元・ボランティアを含めました力の結集によりまして大きな成果をあげております。昨年は、みかじめ料等不払宣言大会も開催されまして組織暴力・犯罪対策が大きく取り組まれております。また、安心してあるける街の推進に向けて、歩道拡幅整備を行っていた花道通りも今月(10月)25日に完成式を迎えるなど、安全・安心のまちづくりがさらに一歩前進し、街が変わり始めた、以前と比べてすっきりしてきたという声も大分聞こえてくるようになりました。しかし、まだまだ客引きやスカウトの問題をはじめ、これからも関係者の力を合わせて地道に粘り強く取り組んでいく必要があります。地域活性化プロジェクトでは、シネシティ広場でのスターコンテストをはじめ音楽や映画、演劇、スポーツなど様々なイベントが開催されまして、歌舞伎町音楽祭・ライブミュージックプロムナードの区役所玄関前でのジャズ演奏も定着し、歌舞伎町に多くの人を呼び込むようになりました。さらに、地元の方々の力で区役所通りのイルミネーションによる光の演出が行われるなど、街の装いも大きく変わりつつあります。歌舞伎町の新たな担い手を誘致する喜兵衛プロジェクトでは、旧四谷第五小学校へ吉本興業株式会社の東京本部を誘致することができました。これは、大衆文化・娯楽の企画・制作の拠点構築に向けての大きな第一歩を踏み出すこととなりました。吉本興業さんには、将来的には歌舞伎町で1,000人規模の劇場を持ちたいということで、エンターテインメントの街への実現への大きな期待が持てます。また、今年7月には歌舞伎町商店街振興組合ビルに障害者の就労支援を目的とした地方物産を販売するアンテナショップ「ふらっと新宿」がオープンをいたしまして、地域とのコミュニケーション、交流を図りながら、街の一員として歌舞伎町の再生に向けて頑張っております。
このように、歌舞伎町のDNAを創造した鈴木喜兵衛氏の理想である道義的繁華街に向けた取組が進められております。また、まちづくりプロジェクトでは、街の方向性を示す歌舞伎町まちづくり誘導方針を策定しております。今後、まちづくりの推進とその担い手である歌舞伎町版のタウン・マネージメント組織の設立に向けた取組を行っています。この歌舞伎町版タウン・マネージメント組織については、後ほど詳しくご説明をいたしますが、地元の皆様方のお力により歌舞伎町全体のまちづくりを進めていくものです。
本日は委員の皆様に、歌舞伎町ルネッサンス憲章の精神をもとに、歌舞伎町のまちづくりと街の持続的な再生・活性化を担う仕組みづくりを今後の課題というところで私ども捉えておりますので、是非こうした点を中心にご意見、ご提言を賜りますようにお願いを申し上げます。

□ 歌舞伎町ルネッサンス推進協議会新任委員紹介
吉本興業株式会社代表取締役社長 吉野伊佐男
(以下人事異動による新任委員)
歌舞伎町商店街振興組合理事長 新村雅彦
新宿地下駐車場株式会社代表取締役社長 鈴木省三
日本政策投資銀行理事 柳 正憲
東京都青少年・治安対策本部本部長 久我英一
新宿警察署長 鹿森利眞
新宿消防署長 野原英司
□新任委員を代表して吉野伊佐男委員が挨拶
 
吉野伊佐男委員(吉本興業株式会社代表取締役社長)
中山区長とは、今年で6年目になりますが新宿ルミネに劇場を開設いたしまして、ちょうど2年目ぐらいから作文を寄せていただいたりとか、いろいろご無理なお願いをいたしましておつきあいをさせていただきまして、また先ほどご紹介もございましたように喜兵衛プロジェクトというプロジェクトにも参加をさせていただき、この度、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会の方へというご案内をいただき、加わらせていただくことになりました。
旧四谷第五小学校は歴史と伝統のある由緒ある建物・小学校でありますけれども、これを私どもの東京本部として借り上げをさせていただきまして、来年の4月8日、いわば新学期の4月8日ということで営業を開始させていただこうと考えております。明日より本格的な工事に入らせていただきますので、近隣の皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんけれどもどうぞよろしくご理解を賜りたいと思います。
我々、微力ではございますけど大衆文化といいますか、所謂文化力で、ひとつ歌舞伎町の活性というところに力を注がせていただきたいと考えています。

□活動報告
歌舞伎町対策の取組状況等について:新宿警察署
1. 推進体制
我が国を代表する盛り場である新宿歌舞伎町地区については、その環境浄化が、東京の治安回復にとって象徴的意義を有することに鑑み、平成16年4月に池袋・六本木と併せて「三地区特別対策」に指定され、平成17年12月から新たに、渋谷地区を加えて「四地区特別対策」として挙庁体制で諸対策を推進中。
2. 推進重点対策
(1) 違法個室マッサージ店等性風俗店の実態解明と廃業を目的とした取締り
(2) カジノ等賭博事犯の取締り
(3) わいせつビデオ店等の実態把握と廃業を目的とした取締り
(4) 暴力団組織の弱体化・壊滅を目的とした取締り
(5) 暴力団関係車両の徹底取締り及び暴力団のい集、トラブル事案の封圧
(6) 国際犯罪組織の壊滅を目的とした取締り
(7) 不法滞在者の実態解明と各種取締りによる生活基盤の解体
3. 取締りの状況等(16.4~19.9累計手集計)


4. 指導・取締りの検証~環境浄化が進展~
(1) 賃貸借ビルの空き室、白い看板が増加~違法風俗営業店の取締りとビル・オーナー対策
(2) 道路上の違法看板やピンクビラが減少~官民一体の連携した歌舞伎町クリーン作戦の実施
(3) 風俗関係の客引き対策~継続的な取締り
(4) 風俗案内所の広告規制~風俗案内所条例の施行による指導・取締り
5. 当面の課題と対応
(1) 悪質な客引き等違法風俗営業店の取締り
(2) 暴力団対策(資金源の遮断)
(3) 各種交通対策(道路不正使用等の取締り)
 
鹿森利眞新宿警察署長
歌舞伎町対策につきましては、警視庁の最大重点として組織をあげて推進しているところです。最近の事例として何点か紹介させていただきたいと思います。一点目は、7月5日の夜から未明にかけまして約300人体制で歌舞伎町における風俗店等の一斉取締りを実施いたしました。その結果、ホストクラブ従業員14人を逮捕したほか、猥褻DVD約8千枚を押収、違法看板約300枚を撤去したという結果が出ております。つぎに、9月19日ですが、新宿歌舞伎町1-13に所在しますビクトリーという風俗店なのですが、パチスロ機を使用した賭博をやらせてたということで摘発をいたしまして5名を逮捕しております。また、10月4日には新宿区役所の真裏に位置しますのぞき部屋「ピンキー」という店を違法営業を継続していたということで経営者と店長の2名を現行犯逮捕をしているところです。以上な検挙結果ですが、かなり従前に比べて環境浄化はすすんでいるのかなという状況です。その他、今までの取締りによりまして大多数の違法な性風俗店というものにつきましては、かなりの数を閉店に追い込んでいるというところですが、未だに取締りの目を逃れて脱法的な輩が、またはアングラ的な営業を行っている店があるのが実態です。これからも、改正条例等有効に活用しまして引き続き粘り強く指導取締りを行って体感治安の回復に努めていきたいと思っております。
つぎに、歌舞伎町ルネッサンス最大の障害であります暴力団でございますが、これについては取締りと排除対策の両面作戦を現在強力に推進しています。先ほど、区長からもご紹介がありましたが、昨年12月にみかじめ料不払宣言大会を開催し、本年2月には新宿歌舞伎町ホストクラブ暴力団排除の協力会というものを立ち上げています。地域・住民の強力を得ながら暴力団の資金源を枯渇・遮断を図っていくとともに徹底した取締りを継続してやってまいる所存です。また、交通対策としましては、引き続き本部合同の歌舞伎町地区集中取締りを継続するとともに、道路環境の浄化のため道路不正使用事案等取締りを強化していく方針にしております。また、駐車対策のみならず暴力団対策上も極めて効果的な花道通りの車道狭隘化につきましては完成となりまして、文字通り歌舞伎町の花道として利用されることを期待している。今後とも、警視庁・新宿署としましては皆様方との連携を密にしながら歌舞伎町の環境浄化対策を推し進めてまいる所存です。環境浄化は、決して後戻りさせない、そういう強い決意のもと、粘り強く取締り等対策を推進していく。どうか、さらなるご協力をよろしくお願いします。

歌舞伎町における消防の取組み:新宿消防署
新宿消防署においては、専従員を配置した歌舞伎町対策本部を開設し、管内に存する建物や各テナントの防火管理、消防設備等の維持管理等を図ることを主眼として、立入検査体制を強化し、違反是正の徹底により防火安全対策を進めています。
歌舞伎町の安全対策の推進
1. 消化活動 火災件数及び放火件数はほぼ横ばい状況にあります。なお、今年の4月にはワンフロアが丸々燃えたような事案も発生しています。放火については、これも件数は横ばいですが、階段内の物件の存置などが減少しており、延焼による危険性は低くなるというような傾向にあると思われます。
【火災件数】

2. 救急活動 救急件数は、緩やかな増加傾向にあります。平成17年に一時的に減少しているが、今後も増加の傾向にあると思われます。
【救急件数】

3. 立入検査 他の消防からの応援による立入検査、昨年6月歌舞伎町防火対策本部の開設、専従員を配置等により立入検査を強化しています。
4. 違反是正の徹底 消防法令違反を是正するために、積極的に指導、命令を行っています。
【立入検査件数】

【是正件数】


5. 防火管理の徹底 出火時の初期消火の訓練指導、防火管理講習等により防火管理の適正化を推進しています。
6. 使用開始前の検査の徹底 新築、改装時やテナント変更時の届出が強化され、使用開始前から防火安全の指導を徹底しています。
□今後の対応等
① 違反是正及び防火管理の徹底
② 避難上必要な施設等の管理の徹底
③ 関係行政機関・地域との連携強化
 
小野新宿消防署予防課長
立入検査の件数、指導・命令などによって違反を発見して是正させるという件数は大幅に増加しております。そのため、階段等の違反率はかなり減少しています。今後の対応といたしまして、違反の是正・防火管理の徹底を図ること、とくに延焼の経路、あるいは煙の流入経路等にならないように階段の部分を適正に管理し、その徹底を図ります。また、地元の町会や商店街振興組合の皆様をはじめとして歌舞伎町地域の方々、関係行政機関との連携を図ることによって防火・防災の意識を高め歌舞伎町地域の安全・安心を図ってまいります。

不法滞在外国人の取締り状況:東京入国管理局新宿出張所
後藤正直東京入国管理局新宿出張所長
基本方針としましては、平成15年4月以降当出張所が歌舞伎町の中心に設置されました。それ以降、警視庁組織犯罪対策第一課、新宿警察署などと連携して鋭意不法滞在外国人対策に従事してきたところです。摘発によって、大久保・百人町など隣接地区に不法滞在外国人が非常にい集し、集団駐留し、周辺住民に不安感を与えていた。こういったものがなくなりました。それから、歌舞伎町内の韓国クラブなどにおける不法滞在外国人の総体的な減少がこの地区の治安改善に非常に役立っている。その結果、凶悪事件も減少している。こういった評価を得ているところです。また、ホテル街を中心に出没してました外国人の売人、あるいは女性の街娼も取締りの結果、まったくといっていいほど解消している。そうした状況が再現することが無いように取締りの手を緩めることなく警察等と共助・連携を推進します。まだ、不法滞在外国人もまったく無いとは言えない、そういった外国人が一人も居なくなるよう努力してまいりたい。取締りを通じ、この地区にまた新たに不法滞在外国人が流入してくることを抑止する、もし不法滞在外国人が入ってくるということがあればそれを阻止する、こういった強い決意のもとに効果的且つ積極的に摘発活動を推進していく、これが当出張所の基本方針です。
歌舞伎町内の摘発状況(平成19年1月より9月末日現在)は立入場所33箇所、摘発箇所 19箇所(内クラブ等風俗営業店14箇所)、被摘発者(違法外国人) 74名(男性15人女性59人)となっています。
前年(平成18年)は、摘発24箇所、被摘発者は72名ということで、9月末日時点ですでに前年を上回っている状況にあります。摘発先19箇所のうち、業種としてはクラブ等風俗営業店が14店舗、全体の74%と非常に突出しています。また、歌舞伎町内での被摘発者の国籍は5カ国で、韓国人が最も多く48人(男7女41)、中国人が16人(男2女14)、タイ人が6人(男女各3)、フィリピンが3人、チュニジア人が1人となっています。被摘発者のうち韓国人が65%を占めて突出しているのが特徴。次に中国人が22%、韓国・中国の合計が全体の86%ということで、韓国・中国人の占める割合が非常に大きくなってきています。被摘発者の違反態様は、資格外活動46件(62%)、不法残留25件、不法入国30件となっており、資格外活動が非常に多いのが特徴です。資格外活動とは、我が国では在留資格制度と申しまして外国人の在留形態、活動形態によって在留資格として来ている。例えば短期滞在は観光目的、留学生・就学生とかこういった人たちは留学生・就学生・観光をしていく分には何も問題ないですよと、しかしながら報酬を得る活動を行う場合には必ず事前に許可を得て行ってくださいというシステムになっている。資格外活動ということで日本から退去を求められる者については、そういった活動許可を得ることなく不法就労活動に従事しているということです。資格外活動の内訳としては短期滞在15人(33%)、留学・就学は各11人(24%)、通訳などの人文知識・国際が4人となっています。韓国クラブ等における不法就労者はどんな人がいるかというと、在留資格短期滞在の韓国人が多い。韓国は査証免除協定といって、パスポートと目的に沿った活動をするということが立証されれば入国が認められます。したがって、簡単にパスポートがあれば日本に入ってこられる。こうした状況を利用し、不法就労を目的とする韓国人は日本に流れ込んできており、歌舞伎町地区の韓国クラブ等に現れてきている。一方、留・就学生の資格外活動も依然として横行している(韓国人14人 中国人6人)。こういった不法滞在者が混在しているという状況が韓国クラブ等歌舞伎町における外国人の風営店の稼動実態であるといえます。
今後の方針ですが、これまで同様各関係機関の協力を得ながら警察当局と密接に連携し積極的な情報入手、そういった情報に基づく効果的な摘発に力点を置き即応処理に努め、それによって風紀・治安の一層の改善を図っていきたいと考えています。 


歌舞伎町地域活性化プロジェクト(片桐基次座長)より報告
◆ 第26回歌舞伎町まつり(10月6日、7日)
 10月の1日より21日の期間、新宿区では秋の新宿を彩る様々なイベントを主催あるいは協賛している。これを「大新宿区まつり」とし、とくにこの期間中の最大のイベントが10月7日に開催される新宿芸術天国(新宿芸術天国実行委員会主催、大新宿区まつり実行委員会・新宿区・新都心PR委員会が共催)。歌舞伎町では、これらの協賛企画として10月6日7日の土日に「歌舞伎町まつり」が開催された。歌舞伎町まつりは今年で26回目の開催、かつてはふるさと祭りという名で開催されたりといろいろ形は変わってきているが、ここ数年のメインイベントはなんといっても7日に開催される東京六大学応援団連盟による応援合戦。東京六大学応援団の6本の団旗が一斉に並ぶのは日本でここ歌舞伎町だけ、まさに新しい歌舞伎町の風物となってきている。
  
◆ 歌舞伎町スターコンテスト(5月より予選会を開始、全10回の予選回と11月10日には決勝大会開催)
 喜兵衛プロジェクト誘致第1号となったインターネット放送局新宿放送局(松永通之社長)の企画・運営。運営費はスカイパーフェクトTVが協賛することで賄う形をとっている。5月より全10回の予選会を開催し、各予選回優勝者とインターネット人気投票上位の組らによって11月10日に決勝大会が開催。賞金総額300万円の勝ち抜きエンタメバトル。
   
 4月21日(土)22日(日) 歌舞伎町シネシティ広場にてストリートボール・リーグ"Legend"公式戦開催
4月21日(土)と22日(日)の2日にかけ、歌舞伎町シネシティ広場でストリートボール(バスケットボールの3on3)のプロ・リーグである"Legend"(レジェンド)のseason4 第10節・11節の公式戦が開催された。
    
 試合開始を前に14時から開催された試合出場の選手によるバスケット・クリニック。バスケットクッズ御用達のスポーツショップ「GALLERY・2」のサポートにより、同店舗にて参加申し込みを受け付け、小中学生18名が参加。


STREETBALL LEAGUE "Legend"日本発のストリートボール・リーグ。あまり日の目を見ることの無いストリートバスケであるが、そのストリートバスケの最高峰のメンバーを集め、各地でリーグ戦などを開催している。ゲームを盛り上げるDJやMCによる数々の演出、そしてルールもエンターテイメント性を高める独自の工夫がなされている。渋谷アポロシアター、六本木ヒルズほか全国各地を転戦、昨年世界バスケのプロモーションイベントで新宿Moa4番街でもパフォーマンスを行った。歌舞伎町ではこれがはじめて、所謂ショーバスケの見かけの中身は、かなりのガチンコ3on3。

◆ 7月8日(日) 第36回全国氷彫刻展夏季大会
 7月8日(日)、歌舞伎町シネシティ広場において第36回全国氷彫刻展夏季大会(主催:NPO法人 日本氷彫刻会)が開催された。冬は旭川で2月に行われる冬祭り世界大会が開催されるが、一方夏季には昨年より全国大会を歌舞伎町で行うようになった。歌舞伎町での開催は今年が2回目になる。
  
◆ 2006年11月23日(木)より26日(日)「東京国際シネシティフェスティバル」(シネフェス)開催!
  
東京国際シネシティフェスティバル2006(品田雄吉実行委員長)は、東京国際映画祭協賛企画として新たな文化の創造・発信を目指す歌舞伎町ルネッサンスの一翼を担おうと、今年から新たに始まった映画祭。
    
 初日23日には、30年前に北朝鮮拉致事件に巻き込まれた横田めぐみさんとその家族のニュースでは語りつくせない孤独な戦いと家族の愛を描いたドキュメンタリー作品としてアカデミー賞最有力と目されている「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」(配給:ギャガコミュニケーションズ)が上映され、横田滋・早紀江さんご夫妻も会場に訪れた。

◆ 新宿歌舞伎町区役所通りがイルミネーションでライトアップ。2006年11月20日(月)点灯式開催~1月31日まで(なお、今年は11月19日に点灯式が行われる予定)
90本の街路樹、約10万個のイルミネーションでライトアップされた新宿歌舞伎町を南北に縦断する区役所通り(約500m)。(主催:新宿歌舞伎町区役所通りイルミネーション実行委員会 代表:藤沢薫氏)
  
新宿区役所通りイルミネーション実行委員会の委員長である藤沢薫氏(写真左、右は中山区長)
は、区役所通りのチェックメイトビルのオーナーであり、自身もこの歌舞伎町に住む。「歌舞伎町は、みんなが一つになって安心、明るい、歩きやすい、この三つのAを目指していかれたらいいんじゃないかと思います。街は生きています。変わることもあれば、変わらないこともあります。でも、いいことを皆さんで推し進めて、今まで歌舞伎町にご縁のなかった人たちに足を運んでいただき、そして歌舞伎町って面白い、歌舞伎町って楽しい、歌舞伎町って綺麗じゃない、そう言われるように、私たち歌舞伎町を愛する者たちがしっかり受け止めて努力をしていかなくてはいけないんじゃないかなと思います。これからの歌舞伎町の発展は、皆さん一つになって、だれがするではなく、何をするかということが一番大切なことじゃないかと思います。是非、この綺麗なイルミネーションを、また歌舞伎町を楽しんでください。」と挨拶された藤沢薫氏。2007年、新宿区役所通りイルミネーション実行委員会はNPO法人「新宿歌舞伎町3Aの会」となり、11月19日に二年目のイルミネーション点灯式が行われる予定になっている。

◆ 歌舞伎町ライブミュージックプロムナード
 生の音楽を聞き歩き歌舞伎町を再発見!歌舞伎町ライブミュージックプロムナード(主催:歌舞伎町音楽振興企画実行委員会)共催:歌舞伎町商店街振興組合/新宿社交料理飲食業連合会/新宿酒場飲食業組合
後援:新宿区/歌舞伎町ルネッサンス推進協議会
  
◆ 6月8日(金)より6月17日(日)東京ギンガ堂公演「デージーの咲く街-新宿物語」(歌舞伎町大久保公園特設テント劇場公演)
↓大久保公園に設置された特設テント劇場、客席数は補助席等も含めれば約270席。

 

第二次大戦の敗戦後、焦土と化した日本のあちこちに、統制経済に喘ぐ市民が生活物資等の仕入れ・販売を行う闇市が立ち上がった。東京でも池袋、渋谷、新宿、新橋など多数存在した。そのなかでも新宿は「光は新宿より」をスローガンに廃墟そのものの街並みであるにもかかわらず底抜けに明るい、しかしそこには一種の秩序ある闇市「尾津マーケット」があった。「人は煮えくり返り、しかも一歩裏へ入れば荒涼な焼け跡、だが女子供老人が歩いても少しも怖くない。」(野坂昭如氏、尾津豊子著「光は新宿より」の前文にて)と、当時治外法権のアメリカ人や台湾・朝鮮の人たちの一部による傍若無人な行動があり、これに対して体を張って街とそこに生活する人たちを守り、また闇市での仕入れや販売に対し適正価格による商売を奨励しつつ、もちろんここでは会費等の収益をとったわけだが、警察力の及ばない治安を警察に代わって支えた、いわゆる古き「ヤクザ」がそこにいた。当時、その大親分が関東尾津組の尾津喜之助である。
尾津喜之助(画:中澤弘光画伯)
敗戦は、あくまで軍隊が負けただけのことである。日本全否定の風潮が世間一般にあったなかで、歴史・習俗・伝統など戦勝国の言いなりになることはないとして、尾津は任侠の世界という狭い範囲ではあったが、それでもただ一人それを貫き通した人物である。新宿の闇市は、その後極めて活況を呈し、しかしそのために地価の高騰などによってGHQや地権者等からは闇市はむしろ邪魔な存在になった。1949年にはGHQの闇市撤廃命令が出され、尾津のマーケットも当時の場所(伊勢丹前の新宿大通り付近)から追い出されていく。尾津のマーケットで生活していた人たちのその後に移転した先の一つが、今ある新宿ゴールデン街でもある。
そんな時代をモチーフに、一人の子供の目線で脚色されエンターティンメント性を加味して書かれたのが「デージーの咲く街-新宿物語」(演出:品川能正 脚本:石森史郎)。大久保公園内に設置された特設テント劇場のステージには当時の闇市が再現され、歌舞伎町を創った男、鈴木喜兵衛や紀伊國屋書店の創業者、田辺茂一などもストーリーに絡み合って登場。

 
    
6月9日(土)は中山弘子新宿区長も観劇にこられた。写真は、舞台終了後、演出の品川能正氏(東京ギンガ堂代表、左)と脚本の石森史郎氏(右)と一緒に中山区長。
中山区長の観劇後のコメント:「新宿は良くも悪くも民の多様な力で育ってきたというのを、この演劇を見て確認できたし、楽しめました。新宿への想いを、みんなで重ね合わせることが出来たんじゃないかなと思いました。(昨年の「夢~歌舞伎町物語」公演を見て)品川さんは割りと理屈っぽいんですよね(笑)。でも、社会を映すって言うのかな、そういうのは今の時代も、それから60年前の時代も生きている人たちの想いというのは同じなんだなというのは感じさせてくれるし、踊り・タップ・音楽というのは気持ちをものすごく楽しくさせてくれると思いましたね。この街の持っている遺伝子というその力を大事にしながら、そしてその時代時代ごとの人々が主役になれるようなそういう街づくりをできるんだなって、私は力をもらいましたね。」

◆客引き・キャッチ等迷惑行為撲滅パトロール(6月8日より現在まで続行中)
□迷惑行為撲滅パトロール
 2007/2月撮影、セントラルロード入り口をふさぐホストクラブ、居酒屋、カラオケのキャッチ
□6月8日、シネシティ広場にて「客引き・キャッチ等迷惑行為撲滅パトロール」決起大会

 

歌舞伎町商店街振興組合、新宿社交料理飲食業連合会、新宿歌舞伎町ホストクラブ防犯協力会、歌舞伎町よくしよう委員会とその他のボランティアらが集合。この日より、週3~4日、1日2時間程度、セントラルロードとコマ前を中心にキャッチ・客引き等迷惑行為の排除パトロールをスタート
  
新宿警察署の組織犯罪対策課、生活安全課、地域課によってバックアップ。
パトロール活動も一種の観光資源に。観光客に一緒に写真を撮ることを求められたり、道案内やお店案内というニーズも高い。

  
    
近隣ビルに協力を得て街頭LEDにて客引き・キャッチ等迷惑行為の禁止を訴える映像を流す。
  
週末は人が溢れかえる。人が多く四角が多いためにパトロール自体の効果も薄いが客引き行為そのものはほとんど目立たなくなる。衆人監視、つまり人が沢山集まってこそ治安が良くなるという道筋を目指す。

□今後の課題
 □パトロールが終了する20時、あるいは21時以降に再び客引き・キャッチらが出てくる。ホストの客引きは若干減ったが、その分居酒屋やカラオケ店が非常に目立つ。
 
パトロール中もそうだが、歌舞伎町の外(モア2番街、通称スカウト通り)や新宿東口駅前の広場やアルタ前にはホストの客引きのみならず、AVのスカウト、風俗店のスカウトが大量に跋扈している。その数は、酷かった頃の歌舞伎町のそれよりも更に密度が濃い。パトロールの活動範囲、時間等を含めて拡大をしていくためにどうすればいいか。民間が自主防犯を行う上での法整備を含め、各町会との連携、情報共有、地域ごとの自主防犯意識の啓発、ノウハウの提供等が必要。歌舞伎町は来街者あっての街、歌舞伎町に来ようとする人たちにとって不快と感じる要素の排除、とくに新宿東口の改札から駅前広場、アルタ前、モア2番街、セントラルロードという最も主要な導線の治安回復が急務。

片桐基次歌舞伎町商店街振興組合副理事長・歌舞伎町地域活性化プロジェクト座長
客引きやスカウト等迷惑行為撲滅パトロールを今も継続中なわけですが、なかなか排除するのは難しいところなんですけれども、街の人間がなんとかしなければいけないということで、街の民間の人たちが立ち上がり、新宿区・新宿警察署のお力を得まして努力しているところでございます。客引き等は、減りつつあるとは思います。また、新宿警察署の摘発のおかげでかなり悪質な店舗が無くなってきてはおりますけれども、それに変わり次々と新しい違法な営業行為を行う店がまた現れてくるという悪循環がある。我々も、まだまだパトロールを続けていく所存ですが、ルネッサンスの根幹となるこのような活動をとらえていただき、解決のお力をお貸しいただきたいと思います。

井上一歌舞伎町二丁目町会長
歌舞伎町二丁目としては、9月27日から11月27日までの予定で、とくにハイジアの周りでパトロールを始めています。火曜・木曜の21時から22時という形でやってます。パトロールをやっているときは、一時的に街娼らが居なくなるのですが、パトロールをしない時間帯になると戻ってくる状態です。11月末までのパトロールの状況を見ながら、警察のご協力を得ながら続けていく形をとっていきたいと思います。

◆ 安全・安心と歌舞伎町再生について
久我英一東京都青少年・治安対策本部長

9月6日付で東京都青少年・治安対策本部に赴任しました。前任の舟本本部長、その前の竹花元副知事同様警察庁出身でございまして、警察をはじめとする関係機関・団体、そして行政と地域の皆さんとの連携を強化する、これが私の最大の仕事だと思っています。
今、クリーン作戦、地域活性化プロジェクトのお話を伺いました。私事ですが、しばらく東京を離れていたこともありまして久しぶりの歌舞伎町を歩いたわけなんですけれども、違法な立看板や違法駐車や駐輪などめっきり少なくなりまして、また落書きなども目立たない、歩道も整備されているということで、とても歩きやすく安全で安心なまちづくりを官民一体、行政と地域の皆さんで一丸となってやっていただいているのだなと実感したところであります。
都の全体の治安情勢ですが、刑法犯の認知件数は順調に減少しています。平成14年がピークでございまして、年間30万件を越えてたわけですけれども、その後4年連続して減少してまして、今年も現時点で6~7%減少しています。このまま推移しますと平成19年は22~23万件なのかなと、これは10年前の水準の数字でございます。数字上は、都内の治安情勢・状況は回復しつつあるということに感じています。他方、都民の方々が肌で感じる所謂体感治安ですが、これはまだまだ回復に至っていないのではないか。都政に対する都民の要望は3年連続して第一位が治安対策です。私どもは、こうした東京都の治安対策のシンボル的な存在が歌舞伎町の安全・安心だという風に感じております。歌舞伎町は、安全で安心して歩ける街、そして活力ある魅力一杯の街になることが都民の体感治安の回復にも繋がっていくのかなと言う風に感じております。
今、報告がありましたように順調に推移してますが、新宿警察署長が後戻りさせないとおっしゃっておりましたが、一旦緩めてしまうとまたもとの状況に戻ってしまうおそれがございます。また、風俗店によるスカウト、しつこい客引き等新たな問題、外国人の不法就労・不法滞在等々これからも引き続き取り組んでいかないといけない課題も多いかと思います。官民一体となったまちづくりが必要だと感じております。都といたしましても、今後とも例えば外国人の不法就労防止対策をやってます。あるいは、落書き防止キャンペーンとか、防犯カメラの設置、青色防犯パトロール(通称青パト)など民間のボランティアの人たちの支援等をやっています。こうした、様々な活動を複合的に且つ強力に推進し、我々のキャッチフレーズなんですが世界一安全で安心な首都東京の実現にむけて頑張っていきたいと思います。

 
  
□8月5日に行われた青色防犯パトロール推進キャンペーン-東京都内各地域で活躍中の青パトが新宿大通りに集合-
歌舞伎町商店街振興組合の青パト

中山弘子新宿区長
これまで地元や事業者を中心にこれまで映画や演劇、音楽など、イベントやソフトの面での地域活性化のまちづくりを進めております。この地域活性化について、今後大きく関わっていただけると期待しています吉本興業の吉野委員から、今までの報告やらを聞いてご意見をいただけますか。
吉野伊佐男委員(吉本興業株式会社代表取締役社長)
まだ初めてこの協議会に参加させていただきまして、まだまだ勉強不足でございます。とりあえず、私どもは、来年の4月にこちらに東京の基地を移転させていただきますので、ここでの活動につきましては単に形式論ということだけでなしに、いわば大衆娯楽のディレクションを出来る人間であるとかそういう人たちを養成するような学校を開設する予定で今準備を進めています。若者の感性といいますか、当社は95年の歴史がございますけれども今我々の世界を目指してくれる人たちの感性も随分変化もしてまして、非常に若い人たちの底上げというか、若い人たちのこの世界に対する熱い思いといいますか、出来るだけ東京の本部を中心にしましてまず地域の皆様とどういうような取組みをさせていただいて、地域の皆さんに愛していただけるようなのも含めてやらしていただこうと計画をしている。私どもは、もともと大阪の会社でございますけど、ようやく東京の方に出てきてご理解をいただけるような状況になってきたというのもございますし、若い芸人さんやタレントさんも、いわば東の方から育ってくる人たちの方が私どもの会社に所属してくれているという状況もございますので、出来るだけ大衆文化・大衆娯楽というようなキーワードでなんとか新宿歌舞伎町でお役に立てたらなあというのが正直な気持ちでございます。

◆歌舞伎町のまちづくりの今後の展開について
中山弘子新宿区長

昨年度、歌舞伎町まちづくり誘導方針を策定しました。今後、誘導方針を推進していくことが必要でありまして、現在まちづくりの担い手である歌舞伎町版タウン・マネージメント組織の設立にむけた準備を進めてまいります。
 
「歌舞伎町ルネッサンスのまちづくり」
(1) まちづくりプロジェクト:まちづくり誘導方針、誘導策
(2) 喜兵衛プロジェクト:歌舞伎町版タウン・マネージメント

(1) まちづくりプロジェクト:まちづくり誘導方針、誘導策
第4回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会(平成18年10月)での主な意見
境屋委員→世界に轟くシンボルを。劇的な空間が必要
廣江委員→まちの戦略・戦術を考える人が必要
根本委員→来街者が安心できる空間=シンボル性
戸沼委員→人間臭さ(ゴールデン街)、地べたの感じ(歌舞伎町)の再評価
佐藤委員・林委員→劇場街再開発は重要、中心としてインパクトを発揮し周辺に波及効果を
高橋委員→居住、共生、回遊(3K)で新しいポジティブな発信を
伊藤委員→防災の視点も必要

《歌舞伎町「DNA」の継承》
【創生期:民によるまちづくり】
鈴木喜兵衛氏を中心とし戦災期、区画整理、産業博覧会(当初は歌舞伎劇場誘致)など実施。まちは復興、発展してきました。まちのDNA・遺伝子は、2つ創生されました。
・ 大衆文化・娯楽のまち
・ 民間主導の区画整理でつくられた「まちの構造」(中心と周辺)
【現在:歌舞伎町ルネッサンス憲章】-歴史的背景、まちの文脈、蓄積に基づく官民一体となったまちづくり
Ⅰ 新たな文化の創造を行い、活力あるまちをつくります。
Ⅱ アメニティ空間を創造し、魅力あふれるまちをつくります。
Ⅲ 安全で安心なまちをつくります。
歌舞伎町のまちづくりコンセプト
・ 「協働」のまちづくり(誘導方針の将来像) エンターテイメントランド歌舞伎町の再生!
・ 「繁華街自治」のまちづくり(タウンマネージメント) 誰もが安心して楽しめるまち歌舞伎町
歌舞伎町まちづくりの「目標」
《課題》
① 土地利用(コンテンツ):劇場街を「核」としたまちづくり-まち再生の起爆剤
② 魅力ある拠点づくり:魅力ある5つの《核と軸》の創出-ランドマークの創出
③ まちなみ景観:特性を生かした《まちなみ》創出-アイストップの演出、迷宮的楽しさ演出
④ 安全・安心:誰もが安心して楽しめるまち-クリーン作戦の継続、拡充、防災性能の向上、地区内居住
⑤ 道路交通:周辺からのアクセス改善-靖国通り横断アクセスの改善、回遊性の確保
⑥ やすらぎ空間:街路樹の育成・壁面緑化の推進-道路空間の整備、花いっぱい運動
まちづくりの〈コンテンツ〉~劇場街を「核」としたまちづくり~
劇場街を中心にエンターテイメント産業及びその関連産業、飲食、ホテル等輩出するとともに、ギャンブルや風俗関連を除く安全・安心なまちづくりを目指していきます。

劇場街の再生とあるように、歌舞伎町のランドマークとして世界に発信するシンボルの創出、歌舞伎町の玄関口であるセントラルロードからシネシティ広場、大久保公園に至る公共空間の有効活用、来街者が安心できる空間、シンボリックなものの創出を行っていきます。
まちなみ景観~特性を生かした「まちなみ」創出~
・1丁目:アイストップの演出・迷宮的楽しさ-T字路の多い街区の歩いていて期待感の抱ける「まちなみ」づくり(ラビリンス特性の活用)
・2丁目:職安通り沿いまちなみの「顔づくり」-アジアンイメージの「まちなみ」づくり(多文化共生の視点)
     :拠点へ回遊する「まちなみ」創出-大久保公園を拠点とし、拠点を囲む周りの「まちなみ」づくり
靖国通り沿い:歌舞伎町らしい景観の創出-繁華街の特性を世界へ情報発信する「まちなみ」づくり
現在、新宿区では景観計画の策定にむけて検討中。歌舞伎町は特別な地区として「にぎわいの演出」による「まちなみ」づくりを進めていきます。
・ゴールデン街地区:レトロなまちなみを生かした整備-旧四谷第五小学校、花園神社、緑の多い四季の道など多様な空間が混在調和する新たな魅力の「まちなみ」づくり
区役所通り:「大人の街」の「まちなみ」-四季で「街の表情」が変化する「まちなみ」づくり、例:冬「イルミネーション」、春:花いっぱいなど

 

「安全・安心」~誰もが安心して楽しめるまち
安全・安心は歌舞伎町のまちづくりの根幹です。建替えの誘導に拠る防災面の強化、ハード・ソフト連携による取組みを行っていきます。
①地元と協働したクリーン作戦の拡充
・ タウン・マネージメント組織の設立
・ 協働による取組
②まちの「セキュリティ」強化を誘導。
・ 街区単位の共同建替促進による防災性の向上
・ 多様な人々が住める地区内居住の促進
・ 大規模再開発にあわせた災害時帰宅困難者対応を誘導(劇場街の活用など)
③花道通りの歩道拡幅(10月25日完成式)
・ 駐車の整序化
・ 安心して歩ける歩行空間の整備
 改修前の花道通り→工事
 改修後の花道通り

(2) 喜兵衛プロジェクト:歌舞伎町版タウン・マネージメント
 

「タウン・マネージメント」の方向
理念:「誰もが安心して楽しめるまち」実現
歌舞伎町の安全・安心、地域活性化、まちづくりなど歌舞伎町再生に取り組む多様な活動主体の「参画の場づくり」及び「ネットワーク化」を図り、街全体として歌舞伎町ルネッサンス事業を推進し、誰もが安心して楽しむことのできるまちの実現をめざします。
目標:「繁華街における地域自治モデル」の構築
繁華街における地域自治モデルの構築をめざします。

・ 公共空間の賑わい創出:景観計画によるバックアップを仰ぎながらシネシティ広場でのイベント収益事業、広告事業収益を財源に広場の自主管理を目指します。大久保公園では、公園活用の検討とともに管理受託等公益事業による財源を確保し、自主財源による自主管理を目指していきます。
・ まちのイメージアップについては、歌舞伎町の課題の一つである情報発信力の強化を図るために、ホームページの開設、オフィシャルサイトの立ち上げ、タウン誌による地域情報の発信、インフォメーション機能の確立など地域内部だけでなく外に向けたPR、強力な発信を行っていきます。
・ 歌舞伎町再生を担う事業者誘致、まちの将来構想やまちづくりに関するルールづくりを歌舞伎町全体での活動として行っていきます。

現在、喜兵衛プロジェクトが歌舞伎町の「家守」としてクリーン作戦プロジェクト、地域活性化プロジェクト、まちづくりプロジェクトの総合調整を行っています。この喜兵衛プロジェクトがタウン・マネージメント組織設立準備会に移行し、来年7月の組織設立にむけた準備を進めています。喜兵衛プロジェクト=歌舞伎町の家守、つまりタウンマネージャーとしてタウン・マネージメント組織の母体となります。(タウン・マネージメント組織設立準備会設立は11月19日を予定)
タウン・マネージメント組織設立後のルネッサンスの推進体制は、原則としてルネッサンス推進協議会構成団体からの参加を得、協議会のご意見、ご提言を受けてプロジェクト事業を引き継ぎ歌舞伎町再生に向けた取組みを行っていきます。

すでに歌舞伎町では、商店街振興組合、町会などが活動を行っています。また、ルネッサンスの推進を発信してきました。こういった中で、NPO・ボランティア団体等様々な団体が活動を始めています。これら活動団体のネットワーク化・参画の場づくりを進めることにより歌舞伎町全体としてルネッサンスに取り組んでいくというものです。各団体の活動は尊重し、また各団体で出来ることはやっていただく、連携することは連携して行う、相互に補完・支援を行っていくものです。個別の団体で出来ないような事業をタウン・マネージメント組織で行っていきます。歌舞伎町タウン・マネージメント組織は平成20年7月に設立を予定しています。当初は任意団体として設立し、平成22年ごろを目途に自主事業確定を進め、それにあわせて組織拡充、法人組織化をしていく予定です。当面は新宿区で運営支援を行い、22年~24年頃を目途に支援のウェイトを小さくしていきたいと考えています。

香山企画官(内閣官房地域活性化統合事務局)
地域活性化統合事務局となっていますが、前回までは都市再生事務局という名称で参加させていただきました。新しい内閣になりまして、都市再生をはじめとする各種の地域活性化の取組みにつきまして、より一体的に取り組んでいこうということで、都市再生・地域再生・構造改革特区、あるいは中心市街地活性化という従来4つありました事務局を統合して新たしい事務局の中でという体制になったものです。事務局は統合いたしましたが、歌舞伎町をはじめとする各地都市再生の取組みの重要性がいささかも低下するものではなく、私どもとしましては新しい事務局の中で強力に都市再生に取り組んでいくという所存です。
歌舞伎町につきましては4つのプロジェクトで進められていると聞いております。実は私事ですが、歌舞伎町の取組みにつきましては前職でございます国土交通省都市計画課時代からお付き合いをさせていただいてまして、いろいろお話を伺ってますが、この歌舞伎町について、まずまちづくりのハードのメインとして劇場街の再生を核としながら更に店舗対策、あるいは各種イベント開催による対策、また安全・安心をはじめとする環境地域対策といったものを総合的に進められ、まさに街のエリア全体として多様な担い手が関与しながらマネージメントをしていく、非常に先進的な取組みだというふうに理解をしています。この取組みが全国の繁華街の取組みのリーダー役として、また都市再生のひとつのシンボル的なモデルとして成功を収められることを期待しています。
私どもの具体的関与の仕方などについてご紹介をさせていただきますと、この新宿の区域は歌舞伎町を含め新宿駅周辺につきましては平成14年に都市再生緊急整備地域という形で国としても今後強力に整備を進めていく地域という形で位置づけをしています。さらに、平成17年の第14回都市再生本部会合においては、防犯対策とまちづくりの連携協働による都市の安全・安心の再構築として政府全体として都市再生プロジェクト決定をし、全国の繁華街における安全・安心対策の一つのケースとして強力に推進していくということを決定したわけです。その後、いろいろな関係者と連携しながら取組みを行ってますが、最近のことをご紹介しますと、つい先日10月12日に「繁華街再生11地区実務担当者会議」が開催(関連記事)、歌舞伎町をはじめとする全国の繁華街の警察、あるいは地方公共団体のメンバーが集まりまして歌舞伎町において会議を行いました。いずれにしても、歌舞伎町の取組み、安全・安心をはじめとする都市再生における様々な課題解決に向けた重要なプロジェクトであると認識しています。今後とも都市再生のあらゆる手段を用いましてお手伝いをしていければと存じますのでどうぞよろしくお願いします。
林田企画専門官(国土交通省都市地域整備局都市計画課)
歌舞伎町に関します事業で直接関係していますのが歌舞伎町2丁目地区につきましてまちづくり交付金ということで支援を差し上げているところです。その内容としまして、道路整備、大久保公園の整備、案内板の設置といったハード部分、その他にまちづくりプロジェクトの一環として実施されているまちづくり誘導方針の策定、TMO創設の調査、喜兵衛プロジェクトというものが実施されてまして、これらをまちづくり交付金という仕組みでもって支援を差し上げているという状況です。関連します事業としては、平成15年度から地下鉄13号線のインフラ部分の整備にも補助を行っています。
私は都市計画課というところで、本来は都市再生特別地区という仕組みを使って建物の更新、建替えといったことを支援していける立場ということでオブザーバー参加をさせていただいていると伺っています。今日もいろいろご紹介があったのですが、ソフトの面ではかなり活動が充実してきていると見ているんですが、例えば「魅力ある拠点づくり」の中で劇場街再生とあったんですが、昨年はこれ劇場街の建替えという書き方をしてあって、若干後退しているなと見ていたところでして、今後そういったソフト以外のハード面で建物の建替え・更新等々更に計画が進んでいくところを期待しているところでして、そういった面で具体化していけば我々としましても持てるツールを使いまして最大限のご支援を差し上げたいと思っています。
中山弘子新宿区長
確かにソフトとあわせてハードが大きく変わってくるということが街を変えていく大きな起爆剤になりますので、私ども、そして民間ともども一体となってそういった方向になるべく早くいけるように努力をしていると思いますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。今回、歌舞伎町のビジョンとしていわゆるエンターテイメントシティ、ソフトなまちづくりの面からタウン・マネージメントの設立準備が進められ新たな段階に進展というようなことになっているわけですけども、このまちづくりについて是非皆さんからご意見を戴きたいと思います。

根本祐二委員(東洋大学教授)
劇場街の再生というキーワード自体は普賢のものとして、皆さんのコンセンサスは住民の方も含めて得られているだろうと思いますが、街の魅力の原点、これが無いと他の街と差別化ができないわけです。是非、劇場街再生というコンセプトも再確認を改めてさせていただくということと、それを前提に街が持っている資源ですとか権能というのを衆知させていくことを改めてお願いします。
劇場街の再生というのが、若干広すぎる概念で、もう少し具体のプロジェクトにおとしていくときには具体性を持たないとなかなか議論が出来ない。単に劇場があれば良いということではなくて、どんな出し物をしていくのか、コンテンツの議論がある。これは区長が言われている大衆文化ということですので、非常にお金持ち向けの高級なものではなく誰もが気軽に参加できる男女問わず広い年齢層の多種多様な方が入ってくるという、多文化共生を少し言い換えたようなことになると思うんですけれども、そういうコンテンツが必要かなということで、今度吉本興業さんが来られて活躍をいただけると思いますし、コマスタジアムさんも演歌ありミュージカルありと非常に多彩なバリエーションをお持ちですので、是非こういう方向を拡充していただくということがまちづくりに繋がると思います。問題は、コンテンツとハードウェア、あるいはインフラというのが密接に関係しているということです。こういう出し物をするためには、劇場をどういう建物をどういう場所にどういう大きさで、ステージの奥行きや高さまで含めハードとソフトが一体的に考えられないといけない。それから、ハードが決まりますと当然周辺のインフラにも強く影響してくるわけで、典型的には機材の搬入トラックが何トンの車がどの角を曲がってどこに何分停めていられるかというところまで分からないといいハードの設計は出来ない。あるいは、区や都の権能として持っている都市計画で言っても劇場街を再生するのでこれぐらいの容積が追加、必要になりますとか、あるいは用途を変えて欲しいということもコンテンツとして連動していますし、周辺の街をエンターティンメントの産業の担い手として変えていくというプランをまちづくりで持っているわけですけども、どういうサポート産業やどういう人材育成施設というのを入れていくのか、これに対し区がどういう支援をしていくのかという、非常に複雑な要素があるのかと思います。このコンテンツ・ハード・インフラ・規制・産業振興の5つが同時に議論されないといけない。ハード先行とかコンテンツ先行とかインフラ先行では足並みが乱れてきて、最終的にはそういうつもりではなかったということになりかねないということを危惧しています。
結論として、この場でという必要はありませんが、劇場街に関わっている企業の皆様と区の方で是非具体的な話を、どちらがどういう責任をということは別にして共有していくということを進めていただけたらと思います。二年前、ちょうど今頃だったんですが、アメリカの都市開発専門家数人を歌舞伎町に呼びまして、区長にもご出馬いただき、いろいろ案内をいたしました。歌舞伎町の再生は世界でも、またアメリカでもそれなりに有名にしてもらっているところですが、たまたまその人間から今朝メールがきまして、その後どうなっているかと聞かれました。進んでますよ、という返事をしたんですが、なにか役立てることがあれば将来的には世界的に注目される巨大なプロジェクトになると思うので是非宣伝をさせてくれということでした。そのとき、ちょっと気になるといいますか、参考情報なんですけれどもアメリカの都市再生専門家が注目している街が京都だということをメールの中にありました。その理由が、京都市は今年非常に厳しい景観条例と屋外広告物規制をかけました。50年戦争といわれ、今まで京都の街を保全しようといいながら結局保全しきれずに色んな紛争・論争が起きてきたが、ここで非常に厳しい規制がかかりました。既存不適格といって、今建っているものは壊さなくていいんですけれども、新しい規制の中では不法になるような建築物が1千棟くらいでるという非常に厳しいものでして、そういうものは転売価値がなくなりますので担保が足りなくなるというような実体経済に悪影響を及ぼすようなことまで遭えて踏み込んでやったということです。その姿勢が、行政、民間企業、住民も単に仲良くするのではなく我慢し、覚悟したというメッセージがある。こういう事例というのはものすごく世界的に評価されるわけでして、日本国内ではあまり有名ではないかもしれませんがアメリカ人が知っているのでちょっと驚きました。歌舞伎町と京都はまるで違いますので、同じことをしろということでは毛頭ありませんが、自分達の作ったビジョンの実現性を高めるためにありとあらゆる手段を尽くしていくというのが必要かと思います。
戸沼幸市委員(早稲田大学名誉教授)
歌舞伎町1丁目が、つまりは歌舞伎町ルネッサンスのエリアと言っていいと思うんです。戦前の歌舞伎町を見ると、中心のところに府立第五高等女学校というのがありました。その他に洋裁女学校とか淀橋郵便局とかあって、これより前、明治43年とかその頃の姿は大村邸というのがあり、その周囲は大体畑や田んぼで、そして池があった。大体水のあるところでしたから、その池から蟹川という非常にいろんな経歴のある川があり、それが早稲田大学の大隈庭園に繋がっている。あそこに今や、ちょろっと流れているという変な因縁で、ですから早稲田と歌舞伎町は縁があるということなんです。それがご存知のような経緯で復興計画ができ、これが今のプロジェクトの仕分けに近い。これは興行街が中心で、後は飲食街、物販ということでやった。ですから、ここのコンセプトは、回遊性をつくるとか通過帯を排除するとか統一された景観とか、夜の景観を大切にしようとか、電柱・電線の地下埋設、店舗の充実、健全な娯楽街を建設しようというのをやっている。
復興計画図(1946年5月公表)
これが1945年から1956年でひとまず終わった。ここで、私の記憶ではスケートリンクというのがあった。これは、歌舞伎町の非常に大きな魅力だったんですね。1958年に売春防止法が施行されるまでは、男女の健全な出会いの場というのが戦後無かったのを、歌舞伎町はすでに取り組んでいた。そこにダンスホールが出来、歌声喫茶もあり、健全に男女が出会うということでこれが盛り上がった。そして赤線・青線がなくなるとぐっと様変わりした。やがて1960年代、ひとまず劇場街が出来た。もう一つ、この劇場街の魅力はここに「池」があった。「池」があり、「水」があった。つまり、歌舞伎町は水とご縁があるんですね。そして、水をなくして歌舞伎町は変貌した。今度のプロジェクトでは、確かに地べたも大切だけど、「水」をどうするか。アイススケートも水を張ってたといえるし、「水」を無くすと砂漠になりますからのどが渇いて具合が悪いよという感じがするんで、今度のプロジェクトでは、そういう中で「水」というテーマをちょっと持ち込んでこれを基とする、という感じを私は持っている。
歌舞伎町ルネッサンスの仕分けで言えば、劇場街をどうするのか、それから50~60年を経て中高層のビルがどんどん建ってきたわけですがそれが雑居ビル化している。そして、防災に利くように背割り線(通路)を入れてるんですが、この背割り線が通路ではなく物置になっていたり設備系が出ている。防災的にこの各棟はチェックをする必要という課題がある。それから、ゴールデン街の地域ですが、今でもここで日本有数の文学者・芸術家達が貧乏な時代にここで育っていった。ですから、こういう小空間ですね。今、大きな建物の中にあたかも地べたを再現するように業務空間が入ってますから、地べた感覚を高めるのであればそういう形とかで、表は集まって何かを創るということはなかなか出来ないので、小空間が生まれたことでその情熱で何かを転回するというのが技術の基だと思う。これを大衆化するためには大勢集めなくてはいけないという仕掛けなんで、文化の温室はやはり個人性にあるなと思う。
歌舞伎町の1951年ごろから現在を見ると、大体性風俗関係の店が広がっていく歴史だと見て取ってもよろしいかと思う。その周りが連れ込みホテルが出来という、周りの変化と一体です。第一期が1945年からひとまず形が出来、興行街が出来た1955年。第二期が1960年から70年代で若者文化が栄えてきた。そして売春防止法と言う歌舞伎町にとって大きな衝撃、事件があるんですが、その後建替えで中高層化をし、さらに1975年から1980年あたりになると商店街から繁華街へとなり、1980年から90年、バブルに入るとすっかり様変わりする。これはやっぱり、お金という、リーズナブルなコストではなく高いお金でという今の時代の金に対する感覚の違いが異常に入ってきて、そこに暴力とか性が入ってくるというのが1990年位まであったのではないか。繁華街がいろんな意味で劣化し、安全・安心という用件で大きな問題が起こったということだと思うんですね。さらに、今2007年ということで歌舞伎町ルネッサンスというプロジェクトでもういっぺん再生しようじゃないかというのが、皆さんのご努力、今行っている集まりの大きな理由であろう。これがどういう風に歓楽街が劣化し、次に文化とか新しいものということだが、今あらゆるものが基本的な見直しが国中世界中起こっている。それを、ここでどういう表現をするかというのが非常に大きな問題で魅力的なテーマだと思う。
歌舞伎町というところは、小さいところなんですね。面積で言えば200メートルからせいぜい500~600メートルなんですね。仮に六本木ヒルズなんか余っちゃって入らないんですね。ですから案外小さな地域だと感じを僕は持つんですが、逆に周りが非常に変わってきている。新宿駅は350万の人間が一日に乗り降りする大ターミナルです。これが、私の感覚ではこれ(新宿駅)が非常に貧弱ではないか。東西自由通路もまだ出来ていないし、防災も問題だし、広場的なものもないではないかということで、区長さんも散々気にされてると思いますが。それと、地下鉄13号線が入りますとサブナードが更にそれにあわせて整備されるということがある。実際、職安通りなんかやその周りもかなり変わってきた。ですから、歌舞伎町の外部ブロックは大きく変わりつつある。歌舞伎町は劇場街を核とすると同時に、この流をどうするのか。そして、一番悩ましいのはゴールデン街が物理的に劣化がかなりあるんではないか。これをどういう風に捉えるかというのが我々の課題かなということで、非常にチャレンジングな課題が目白押しです。と同時に周りとか駅とかとの関係を検証しながら勉強すべきだと感じます。
 
佐藤進委員(株式会社東急レクリエーション代表取締役会長)
戦後劇場街が出来、この歌舞伎町200メートルと600メートルの範囲で変わらなかったのはこの劇場街だけと言う風に痛切に感じました。劇場街は私どものが五島慶太翁が、コマと東宝は小林一三さんが作った事業所です。そしてヒューマックスの林会長は二代目ですし、東亜興行さんは高橋康友さんが作った。
私どもは、コマと東宝を合わせますと4社でこの1.35haが歌舞伎町再開発の中心プロジェクトであるということを4社のオーナー会議で意志統一しました。以来、この開発に着手しているわけです。たまたまルネッサンス推進協議会と統一歩調でとなり、そしてそこにインクルーズしてというのが現在です。したがいまして、最初の1年間は4社の自主的な運営でこれをやってきましたが、これじゃだめだ、もっとスピードアップしていかなくてはということで、今年の8月以来日本政策投資銀行さんにお願いしまして、今年8月1日より株式会社YSP企画をつくりました。これは日本政策投資銀行と地権者4社で資本を出し合いまして今、鋭意研究されています。8月以来、月に3・4回のペースで、4社の取締役クラスをメンバーにいたしまして積極的にやっています。
今回、吉本興業がいらっしゃるとなりましたが、私どもは大歓迎です。ハードの面については、もちろん地元の皆さんに私どもの案が固まったらオープンにさせていただき、地元の皆さんとともに歌舞伎町ルネッサンスの目的を達成していきたいと考えています。私どもとしては、具体的にこうなったということは、各4社にそれぞれテナントその他関係がありますので、現時点では明々白々な説明はできませんけど、兎も角計画通り(4社)でやっていこうという意思です。ルネッサンス推進協議会の初期の目的を、私ども4社の1.35ヘクタールの開発、これをもって達成したいと考えています。

林瑞祥委員(株式会社ヒューマックス代表取締役)
4社の共同による再開発ということで、先般いろいろ案を出して区長とも相談をしているのですが、我々4社とも株式会社で営利事業です。収益の無い事業を続けるなら株主に逃げられてしまうという、上場企業はなおさらそうですがやれるはずが無いんです。劇場劇場とおっしゃっていただくのは大変ありがたいんですが、皆さん、考えていただければ分かると思うんですが、劇場と言うのは三階四階建てを作って客席を作り、いったい何時間使えると思うんですか?経済的に合うはずが無いんです。経済的にこれははっきりしている。東宝さんや東急さんもそうだろうけど、僕らは従前の大きな土地を持っているから出来るのかもしれませんけど、しかし、そういうのは続かないと思います。経済性が無ければというのをはっきりしておかないといけない。そういう意味でいきますと、劇場と言うのを中心にやらなくてはいけないというのを、私としては総合開発で行かなくては無理ですよと。やはり、ワーナータイムセンターみたいな感じの総合的な開発にしなくては無理です。総合的開発というのはどういうことかというと、劇場もあればホテルもあれば住宅もあればサービス産業のものもあれば、ショッピングもあればレストランもあれば、みんなそういうものがあると。ちょっと大げさに言えば、ミッドタウンのような、あの大きさにはならないかもしれないけれども、あれに近いようなあれの半分でも2/3でもいいからそれくらいのものを作っていかないと実際成り立たないと思います。
それが出来るかどうかわかりませんが、極端に言うと、我々4社でもって土地も共有にしてやらなければいけないんじゃないか、というような覚悟で話はしているんですけれども、そのためには区とか都とか相当のご協力をいただき、容積の問題、サイズの問題とかあります。
今、最近の新聞で読んだんですが東京都庁は坪4万で募集してます。東京都のハイジアは坪1万円でも借り手が無い。これはなぜですか?これはブランドの違いです。環境の違いだと思います。距離は、歌舞伎町の方がかえって近いかもしれません。それは、どうしてそうなってしまったのか?先ほどの話のように、安全・安心が損なわれたということもあるでしょうし、私の考えではブランドを変えないと駄目だ。そのためには4社だけ集まって言っても駄目だから専門のディベロッパーに相談してみましょうよという話をやっている最中ですが、いずれにしましても規模の問題にしても1.35ヘクタールじゃなくて大久保病院、ハイジア、大久保公園、新宿の清掃局、ハローワークもあるわけです。ペデストリアンアクセスは新宿駅350万の乗降客が歩きます。でも、車のアクセスは実際問題も凄く悪い。これは、職安通りから大きな道路を作って入れなくては駄目じゃないかとかねがね思ってます。プランとしては、まちづくり誘導方針に基づいて全体の計画の中で進める必要がある。
住宅があって病院があれば、シニアホームでもいいでしょうし、そういう総合的なディベロップメントが出来るところはなかなか無いと思います。ハイジアも、使い方としては大変もったいない。3・4Fにプールがあるんですが、どれぐらい使っていると思いますか?土曜日曜は閉まってたり5時には閉まってたり、こんな状態です。公園もある。公園法があるのしても、もっと活用できるように空中公園にするとか一部を住宅にするとか、そうやって全体として多きなプロジェクトにしなくてはいけない。これからの地域間競争に勝っていくためには劇場はもちろん大切な鍵になるかもしれませんが、「劇場」だけでやれるはずは無いわけで総合的なプロジェクトを創り、新しいブランドを作り上げ、アジアンタウンを入れるかもしれないしデジタルを中心にするかもしれないし、難しいかもしれないがテレビに使ってもらう可能性もあるかもしれない。ニューヨークでもワーナータイムセンターは西のコロンバス・サークルのところですから立地は良くない。でも、今は、ものすごい高い値段で建物が建っている。そうなれば、今のラブホテルも住宅だとかいろんな方法が出てくることは十分あると思うんですね。そういう意味では、四社の開発は起爆的なものになると思うが、そのためには容積率や規制緩和であるとか財政支援であるとか、そして周囲の規模の拡大に是非力を貸していただければそういうことができる。それがなければ、結局、それぞれバラバラに何を創るかという話になってしまいます。私はそう思ってます。
伊藤滋委員(早稲田大学特命教授)
アーク都市塾というところで、この2年間、歌舞伎町を対象にして社会福祉の方々に一生懸命勉強していただき、6案くらい提出してもらいました。6案のうち、1案は森ビルの社長も見て興奮したような出来だったので近く区役所に提出します。それを是非勉強に使ってください。
新村雅彦委員(喜兵衛プロジェクト代表、歌舞伎町商店街振興組合理事長)
喜兵衛プロジェクトは平成18年2月6日に設立いたしました。2月6日という日は中山区長の誕生日です。中山区長が生んだ喜兵衛プロジェクトを私が育てる役目を仰せつかったわけです。事務局から詳しい説明がありましたが、喜兵衛プロジェクトは歌舞伎町の家守としていろいろな取組みを行ってきました。まず、街の情報発信力を高めるため、東急レクリエーションさんのご賛同を得て新宿TOKYU MILANO1階にインターネット放送局のサテライトスタジオを開局いたしました。次に旧四谷第五小学校に吉本興業東京本部を誘致し、大衆文化・娯楽の企画、制作の拠点構築に向けての足がかりを作りました。そして歌舞伎町商店街振興組合ビル1階に障害者就労支援のアンテナショップをオープンさせ地域との繋がり、コミュニティに拠る地域再生を行っております。また、一時期問題となっていた空き室にはそれぞれのお店の自助努力と歌舞伎町のポテンシャルによりラーメン店はじめ様々な飲食店が出店し、競争も激化し私の店「とんかつにいむら」も影響を及ぼしてます。歌舞伎町は食の街、飲み屋の街と言っても過言ではありません。このような状況で、今では空き室店舗を見つけることが難しいくらいになっています。風林会館においてミュージックプロムナードやファッションショーなど色んなイベントを行っております。また、喜兵衛プロジェクトでは街の公共空間の活用検討の一環といたしまして大久保公園活用の社会実験を行いました。6月8日から17日まで地元を主体とする運営委員会により大久保公園特設テント劇場で「デージーの咲く街」という終戦直後の新宿東口、歌舞伎町を舞台とした劇を行いました。
このように、喜兵衛プロジェクトが歌舞伎町のマネージメントをしてきたわけでございますが、これと並行して歌舞伎町全体が一体となって歌舞伎町のマネージメントをやっていこうというTMO(タウン・マネージメント組織)の検討を区や関係機関とともに進めてまいっております。昨年8月、地元・関係機関と調整して喜兵衛プロジェクトで歌舞伎町タウン・マネージメント設立の検討会を行うこととし、銀座まちづくりの事例紹介、TMO組織に拠るNPO法人ゼファー(池袋まちづくり組織)や柏市のまちづくり視察等の研究・検討を精力的に行い、振興組合をはじめ地元でのTMO設立準備会設置の合意に至りました。来月からは、具体的に組織体制づくりや実施事業計画などの策定に着手し来年の7月には歌舞伎町版タウン・マネージメント組織の設立を予定しております。このタウン・マネージメントは全歌舞伎町の人々のご協力・ご支援が無ければ上手くいきません。なにとぞ、ここにお集まりの方々をはじめ各方面からのご指導・ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。
山下保博委員(財団法人東京都公園協会理事長)
私はまちづくりの担い手ということに関心を持っていたのですが、今日はその具体的な像が示されまして、タウン・マネージメントという組織は色んな機能を持たなければならないというのがすぐにお分かりいただけると思います。そこで、一番問題になるのはリーダーですね。どういう風に活動していくかということなんだろうと思います。事務局としてまちづくりをサポートし、あるいはリードしていく色んな役回りを持っている人をどうやって探せるかということが大きな課題なのかなと思っています。もう一点は自主事業に転換するとございましたが、最終的にタウン・マネージメント組織が将来性を持って活動できるには自主事業をきちっと探して行かないと、これは区にあまりにも財政的に掛かりすぎるということになろうと思います。これは街の協力が無ければ出来ないことだと思いますが、この2点が非常に大事なポイントです。
廣江彰委員(立教大学ビジネスデザイン研究科教授)
私事めいたことからお話させていただくと、吉本興業さんのお話を伺ってまして非常に興味深くこれからどうなっていくのかと思ってます。私のゼミの学生が吉本興業さんに5~6年前に一人就職しておりまして、その時私は彼にエライ!とつい言ってしまった。なぜかと言うと、彼はなぜ入ったかというときに、いずれ吉本興業は東京で新しい総合的エンターティンメントビジネスを始めるはずだ、その時に従来行われていたものと違って新しい面も出てくる。そういうものに自分は関わっていきたい。どれだけ出来てるかわかりませんけれど、という、非常に野望を持って行った。と言うことで私はエライ!と言ってしまったんです。東京でやられる事は、これまでと違った新しい、まして、益々総合的な面が出されていくその中で、どういう新しいエンターティメントビジネスの中で特に大衆に近いところでやっていかれるのかということを私は楽しみにしたいと思ってます。
ビジネスチャンスも沢山あるだろう。なぜビジネスチャンスがたくさんあるかと言うと、これからがTMOに関わってくるのですが、人にビジネスが集まる。人にお金が集まるというシステムを上手く作っておられる。それがどんどん変わっていったときに世界的な潮流で今の動向というのは建物やお金にまたお金が集まるよりか非常にクリエイティビティの高い人間にお金が集まってきているかと思う。実際に何かをやる、というだけでなく誰かに何かをやってもらうという能力を持った人が特に都市部では重要だし、その人が新しいイノベーションを興していくだろう。そういうことで、吉本興業さんはどういうことをされるのか、これが私にとって非常に楽しみです。
これまでのお話を伺ってまして、林委員と根本委員が仰ったことは同じことを別な視点で述べているなと言う風に写りました。それこそTMOが何が出来るのか?ということが一番重要なことだと思ってます。あれもやります、これもやりますということは言えるんですけど、よくある話で、ここで計画しているものとは違うかもしれないが世の中のTMOがなぜ上手くいかないか?何かを実行する権限を持っていないケースのが多いんです。これは、いくら頑張ろうと思ったって上手く市場経済をリードしていかなければ一定の目的は達成できない。それをどうするかと言うことが私にとっては関心がある。つまり、先ほどのお話にも出ましたように、それぞれの劇場・映画館等々は自らの会社としての利潤を最大化するための様々なビジネスプランを持っておられる。こういうものを一つの地域という場でどう再現し実行していくかというときに、これをうまく調和させなければいけない。どうやるか、全てが上手くいくことはありえないという話だと何かを制限し何かを制限しないという方向性を決めていく必要がある。これを、まちづくりの中心となるTMOと呼ばれるもの、まちづくり組織が持てるのか持てないのかということが非常に大きい。ある一定の権限を付与されるのか、あるいは区や国かもしれませんが大きな権限という枠の中で今までと違ったものが出来ていくような機能性を与えられることが不可欠であって、それが無ければ単に皆さん自由にやってくださいということになってしまって今までと変わらないことになる。これを是非、私は考えるべきだと思います。その点で林委員と根本委員が仰ったことはおそらく言われようとしたことは同じ共通性を持っているもので、私もそれを重視するということです。
堺屋太一委員(作家)
まず日本は大変危機的な状況にありまして、あらゆる地方ももちろんですが東京も大変厳しい状況になっています。例えば、外国人でも質の悪い外国人の方が入る、質のいい外国人が入らなくなってきているという問題があります。歌舞伎町の問題ですが、これだけ大勢の方が集まってお話いただきますと、今日明日の問題と歌舞伎町をどうして行くのかという5年10年先の話が一緒に議論されるんです。これは大変時間の無駄ですし、お互い退屈すると思う。今日明日の問題はどうするか、例えば治安の問題・防災の問題とかこれは今日明日途絶えることの出来ない問題と、その一方林委員の仰ったような5年10年かけてこの街を世界に誇れる街にしていくというプロジェクトと別々の議論をしていかないと、今日明日の議論に大部分の時間がとられて将来展望と言うのは現れないと思う。ここで特に申し上げたいのは、今世界はものすごい勢いで変わってきている。例えば、広告(屋外広告物など)に対する概念ですが、広告が汚いものだと言われたのは大昔でございまして、今や広告の取り合い、世界中広告の取り合いなんですね。20年前には自分の着物に文字を書いて歩くのはサンドイッチマンしか居なかったんですが、今や全員そうですね。東京都のバスを広告だらけにするなんていうのは以上に下劣なことと思われましたけれど今やあれをやってない街なんて言うのは田舎であります。そういう、概念が今情報社会に変わった。規格大量生産・官僚統制社会から情報社会になった。これにどう対応していくかということなんですね。大変重要なことです。その次、情報社会に変わって何が分かったかと言うと環境が変わると人が変わるということなんです。所謂、割れた窓ガラスの実験というのがありまして、窓ガラスが割れたような街では犯罪が起こりやすい、同じ人でも汚い行為をする、親切にしないというのが現れてたんですね。それを利用したのがニューヨークの犯罪の取締りでがっくり減りました。それで、私の提案ですけれども、日々皆様が努力していただく尊い毎日と、それから5年10年かけってこの街を世界の歌舞伎町にするプロジェクトと分けて議論すべきと思うんです。
私が思いますのは、コマ劇場のところから大久保病院、大久保公園、あの一帯をやはり10年かけて本当に素晴らしいところにする、そういう夢をこの街に与えるべきだという気がするんです。大久保病院も活躍しておりますが、救急病院として、あるいは病院としてあの道路周りにしても優れているのか、医療施設として優れている立地なのか、必ずしもそうではない。その他、20年30年前は良かった立地のものがどんどん変わってきている。それを一体化してどういう街にするのか。劇場街ということを言われますけれども、劇場の周囲と水準はどうするのか。例えば新橋あたりにある劇場街、あるいは国立劇場とか六本木ヒルズあたりの劇場などと比較し、どういうような水準のものを創るのか。歌舞伎町にふさわしい大衆的で経済効率が高くて情報発信の出来るところを作らなくてはいけないと思うんです。世界で発信している情報発信の断然高いのはラスベガスなんです。ニューヨークでもワシントンでもパリでもないんです。そういうようなものをどうして創っていくか、そしてそれを一つの旗にしたら、歌舞伎町が10年先こうなっているだけで投資が変わってくる。今の安全の問題、防災の問題、日々ご苦労していただかなくてはならない地域パトロール等大変尊いことですが、それを永久に続けていくのはあまり意味が無い。むしろ、10年のうちにはこうなると言うと、どんどんと人が入れ替わってくる。私は今新宿・四谷三丁目に事務所がございまして住居のほうは表参道に住んでおりますが、私が住んだときは全然たいしたことは無かったんですが表参道ヒルズというのが14年経って出来ました。たちまちものすごい勢いで変化した。だから、このコマ劇場から大久保公園までを10年かけてどうするか、病院の建替えや公園の代替地なども考えなくてはいけない。そういうことを計画的に、出来るかできないかの前に一つ立ててみたら「ああ、歌舞伎町はこうなるんだな。」という感覚が沸いてくると思うんです。そうすると、今入っておられる方、今営業されている方が出て行ってより経済性のあった、イメージのあった方が来る。あるいは、今営業されている方もどんどんイメージのあった職業に変わっていただける。そうすると、本当に世界に誇れる歌舞伎町になるんじゃないか。皆様方の毎日のご努力と、夢を作る計画と分けて議論するべきです。そうは言っても今日こんなことが起きていて明日どうなんだよと言う話ばかりになりまして一向に夢が育ってこないんじゃないか。ニューヨークの街、ドバイの街、マカオの街を創ったああいうような勢いがやはり日本にももう一度欲しい。そして、あるとすればそれは歌舞伎町じゃないかと思っております。一度皆さんでよくご検討いただきたい。
 
中山弘子会長(新宿区長)
最後に今後の進め方等々についても堺屋委員の方からまとめていただいたような形になりました。かなり今日のところで見えてきたところも多くあると思います。戴いたご意見を十分受け止めながら日々的確に粘り強く取り組んでいくことと、それからこの街に夢をというようなところで具体的に取り組んでいかなければならない。そういったことをそれぞれのセクションと具体的に進めてまいりたいと思います。


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通りすがり

>近隣ビルに協力を得て街頭LEDにて客引き・キャッチ等迷惑行為の禁止を訴える映像を流す
   ↑ ココ笑うところです
一番キャッチを出している747(金嶋グループ)の街頭モニターと言う所が
切実に思っている事は、全ての客引き禁止
ホスト・キャバクラ・居酒屋・カラオケに限らずに
歩きやすい、来やすい町にしましょうよ。
by 通りすがり (2007-11-05 11:43) 

某

確実に平日の来街者は減ってると思うんですけどね…
議論で金出すんじゃなくて予算は効率的に使って欲しいです。

今の四葉会案、道路に頼るのがねえ。いまどき。そんなに車にこだわって営業にこだわるなら歌舞伎町の真ん中に24hのイオンでいいような気がします。

想念が前に立ちすぎて、実際にしのごの言わず投資をしてんのはここに居ない人たちだし…。
by 某 (2007-11-05 21:06) 

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