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8月7日(火)「新宿研究会」において、淀橋・追分・御苑散策大路、小路構想の中で新宿通りのトランジットモール化案が示される [まちづくり]

平成19年8月7日(火)、新宿駅東口にある柿傳・安与ホールにおいて「新宿研究会」(第12回)という会合が開かれるということで、これに参加してきた。「新宿研究会」とは、会長に戸沼幸市氏(新宿区都市計画審議会会長)をおき、新宿区における特に新宿駅周辺地区の地元事業者や都市計画やまちづくりに係る学識経験者ら、および行政とを結ぶ、いわば都市計画やまちづくりにおける官民のシンクタンクといった位置づけになる。高橋和雄元新宿区助役らが中心になって呼びかけ、まちづくり関連のコンサルタント会社、地元商店街からは㈱高野や㈱伊勢丹、東口地区の四商店街振興組合、新宿東地区まちづくり研究会、行政からは中山弘子新宿区長、都市計画部、環境土木部などがこの会議に参加している。運営は会員からの会費収入によってまかなわれている。

平成18年度における新宿研究会の事業

  1. 研究会の開催①第9回18.8.2「新宿駅周辺の将来構想-都市マスタープランに向けて」②第10回18.11.27「新宿駅東口の地価と商業の動向」③第11回19.4.5「新宿区都市マスタープランと新宿駅周辺のまちづくり」
  2. 「淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路の提案」
  3. 新宿駅東口周辺交通実態調査
  4. 新宿区民会議への参加
  5. 「新宿学」(早稲田大学オープンカレッジ講座)の支援
  6. その他、平成19年度「全国都市再生モデル事業調査」(内閣官房・都市再生本部)に応募、新宿駅周辺の街づくりを対象に「“新宿駅周辺”の歩いて楽しい街づくりのための、公共空間再生調査」の調査名で応募し、採択。国交省から概ね600万円ほどの助成金を得、平成19年度の事業としてこれが行われることになっている。また、平成19年6月25日に紀伊國屋ホールで開催された新宿区主催のシンポジウム「にぎわい先導都市“新宿”を語る~都市間競争の時代に」(関連記事)では後援団体の一員となり、新宿研究会の会長である戸沼幸市氏がパネラーとしても参加した、など。

総会にて最初に挨拶される戸沼幸市氏(早稲田大学名誉教授、新宿区都市計画審議会会長)。後ろは吉田拓生氏(新宿研究会事務局長、財団法人日本開発構想研究所副理事長)「本会も4年目にはいる。中山区長もあぶらが乗り切ってこられ、それをお手伝いしながら、この街(新宿)にかかわりのあるものが、この街を良くしたいという一点で結びついている会ですので、どうぞよろしくお願いします。」(戸沼幸市氏)

「新宿駅周辺がどうあればいいのか、地元の方々が真ん中に座って、そこに多くの智恵を持った方々、係っている行政等々が力をあわせ、新宿の街が持続的に発展できるという意味では、歩行者空間をどれだけ気持ちのいいものにしてけるかというのが、これからの大きな鍵になっていると思っています。新宿の街が、もう少し長い目で見ながら一つ一つクリアしていかなければならない。新宿研究会は、戸沼会長は新宿区都市計画審議会の会長でもあり、それに私が区長に最初に就任したときの助役が高橋和雄さんです。新宿研究会は、その高橋さんが、戸沼先生と一体となったキーパーソンとしてやっていただいている。どうか、地元の皆さん、この研究会を皆さんが活用し、行政も力を発揮できるようなものにしていけたらと、新宿区も今回都市計画部、環境土木部とかなりの人数で参加していますが、そんな思いでこの研究会を動かしていけたらと願っていますのでよろしくお願いします。」

会では、まず総会として出席者の紹介、平成18年度の事業報告、平成19年度の事業計画および収支予算などについて報告があり、続いて「研究会」として「淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路構想」などの新宿研究会としての新宿駅周辺まちづくりに対する提案がなされた。

◆淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路構想(青柳幸人氏、新宿研究会副会長、早稲田大学前客員教授、都市基盤整備公団元理事より、新宿研究会提案として発表)

新宿の発展 東口から西口、南口へ、そして再び東口界隈の時代へ

新宿の発展、過去~現在と、今後

新宿駅周辺の街は、昭和初期から戦後にかけ、老舗・百貨店など多くが出店し、東口界隈が大きく発展した。また昭和40年代以降は淀橋浄水場跡地の再開発を中心に西口界隈が超高層ビル街として発展。平成期になると、JR貨物駅跡地や小田急線上空などの人工地盤を核として南口界隈の発達が顕著に。一方、東口界隈の建物や都市基盤の中には、戦後60年が経過し、老朽化が進むものもある。今後、これらの建物等の更新、再整備が中心となって東口界隈が大きく変化する可能性は高いと思われる。新宿駅周辺のエリアごとの整備発展のサイクルが一巡して、再び東口界隈が再生する時代となることが期待される。

新宿駅東口界隈で現在実施中の事業・計画

新宿駅東口界隈で実施中の事業、計画(新宿東口界隈・歌舞伎町方面から南方向の俯瞰)

現在、新宿駅周辺で実施中の事業及び計画のうち、東口界隈にとって影響が大きいものとしては、地下鉄副都心線(地下鉄13号線)新宿三丁目駅の建設、サブナードの延伸、そして新宿駅東西自由通路の建設が挙げられる。地下鉄副都心線は2008年6月開業予定、これにより池袋、渋谷から伊勢丹周辺に直接多くの人が訪れることが予想される。現在、新宿駅を中心に集散している人の流れが大きく変わることも考えられる。また、地下鉄駅新設に伴い、サブナードが延伸され、連絡地下道ができることで、地下街の人の流れも変わり、地下街での回遊性が新たに生まれ変わることも予想される。

新宿駅東西自由通路の開通も、東口界隈に与える影響が大きいと思われる。現在、西口地区と東口地区の歩行者空間は、駅近辺では狭い地下道と丸の内線コンコース、靖国通り大ガードのみでしか連絡していない。青梅街道地下通路などは位置的にもわかりにくくなっている。したがって、歩行者が東西を行き来できる連絡路は、現時点では無いといってよい。ここに新しく25mの幅員を持つ自由通路が完成すると、駅改札に面して、分かりやすく明るく広々とした通路ができることになる。歩行者交通の利便性が高まり、東西地区の連結が強化、双方の多くのの人々が往来するようになることが予想される。

淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路とそのネットワーク化

淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路のネットワーク模式図

新宿区は、歩きたくなるまち新宿をテーマに、人が回遊する街についての構想を掲げている。新宿研究会では、この「歩きたくなるまち、安全・安心なまち、多くの人が回遊するまち」を創るために、緑の回廊で新宿駅の東西をつなぐイメージを提案する。

現在、新宿駅周辺はJRが東西を分断しており、歩行者の自由な行き来の妨げになっている。東西自由通路の計画が進行中であるが、これは機能として地下で歩行空間を接続するものであり、街並みや来街者の精神的な面で、東西を緊密に結節するものではない。多くの人々が駅の東西を行き来し、回遊する街とするためには、街路樹、植栽などが充実した並木道(緑の回廊)で駅の東西両地区を繋ぎ、街に緑の回遊路、ネットワークを形成することも必要と思われる。

具体的には、メインとなり東西両地区を繋ぐ「淀橋・追分・御苑散策大路」を新宿御苑から新宿通り、新宿駅を経て西新宿の中央通り、新宿中央公園に至るルートに設定し、この道を「緑のプロムナード」として、大きな街路樹のあるゆったりした歩行者空間とすることを提案する。なかでも、東口界隈においては、新宿駅東口から新宿三丁目までの新宿通りをトランジットモール化する。パリのシャンゼリゼ、ベルリンのウンターデンリンデンなど、海外の著名な街路にも引けをとらない風格のあるシンボルストリートを創設する。

また、散策大路に連絡するかたちで、多くの散策小路群を網目状にネットワーク化し、回遊性のある街をつくることを併せて提案する。具体的には、東口界隈では、街路樹があり歩きやすく美しい歩行者空間を整備し、また西新宿地区では、超高層ビル街区に点在する公開空地を歩行者用街路で相互に連絡することを提案する。更に将来的には、新宿駅の線路上空を活用し、防災上も有効に機能する広場空間が設けられるように、関係者の協力を得ながら整備することを提案する。そして、これらにより、新宿御苑から新宿駅周辺を経て、新宿中央公園に至る地域に歩行者空間の一大ネットワークを築く。

「淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路」による東口界隈のネットワークイメージ。初期段階として、仮に新宿通りを並木道とし、トランジットモール化を行い、歩行者空間を東口駅前広場と接続した場合のイメージ。新宿御苑は駅から600m程度の距離にあるにもかかわらず、現在はあまり意識されていないが、並木道で新宿御苑と新宿通りを連結することで、来街者がショッピングなどをしながら並木道を歩き、新宿御苑にまで至るようになることも考えられる。

新宿通りのトランジットモールのイメージ(B案)

現在の新宿通りを歩行者空間にし、車は小型バスと緊急車、時間限定の荷捌き車のみが通行可能なトランジットモールにすることを提案する。動路面は歩道と車道の間に段差のないものとする。また、大きな樹木が植えられた並木道とし、樹木を島状に中央に配するA案と、交互左右に千鳥型に配するB案を検討する。新宿通りのモール空間は、新宿三丁目交差点から東口広場までの約300mの区間とするが、更に地下階に造られる東西自由通路を経て西口の超高層ビル街へとつながる。このルートは新宿駅周辺を回遊する歩行者にとって、中心的な散策回遊路となる。そこで、東口広場や東西自由通路にはオープンで公共性の高い施設の配置を提案する。

また、現在、新宿通りから新宿駅東口に乗り入れているタクシー・一般者は靖国通りを経てJR線路沿いの補助72号線で東口に連結し、また、そのルートを戻って靖国通りに出る方法を提案する。新宿通りのトランジットモール化を実現していくためには、①新宿駅東口への車のアクセス処理②荷捌き駐車への対応③付置義務駐車場への対応④モール化に伴う商業活動への影響等の課題がある。今後、詳細な交通量調査等を行うとともに、地元商業者の協力支援が必要、また、新宿は世界有数な繁華街である。従って、モール化案には、内外の衆知を結集することが肝心で、例えば国際コンペなどを行うことも、一つの案である。

新宿区や東京都の調査によると、阪神淡路型のM6.9東京湾直下型地震が起きた場合、冬の平日、夕方6時が最も問題だといわれており、約16万人の人が新宿駅周辺にいるといわれている。この人たちが、一斉に情報を求めて新宿駅に集まり、大混乱が起きると考えられている。将来の話であるが、新宿駅の線路上空に人工地盤を整備し、情報のガイドであるとか一時救護施設であるとか、また新宿御苑や新宿中央公園に避難を誘導するなど、いわゆる防災避難路としても機能するようにすることも検討すべき。

◆「新宿駅周辺のまちづくりの取り組み」

新宿駅周辺のまちづくりの取り組みについて、永島恵子新宿区都市計画部長より新宿研究会の参加者に報告があった。概要は以下の通り。

  1. 新宿駅の東西自由通路について:現在、東京都、JR東日本、小田急電鉄等関係者と東西自由通路の早期実現に向け、都市計画決定、事業スキーム、スケジュールについて調整、検討を進めている。まず、東西自由通路の都市計画決定については今年度中の都市計画決定を目指すということで鋭意取り組んでいる。東口と西口の駅前広場を結ぶ自由通路を都市計画として位置づけるためには、その間にある民地、つまりデパートの同意を得ることが不可欠です。その関係地権者であるJR東日本、小田急電鉄と協議を行っている。また、事業スキーム、つまり負担の割合ですが、国庫補助ですとか新宿区、JR東日本の負担の割合を確定させる必要があるので、その調整を進めている。また、工程スケジュールについてですが、東西自由通路の設計に約2年、その後の工事に約7年程度の時間を要すると聞いている。事業スキームを確定し、早ければ来年より設計に着手していきたい。しかし、来年度より設計に着手した場合でも東西自由通路の完成は平成28年度になってしまいます。列車が運行しながらの工事ということで、長い時間がかかるということですが、設計・工事にかかる作業工程短縮についても引き続き協議していく。
  2. 靖国通りの地下道(サブナード)延伸について:既存のサブナードと地下鉄副都心線コンコースを結ぶ歩行者ネットワークを整備していくものである。昨年度より東京都などの関係者と延伸に向けた調査・研究を行っているが、今年度は昨年度実施した基礎的な調査をもとに整備の形態、具体的に言うと地下通路のみとしていくのか、あるいは地下街、それから地下駐車場を組み合わせたものにしていくのかということで、規模・手法を検討し方針や整備計画を策定していきたいと考えている。今年度中の都市計画決定を目指す。
  3. 新宿通りのモール化について:東西自由通路事業を契機とし、新宿駅周辺全体の回遊性を高めるということで、モール化の検討を進めている。大通りが来街者にとって魅力的で賑わいの溢れた空間になるということを目指し、モール化の導入について具体的に検討をすすめている。モール化を実現するためには、東口エリアの物流形態の整理をどうしていくのか、荷捌き車両のルール化をどうしていくのかと言うことが必要であり、地元の皆さんの協力が不可欠である。また、自動車の交通規制につきましては、交通管理者である警視庁と協議をしていくという重要なことがある。こういった課題を整理していくために、区では今年度調査を委託したところである。委託内容は、新宿駅東口の交通実態、例えば広域交通の状況、荷捌き交通などを把握した上でモール化のありようについてどのような交通上の影響が生じるのかということを調査するものです。モール化の形態について、具体的に言うと、全ての交通を規制してしまうのか、または一定時間のみ規制するのか、一方通行とするのか、あるいは規制をまったく行わずに現在の車道の幅員を削り歩道を拡幅することによってモール的なものを造っていくのか、そういったものをパターン別に周辺の交通影響がどのようになるのかということをシュミレーションを行って課題を整理していきたいと考えている。さらに、来年度以降も整備計画案や事業方策等を地元関係者・関係機関と検討していく。
  4. 新宿駅東口地区まちづくり誘導方針について:これらの整備事業計画などとともに、歩行者の快適な回遊性の確保、東口の魅力的な商業環境整備を図るために新宿駅東口まちづくり誘導方針を策定していくことを考えている。策定にあたっては、地元の皆さんと十分協議させていただき、これからの東口のまちづくり、建物づくりの指針となるものにしていきたいと考えている。併せて、先行して整備をはかるエリアとして新宿三丁目のエリアで地区計画を策定していきたい。


新宿駅周辺の歩行者回遊性を高める上で、まず重要なのは「歩きたくなる」魅力があるのかないのか、という点ではないか。まず、第一に「新宿大通りは新宿御苑と歌舞伎町という他の地域には無い魅力のある通りである。しかし、この新宿御苑は敷居が高い。これが改善されればもっと街に馴染み、新宿大通りのモール化が生きてくるのでは。」(増田幾太郎氏、㈱伊勢屋代表取締役、前新宿大通商店街理事長)と言うように、新宿御苑は確かに地域との連動性が弱い。これについて、新宿御苑の外周の散策路を水辺にしようという計画があるという。しかし、新宿御苑は国の財産であり、区がそこにお金を出して整備するというのは財政法的にも出来ない。そこで、環境省・財務省と新宿区が協議を重ね、環境省の財産である御苑の散策路を新宿区が無償の使用許可を得て、そこに新宿区が玉川上水を偲べる水辺を整備していくという方法によって今年度には基本設計を行い、新宿区もこれに予算を持っている。「この緑を駅周辺に繋げていくことが、歩きたくなる淀橋・追分・御苑散策大路、散策小路ということになると思います。」(中山区長)「淀橋の周辺がけっこう面白い。遊歩道が整備され、あれが東口に繋がってくると素晴らしい。新宿の超高層街の間は、とにかくやっつけが一杯あるが緑が多い。それぞれの建物で閉じちゃってるのだが、あれが繋がってくると新宿の高層ビル街じゃないと出来ない魅力が生まれる。緑系、水系で繋がる都市ということで、新宿はものすごい財産である。」(戸沼会長)というように、閉じた魅力空間をどう開いていくか、と言うのが今後の課題かもしれない。

モール化とは何か?歩行者優先とは言うものの、要は歩きなさいということ。つまり歩きたくなるコンテンツがそこにある必要があると同時に、歩きやすい道であることも不可欠である。この点について、先駆的に新宿駅周辺にある「モール」と言えば一つはサブナード地下街、そしてもう一つが歌舞伎町1丁目地区。サブナードは地下街なので、要するにモールなのだが、兎に角構造的に歩きにくい。階段が急であり、また主要導線が分かりにくく目的地にたどり着くまでにのぼったり降りたりと非常に歩きにくい。こういった構造的欠陥がモールを致命的に機能しにくくさせる悪い見本のようなものだ。地下鉄副都心線開通に伴い、サブナード延伸が都市計画決定しつつある(区は今年度中と言っているが、おそらく来年度にずれ込むかも)中で、もう一回、駐車場付置義務の飛ばしや周辺建物の建替えなどに伴う駐車場の再配置・再整備とあわせサブナードの構造的な欠陥というか中途半端な状態をどうするか検討すべきじゃないだろうか。これを踏まえ、新宿駅周辺の回遊性を地下と地上をあわせ、さらに地下に降りやすく地上に上がりやすい構造やコンテンツのあり方を計画決定の前に織り込むべきではないのだろうか。

もう一つのモールの先例として歌舞伎町一丁目エリア(タイムシェアリング型)を見たとき、モールによって生じるネガティブな問題に対する対応策、あるいは予想をすべきではないかと言う点がある。荷捌き車両についてなどは十分解決できると思うが、歌舞伎町にある自転車・バイクの違法駐車・駐輪問題、そして客引きや路上生活者の問題はモール化されたエリアだからこそ生じるもの。とくに、現在歩道拡幅工事を進めている花道通りだが、ここは違法駐車対策(暴力団等の事務所排除に絡めて)として歩道拡幅・車道狭隘化を行っている。だが、一方で、歩道拡幅後の花道通りには違法駐輪やバイクの違法駐車、そしておそらく客引き問題が更に深刻になることが予想できる。この状況と、新宿通りを同等に考えることはできないが、違法駐車・駐輪対策(駐輪・駐車場所の確保)、わき道も含めてのセキュリティの確保等をどうするのか。少なくとも歌舞伎町対策で、警察・行政に頼るばかりでは何も解決しないことを肌で感じている自分としては、では地域がインフラを整備したり、あるいは自分の店の門前は自分で守るという覚悟をもてるか否か、それが無ければ悪い部分の歌舞伎町のように悪貨に良貨が駆逐されてしまう負のスパイラルに陥るケースもありうる。個人的には、新宿通りのモール化、JR新宿線路上空に人工地盤を造り新宿中央広場を建設する構想は大賛成だし、面白いと思うが、反面セキュリティという部分で今までより大きな負荷が地域に掛かってくる可能性もあるということを踏まえ、今後のまちづくりを考えていくべきで、またその部分の議論がやや欠落しているように感じた今回の新宿研究会だった。 


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