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7月28日(土) 2007 新宿エイサーまつり開催~新宿東口に沖縄がやってきた!~ [祭]

7月28日(土)、新宿駅東口において2007年度の新宿エイサーまりつが開催された。新宿エイサーまつりは、新宿駅東口四商店街が合同で行う唯一のイベントとして、故三代目高野吉太郎氏、沖縄出身で沖縄料理店「やんばる」のオーナー東(あずま)氏らの呼びかけによって始まり、今年が第6回目の開催となる。(関連記事:昨年開催、7月29日(土) 新宿エイサーまつり2006(第五回)開催~新宿が沖縄色に染った一日 おととし開催、7月30日新宿エイサー祭 新宿エイサーより、その2

 

2007年 新宿エイサーまつり:平成19年7月28日(土)13:30~21:00開催

場所:新宿駅東口一帯(新宿通り[大ガード~新宿2丁目交差点])、新宿東口中央通り、モア4番街、歌舞伎町シネシティ広場
主催:新宿エイサーまつり実行委員会(新宿大通商店街振興組合、新宿東口商店街振興組合、歌舞伎町商店街振興組合、新宿駅前商店街振興組合)
後援:新宿区、沖縄県、那覇市、財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、東京商工会議所新宿支部、財団法人東京観光財団、新宿区観光協会、新宿文化・国際交流財団

新宿エイサーまつり公式パンフレットPDF版

↑写真右より小柴和正氏(新宿エイサーまつり実行委員会会長、㈱伊勢丹代表取締役会長)、四代目高野吉太郎氏(新宿エイサーまつり実行委員会実行委員長、㈱新宿高野代表取締役社長)、竹之内勉氏(新宿大通商店街振興組合理事長)、安田眞一氏(新宿東口商店街振興組合理事長)、新村雅彦氏(歌舞伎町商店街振興組合理事長)、蛭川和勇氏(新宿駅前商店街振興組合理事長)。

新宿エイサーまつり実行委員会会長小柴和正氏

「東京では東京ミッドタウンという旧防衛庁跡に大きな再開発が行われまして多数のお客様がお集まりいただいている。また、丸の内では新丸ビルが建て直しをし、立派な商業施設、飲食施設を備えオープンしました。大変話題を提供しているわけですが、わが新宿もですね3丁目のイーストビルの完成が2月にございまして、そこにテナントとしてマルイさんですとか、東宝と東映のシネマコンプレックスであるバルト9という映画館が9つある、そういうものが新たに誕生しまして沢山のお客さんに楽しんでいただいている。また、来年の6月になりますと副都心線という地下鉄が完成をいたしまして、ますます新宿にお客さんを運んでくださるかと。我々も、お客さんがたにいかにサービスをするか、いかに楽しい思いをしていただくかということで、これからも日夜努力をしていきたいと思っているところでございます。この新宿エイサーまつりは、新宿駅東口には四商店街があるのですが、この四商店街の皆様方が本当に研究を重ね、新宿エイサー隊(チーム)などを作り、沖縄などのチームと一緒になって見ていただくということをやっているわけですが、これからもこういう催し物を一生懸命、新宿として、大通りとして、あるいは商店街として創り上げていきたいと思っています。」

中山弘子新宿区長。「このエイサーまつりは今年で6回目を迎えます。もう、すでに新宿の夏の風物詩として定着をしてまいりました。これも、この新宿駅周辺の4つの商店街の方々が手を繋ぎ、そして力一杯運営をしている、そこに沖縄の皆さんをはじめ多くの皆さんのご協力によってこのように開催できている。私は新宿の街を大好きな者として心から皆様に感謝を申し上げます。永い歴史に裏打ちされた沖縄の伝統芸能エイサーの魅力を鮮烈にアピールするそんな場として東京のまんまん中の新宿、その中でも日本最大の繁華街、新宿駅東口という最高の舞台を提供できることは新宿区民の誇りでもありますし、とても嬉しく思っております。年々参加団体も増えまして、今年は16団体が参加し、もちろん沖縄からも、都内、それから神奈川からもご参加いただいています。また、地元からは新宿エイサーチームはなんと90名の総勢です。最初の頃、祭りは参加型じゃなくちゃねってことで、新宿エイサーチームを作ったときにはこんなに多くはありませんでした。きっと素晴らしい演舞を見せてくれるでしょう。私はこの新宿の街が大好きです。新宿の街が、賑わいも一番で暮らしやすさも一番の街になる、エイサーまつりのエネルギーをもっといただいて、この街が活気溢れる懐の深い街、そんな街でありたいと思っています。エイサーの楽しい、力ある踊りを期待しています。今日おいでいただいた皆様、本当にありがとうございます。エイサーを楽しんでいただくことはもちろん、沖縄を知っていただき、また、それと合わせてこの懐の深い街新宿をもっともっと好きになっていただけたら幸せです。」

新宿エイサーまつり実行委員会実行委員長の四代目高野吉太郎氏「おもてなしの心、これを大事にして新宿エイサーまつりを盛り上げ、今後も育てていきたい。」

ミス沖縄の3人。左から2006ミス沖縄クリーン・グリーン・グレイシャスの嶺井仁美さん、2006ミス沖縄コバルトブルーの中島茜さん、2006ミス沖縄スカイブルーの上地佳乃さん。ミス沖縄は沖縄の観光親善大使として全国の観光キャンペーンや公式行事等に出席するのだが、毎年8月1日からが任期なので、言ってみれば沖縄県外での彼女達の本当の最後の仕事がこの新宿エイサーまつりになる。

オープニングセレモニー後、最初に新宿大通りA会場(アルタ前)で演舞するのが結成4年目になった新宿エイサーチーム(安田眞一新宿東口商店街振興組合理事長が監督を務める、新宿地区活性化のために公募によって結成されたチーム↓演舞前に集合写真)

そして演舞開始。気温35℃、今年最高。ソールの薄いパンプスじゃ多分辛いだろうなというくらいアスファルトの上は暑かった^^;湿度はやや低め(それでも60%程度はあったかな、体感です)


 

新宿大通りA会場(アルタ前)での演舞より。↑上石神井琉球エイサー会↑、琉球國祭り太鼓↓

 

D会場(伊勢丹前)にて↓美ら星エイサーチーム、新宿エイサーチーム。

 

↓今年初めて、新宿大通りE会場(イーストビル前)。参加希望団体が増えてきたこと(今年の場合約6チームが参加できなかった)により会場を増やさざるを得なくなってきたことなどもあるが、大通商店街などではもっと新宿御苑より、あるいは新宿御苑も使ってのイベントに拡大してはどうかという意見もある。来年は地下鉄副都心線開通などもあるので、会場・イベント・日程など規模は拡大傾向にあるが、その分運営や警備コスト等が増えるため予算(つまり協賛など)をどうするかという課題はある。

 

 

 ↑新宿エイサーチーム、今回新宿エイサーチームは沖縄のデュオグループ「空」を呼び、ライブのコラボという形で演舞を行った。↓那覇太鼓(左)、琉球國祭り太鼓(右)

 

大通りでの演舞は17時まで、18時より会場をモア4番街、歌舞伎町シネシティ広場、東口中央通りに移して演舞が行われた。この日は浴衣の人も目立った。↓(左)モア4番街での沖縄の物産展でオリオンビールを買って乾杯!↓(右)このあと、隅田川の花火大会にも出かけるというお二人^^

 

◆モア4番街(18:00~21:00)

 

↑演舞太鼓チーム

◆歌舞伎町シネシティ広場(18:00~21:00)

 

↑エイサーかりゆし会↓那覇太鼓

 

↓琉球國祭り太鼓(最終演舞)

↓最後は琉球國祭り太鼓、旗頭チームと観客も一緒になっての大カチャーシー。シネシティ広場が数千の人で埋め尽くされた。

 

観客スナップ↑右はブルガリアとチェコから歌舞伎町にやってきたお二人。

今年で6回目の新宿エイサーまつりであるが、自分がこれにお手伝いするようになってからはこれが3回目になる。観客動員数は公称で約90万人ということで新宿地区最大のイベントである。とはいっても手作り感の強いイベントで、しかしながら総予算は約2,000万程度、参加希望団体も年々増え、ある意味予算規模のそぐわない大きなイベントに成長してきているが、地域主導型であるため、ここら辺が難しいところでもある。協賛などの集め方、警備、PR、日程などまだまだ課題は抱えている。とくに、たった1日のイベントということが非常にもったいないと感じる部分もある。予算や交通規制の可能不可能などもあるが、出来れば本イベントに向けての前振りや前夜祭的なものなどあるとなお盛り上がるのだろうが、やりたいと思っても出来ることと出来ないことがあるというのが現実。また、新宿駅周辺再開発や東西自由通路などの問題で地域とJRが20年以上対峙した関係にあったことも一つのネックになっている。しかし、現実路線としてJRとの関係を再考し、もう少し距離を詰め、出来れば良好な関係で街づくりなども進めていこうという流れも出てきており、いまの新宿エイサーまつりの実行委員会の形は実は新宿駅東口地区全体のまちづくりにおける中核構造とまさに重なっている。来年度からは、地下鉄副都心線の開通に伴いここに東京メトロが加わってくる。このことを考えると、新宿エイサーまつりのイベントは地域活性化というだけでなく今後の新宿を考える上でも非常に横軸的であり重要な要素を構造的にも持っているといえる。


2007新宿エイサーまつりは7月28日開催、つまり7月29日に行われる第21回参議院議員通常選挙投票日の前日ということもあり、選挙活動の最終日と重なり、新宿駅周辺での選挙活動とのバッティングなどが予想されていた。現実にはそれほどでもなかったが、実はこの日、皇后陛下が新宿にお忍びでいらしており、某所から新宿エイサーまつりをご覧になっていたとか、実行委員会的にはやや緊張感もあったり。

2007年参議院選挙は自由民主党が歴史的大敗、民主党が大躍進。いよいよ自公連立に暗雲か!?

新宿地区の商店街などは、その多くが自由民主党支持基盤であり、各商店街執行部の面々が選挙活動中に自由民主党候補者の演説会などに足しげく通う姿が目に付いた。とくに、その多くが丸川珠代氏の応援に借り出されていた。保坂三蔵氏は既存の支持基盤を持っているために有利と見て、新人の丸川珠代氏応援に新宿区の地盤は切り分けられたのだろう。選挙期間の中盤戦では、上位の民主党2候補と公明党1名、そして自民が保坂氏まではほぼ固いと見られていた。実質「丸川珠代vs川田龍平」、これが東京選挙区の構図だった。それが、フタをあけてビックリ。なんと川田龍平氏は抜け出し、第5の議席を自民2候補の争いになるとは・・・・。

改選議席数が121(選挙区73比例48)に対し、民主党が60議席、自民党が37、公明9、共産党3、社民党2、国民新党2、新党日本1、その他が7議席を獲得、結果として自民党が非改選をあわせ83議席、民主党が非改選をあわせ109議席となり1955年の自民党結党以来初めて参議院の第二党になるという事態が起こった。野党は非改選議席数を合わせ137を獲得、過半数を得た。

さて、これで参議院議長は慣行により民主党から擁立されることになる。国会運営は、衆議院と参議院で与野党が逆転した構図となり、参議院の存在意義がこれから示されるともいえるが、実質政府安倍内閣と自民党は難しい国会運営が求められることになる。秋の通常国会が始まると、民主党は一直線に解散総選挙を目指すと思われ、しかし、与党が議席の2/3を持つ衆議院をやすやす解散に追い込まれたくない自民・公明党がどうでるか。穿った見方をすれば、いよいよ自民党は公明党との連立のあり方を考える時期が来たといえるかもしれない。自民党支持者や内部の若手議員からも公明党との連立を良く思っていないという声をよく耳にする。「公明党と共産党は近親憎悪、ある意味同じ」つまり保守2大政党制を目指すうえで不要という声だ。そのことを公明党もよく分かっているだけに、与党から振り落とされまいと懸命な選挙活動を繰り広げ、しかし全面協力した片山虎之助は落選し、磐石といわれた創価学会票にもかげりが見え始めている。

自民党としては、かつての地盤かばんにかげりが見え、派閥解消、利益誘導などへの向かい風が強くなってから、いわば公明党との選挙協力によってそれらの穴の埋め合わせをすることでここまで政権を維持してきた。しかし、ここでそのことの自己矛盾とこれまでの無理がそろそろ限界に達してきているといえる。しかし、ここで公明党とさえ組んでいれば国会運営が行えるといった状況から民主党とも連携をしなくてはならない状況になり、つまり民主党と連携するなら公明党はハナからいらないといったある意味あるべき姿が見え隠れし始めている。憲法、国防、その他、民主党と自民党の若手議員は政策的にも非常に近い。となると、自民党+民主党の保守連合か?とは、そう簡単にはいかない。公明党は与党側から振り落とされないよう必死になるだろうし、民主党には強行な小沢代表と前原前代表側との対立、自民党は相変わらず人事に危機管理がなっていない安倍内閣と、状況的に今は誰も前に出たくない空気があり、混沌としている。一応、秋に向けて小沢代表の戦略である解散総選挙というのが今後の筋書きなんだろうが、そこに政権側にとどまろうとする公明党側の対抗、自民・民主それぞれの反主流派を含む様々な仕掛け、切り崩しが水面下で繰り広げられることになる。いずれにせよ、公明・共産を若干含めながらの二大政党制に向かってなのか、あるいは公明・共産党や旧社会党系を振り切っての保守大同団結なのか、あるいは保守大同団結を経ての二大政党制へとむかうのか。そういったダイナミックな政治的変化のプロセスにやっとさしかかったことは間違いない気がする。


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