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2月18日(日)東京マラソン2007~8:35から10:25まで歌舞伎町周辺(靖国通り)交通規制 【告知】 [イベント]

2月18日(日)、東京の都心をコースとする日本最大の市民マラソン「東京マラソン」が開催される。新宿西口の中央公園を選手村とし、都庁前をスタート、靖国通りから外堀通りを経て皇居前を通って日比谷通りから第一京浜、品川駅前を折り返し地点とし再び第一京浜から銀座に向かい晴海通りから今度は隅田川沿いから浅草を目指し折り返して再び銀座へ、築地を経て豊洲・有明、ビッグサイトにゴールするルート。

スタートは9時5分(車椅子)9時10分(一般)、概ね歌舞伎町前を通過するのは9時10分から9時30分くらいまでだろうか。新宿駅・歌舞伎町近辺の靖国通り交通規制は8時35分より10時25分まで。車で新宿に来る人は、靖国通り沿いの駐車場等も入庫時間が制限されるので注意したほうがいい。ちなみにサブナードの地下駐車場は8時30分から10時30分まで入庫不可。

東京マラソン応援イベント「東京六大学応援合戦」開催

なおマラソン開催日、歌舞伎町では東京マラソン2007応援イベントとして「東京六大学応援合戦」を開催。各大学応援団とブラスバンドの競演がセントラルロード入り口付近にて行われることになっている。↓毎年10月に歌舞伎町まつりの際にシネシティ広場で開催される東京六大学応援合戦の風景。

なお、日曜日の早朝、歌舞伎町は非常にゴミの多い時間ということで、朝7時15分より歌舞伎町商店街振興組合によるゴミ拾い・清掃活動を行う。グリーンバード歌舞伎町チームも出動予定。

スタート地点が新宿(都庁前)、歌舞伎町前を通過する時はランナーもまだ元気だろうから30分くらいで通過してくれるかもしれないが、とはいえ参加者3万人。どうなることやら・・

今回、新宿区は「災害時のシュミレーション」として危機管理室が出動。まさに東京は「災害並み」の交通規制ともいえなくも無い。コースの中盤から後半にかけて使われる銀座周辺は実に6時間の交通規制が敷かれる。「何が起きるか、予想もつかない」と地域警察署の悲鳴が聞こえてくる。


交通規制地図を見ながら、随分前、といっても15年も前の話だが、「東京でモナコのようなF1できないかな」と本気で考えて動こうとしたら「ありえない」と笑われたことを思い出した。東京都知事という方の権力はこんな「ありえない」こともやれてしまうのか、そう実感した。歌舞伎町のことで新宿区といろいろやってきたが、いつも感じてきたのが地方行政の権限の無さ。それに比べて「東京都」って、いや「東京都知事」って何様なのか。

東京マラソン開催時に歌舞伎町で行う「東京六大学応援イベント」。当初、東京都の方から「歌舞伎町で何かイベントをしませんか?」という打診があって企画を検討、しかも予算の8割を都が補助するという話だった。そして企画を検討、いざやろうという段階になって新宿警察署から一回ストップが入った。交通規制がとんでもないことになりそうなので、これ以上「余計なこと」をしないで欲しいといった話である。そのためイベントの話はなくなったはずだったのだが、それを東京都自身が警視庁を説得し再びイベントをやれないか打診してきた。新宿署も警視庁、つまり東京都の組織、そのトップの意向には逆らえないといったところか。

東京マラソン2007は、オリンピックの2016年開催を目指す東京都のデモンストレーションであることは言うまでもない。日本の、それも都会のあの真夏の暑さの中で「マラソン」を競技としてやることにそもそも無理を感じるのは自分だけではないと思うんだが・・。

オリンピックを日本で、その気持ちは理解できる。だが、一方で究極のハコモノ行政を無理やり東京に持ってくることに執着している石原都知事に違和感を感じている人たちは多いだろうと思う。そして、今回の「ありえない交通規制」は、まさに彼の権力をまざまざと見せ付けた。これはあくまで個人的意見であるが、オリンピック招致に疑問や違和感を持っている人たちの感情を逆なでし、そして都民に対する挑戦とも言える。もっとも本人は4月の都知事選を控えてのプロモーションとして力を示すという見方もできなくもないが。

しかし、マスコミが反旗を翻さないように言論統制的レトリックまでもがここにはあるように感じる。東京マラソンの共催するのは産経新聞社と読売新聞社。朝日新聞と毎日新聞がここに入ってないのは賢明だと思ったら、そこは代理店が抑えてる。つまり電通が大きく影響力を与えているという点だ。いやはや、すさまじい権力である。一国の首相以上に「東京都」という地域においては強大な力を持っている、それが都知事なのかと。

歌舞伎町の繁華街対策において、特に環境浄化においては警視庁が強く主導してきて、そのある部分は非常に効果を生んでいる。暴力団対策の主軸はその資金源を断つことにあるが、その資金源となる事業者等を含む業種はニーズがあるから成立しているのであって、つまり環境浄化は来街者のニーズそのものを失わせ地域の持つ経済的ポテンシャルを停滞させる。「資金源になっている業種を叩くのではなく、暴力団そのものを潰して欲しい」というのが実際の街の本音だろう。その対立のバランスは本来コンプライアンス遵守という形でとるべきなのだが、その拠り所である法律がそもそも繁華街の形にそぐわないものばかりという現実の中で、いかに自由な経済圏を作っていけるかを常に模索している。そんな中で、都政や警視庁との係りも強い歌舞伎町としてみると、やはり時として対軸にはだかる都知事という存在がこうも強権的であると、それだけでも警戒感を感じずにはいられない。

ふと思うのだが、国政は国家や外交、国の方向性を定める場所、地方行政は地域にプライオリティを置く。そういう意味でいうと、これは東京に限ってなのかもしれないが(地方は物理的に広い)、国政・国会に対し区政・区議会があれば、その中間の都とか県とか、あるいは都議会も含めて本当に必要なんだろうか。あるいは区政・区議会がいらないのかな。いずれにせよ、地域にプライオリティを置く首長、行政と議会、国としての首長、行政と議会があれば、その中間組織は知事とかも含めていらないか、あっても連絡窓口で十分なように感じる。そういう意味もあって道州制が必要なんだろう。


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