8月7日（月）グリーンバード歌舞伎町による定例歌舞伎町ボランティアゴミ拾い活動開始

8月7日（月）19時より、ボランティアごみ拾い活動を進めるNPO団体「green bird」（グリーンバード：代表ハセベケン氏）の歌舞伎町チーム（チームリーダー：杉山文野クン）による定例ゴミ拾いが行われた。

先だって、8月6日に新宿放送局主催のイベント「歌舞伎町スター公開オーディション」にコラボレートして「グリーンバード歌舞伎町」の立ち上げ宣言とイベント出演者や観客、地域とのイベント清掃（記事：8月6日（日） 第一回 歌舞伎町スター公開オーディション決勝大会開催&グリーンバード歌舞伎町の活動がスタート！）を行ったばかりであるが、今後定例としては毎月第一・第三月曜日の19時から約1時間というスケジュールで歌舞伎町1丁目をまわってのゴミ拾い活動を行うこととしている。イベント翌日であるが、この日8月7日（月）がいよいよ活動本番の初日を迎えたわけだ。

　

集合場所は、歌舞伎町1丁目の劇場通り一番街の入り口、アーチ付近、グリーンバード歌舞伎町の事務所を置くアーチすぐ横の杉山ビル（とんかつ茶漬けすずやのある建物）の入り口前とした。この日は、昨日のイベントとしてのゴミ拾いにも参加してくれていた人たちを中心に14名の参加。グリーンバードのビブスと軍手、トングを配り、歌舞伎町に不慣れな人たちも多いため、順路と注意事項（迷子にならないようにとか、大体のタイムスケジュールなど）をチームリーダーの杉山クンが口頭で説明。

チームリーダーの杉山文野クン、髪がボウズに（心機一転だそうな）

コースは一番街をコマ側に進み、右折してセントラルロード、靖国通り沿いをさくら通りに進み、そのまま花道通りに、左折して歌舞伎町交番前からシネシティ広場に向かい、広場で最後のゴミ拾い。広場にて収集したゴミを分別の上まとめる、という流れ。

　

傾向としては、違法駐車・駐輪のスペース、また、不法投棄のゴミが出ている場所（とくにセントラルロードが多い）の周りに空き缶やペットボトル、吸殻なども非常に多い。見難い場所、それとひとつの不法投棄ゴミが次から次と不法投棄を誘引する。違法駐車や駐輪・ゴミの不法投棄を徹底して取り締まれれば結果的にポイ捨てゴミも減るということがわかる。

　

　

ゴミの量は、セントラルロードとシネシティ広場周囲が圧倒的。シネシティ広場の場合はホームレスなどの酒盛りが日常的に行われ、ゴミなのか私物なのか微妙なものが多い。歌舞伎町がはじめての人たちにしてみれば扱いに困惑するケースも。

　

ゴミ拾いを終えて、シネシティ広場での集合写真をパチリ。約1時間のゴミ拾いではあるが、巡回コースについては試行錯誤中。また、備品類や迷子対策の巡回コースマップの作成、とくに重要なのは参加者募集の告知面、負担の少ないゴミの処分方法など、やりながらいろいろ課題もでてくる。グリーンバード歌舞伎町としては、今後も毎月第一・第三月曜の19時からの定例ゴミ拾いを中心に、歌舞伎町でのイベントなどにも随時コラボレートしてのイベント清掃などもやりながら活動を拡げて行く。「ゴミ拾いの後は参加者で飲み食いしに行こうかと考えています。お掃除合コンとでも言うか、ゴミを拾った後は愛を拾ってみたいな、そんな感じで気軽にやっていこうかなと。」とグリーンバード歌舞伎町のチームリーダーの杉山クン。なるほど、そんな楽しみながらやるボランティアというのも面白いかもね。というわけで、誰でも自由にどんどん参加してみてくださいとのことでした。

ひとまず、現在の歌舞伎町では定期的なボランティア清掃・ゴミ拾いを整理すると、

• 毎週水曜日15時集合（新宿区役所前・セントラルロードのカラオケ館前）のクリーン作戦
• 毎月第一・第三月曜日19時集合（劇場通り一番街アーチ集合）のグリーンバード歌舞伎町
• 毎月第二月曜日23時集合（新宿区役所前）の夜鳥の界

　

↑左がクリーン作戦、あと不定期ではあるが年数回程度の「日本を美しくする会」による早朝清掃（右）というのもある。

歌舞伎町は、平・休日を問わず人が集まる街、そして24時間活動し続けているということで、それがこの街の経済的ポテンシャルの優位性を支える最大の特徴である。しかし、それゆえに掃除をしたそばからゴミが出続けるといったやむをえない実情がある。来街者によって成り立っている街である以上、快適に歌舞伎町で遊んでもらうために必要なことの第一が治安対策と清掃・環境美化だ。そういう意味で、これらの活動をどう拡げ育て、恒久的に続けていけるかが今後の課題。もっとも、究極的には、こういった活動が必要のないような状態にするというのが一番なんだろうけど。