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4月4日 東京ギンガ堂公演 「夢~歌舞伎町物語」記者会見 [映画・演劇・ライブ]

<告知>

 歌舞伎町を創った男。その男の名は鈴木喜兵衛~

「夢~歌舞伎町物語」  脚本・演出 品川能正 原作・脚本協力:李小牧

[コマ劇場前シネシティ広場【野外】からシアターアプル【劇場】への移動演劇]

主演:大沢樹生 耿忠(映画「ラブ・レター」)

←主演の耿忠(コウ・チュウ)さんと大沢樹生さん。 

  • 音楽:上田 亨 ロケット・マツ
  • 演奏:ロケット・マツ 石川浩司 中尾勘二
  • 舞台美術:加藤ちか
  • 照明:関嘉 明
  • 音響:今西工
  • 振付:田野日出子
  • 衣装:山口 徹
  • 写真:宮内 勝
  • 脚本協力:本田ハル 堀部宏
  • 演出助手:本田ハル
  • 舞台監督:山田和彦
  • 宣伝美術:マッチアンドカンパニー
  • 制作コーディネート:高見沢公子
  • 制作:木村優子
  • 企画・制作:東京ギンガ堂

2006年5月17日(水)~21日(日)

会場:新宿シアターアプル ならびにコマ劇場前シネシティ広場

  • 開演:19:00(20、21日は14:00あり)
  • 料金:全席指定 前売り4,500円 当日5,000円
  • 電話予約/お問い合わせ:ホットハウス ℡03-3352-6361

~チケット取扱い:電子ぴあ ℡0570-02-9988(演劇専用 オペレーター対応)/0570-02-9999(Pコード368-509/24時間対応)、歌舞伎町商店街振興組合(9:30~18:00 歌舞伎町1-19-3組合ビル5F)~

  • 共催:歌舞伎町商店街振興組合
  • 後援:新宿区 TOKYO FM 文化放送

 

「夢~歌舞伎町物語」

歌舞伎町は池の上に出来た街である。狭い地域に六千ものバー、飲食店、風俗店がひしめいている。夜ともなるとこの街の人口は五十万人にも膨れ上がる。六〇年まえ、焦土の中からこの街を創った男がいた。その名を「鈴木喜兵衛」という。そして~2006年5月、事件は起こった。歌舞伎町シネシティ広場で。

現実の歌舞伎町を舞台にし、本物の消防車や“歌舞伎町案内人”李小牧も登場。さらに、六〇年前の新宿ムーランルージュの踊り子達の歌声や笑い声が響き渡る虚実混同の舞台。


<記者会見>

4月4日、歌舞伎町風林会館。ここで、移動演劇「夢~歌舞伎町物語」(脚本・演出 品川能正)の記者会見が行われた。戦後の焼け野原のこの地に立ち、興行街建設という大いなる野望を夢見、そしてそれを実行した男「鈴木喜兵衛」(参考記事)をモチーフに歌舞伎町という街を舞台に戦後の歌舞伎町、現代の歌舞伎町、そしてこれから変化しようとしているこの街が目指す姿を描こうという演劇。日本・中国人のキャストによって「アジア文化の交点」ともいえる歌舞伎町の過去現在未来の姿を品川演出によってどう描かれるのか。

記者会見の会場に使われた風林会館5F、この付近はかつて密入国の中国人組織の蛇頭や暴力団との勢力争いのあった真っ只中、青龍刀事件や拳銃発砲事件(同じ風林会館1Fパリジェンヌで)を覚えている人も多いだろう。そんな場所での記者会見というのもいわば「演出」、だが、当時の危うい面影はなく、会見にゲストとして出席したのは中山弘子新宿区長と歌舞伎町商店街振興組合の町田靖之理事長、中華人民共和国大使館の文化担当参事官の趙宝智氏といった面々。この風林会館5Fの元グランドキャバレー「ニュージャパン」のスペースも、今は空きテナントとなり歌舞伎町ルネッサンスの空き室対策を進める「喜兵衛プロジェクト」によって有効活用やSOHO利用を模索中といった場所である。

「歌舞伎町の目指そうとしている姿のアジアのブロードウェイというのがあります。それは鈴木喜兵衛氏がまちづくりをしたときのこの街のDNAなんです。21世紀は多くの人々が交流し、国際的な垣根も低くなっていく中で異なる人たちが交流して新たな文化を築いていく時代、この作品が新しい歌舞伎町に夢を抱ける新たな一歩になってくれることを祈ります。」と中山区長。「みんなで参加して、楽しんで、新たな歌舞伎町の担い手になっていってもらえたらいいと思ってます。空き物件ツアーもやってますよ~」と喜兵衛プロジェクト(事業紹介記事、空き物件ツアーは毎月第三月曜日の17時から)の宣伝もチャッカリ。

  キャストの皆さんは、場内中央のアプローチからステージに向かってファッションショーさながらウォーキングで登場(写真は中国人キャストの耿忠さん、スリットの深いチャイナドレスが綺麗!)「日本に来て15年、この国に来て色々な経験をしたし、たくさんのことを教わりました。舞台は初めてになるのですが、がんばりたいと思います。」と、なかなか流暢な日本語で挨拶。

李小牧氏は原作・脚本協力で且つ、本人「歌舞伎町案内人」役でも出演。「最初品川さんから声をかけられ、李さんなんかやろうと。アイディアを出して最初の打ち合わせからまだ二ヶ月、連日徹夜で今日も36時間寝てません^^;」とか。「どのくらいの人たちが、どのくらいの汗をかいてこの街を創ったか、歌舞伎町発でアジア、全世界に発信したい」と抱負を語った。

耿忠さんを囲んで李さんと杉山文野君(写真右)。杉山君は、今回の舞台のテーマでもある鈴木喜兵衛氏のひ孫さん、公演中連日行われる「歌舞伎町の過去、現在、そして未来を語る」アフタートークにも出演の予定。

「区長もおっしゃってたアジアのブロードウェイ、鈴木喜兵衛氏が目指そうとした歌舞伎町ってどうだったのか、過去の姿は、現在の姿は、そして未来のこの街の向かう姿はどういったものなのか?今回の舞台、演じるのは役者ですが主役は歌舞伎町です。」と、脚本・演出の品川能正氏。なお、この日、4月4日から公演前日まで、ここ風林会館を使って稽古を行うということなので、合間に練習風景をのぞきに行きますかね。それはまた後日レポート~ということで。 


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