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12月15日 第9回 歌舞伎町地域活性化プロジェクト会議報告 [まちづくり]

中山弘子新宿区長が警視庁に風俗案内所を規制する条例の制定を求める要望書を届けに行かれていた同じ12月15日、新宿区役所3階庁議室において第9回歌舞伎町地域活性化プロジェクトが開催された。

今回の会議出席の活性化プロジェクトメンバーをざっと書いておくと、新宿区役所企画政策部から香西氏、歌舞伎町商店街振興組合からは事務局長の城氏、副理事長でKIHEIプロジェクト・まちづくりプロジェクトのメンバーでもある新村氏、日本政策投資銀行からは首都圏企画室の大西氏、歌舞伎町で不動産業を営む㈱スペーストラストの藤田支店長も活性化・まちづくり・KIHEI各プロジェクトに参加、四葉会関係では東急レクリエーション(TOKYU MILANO)の横田総支配人、HUMAXからは広報室の野崎氏、コマ劇場の小林支配人、ゴールデン街商業組合の外波山氏(椿組、クラクラ)や三光商店街振興組合の松本副理事長(ブイ)、C'sグループ(MANZOKU)からは岩崎氏(シーズエステート代表)、カラオケ業防犯協力会副会長でシダックス歌舞伎町店の杉本店長、博報堂から工藤氏、立教大学学長補佐・大学院教授で歌舞伎町ルネッサンス推進協議会委員でもある廣江彰氏、そのほか自分と、あと今回初めて会議に参加したF-Stageの代表深谷氏など。

メンバーを見ると、現在KIHEIプロジェクト・まちづくりなどの構成員でもあって重複参加しているメンバーが実は非常に多い。会議ごとに協議・すすめているプロジェクトが違うとはいえ、実行メンバーにおいてはほとんど同じ数名が進めているという実体があり、会議ごとの特徴が最近あいまいになってきている、ということで、今後の活性化プロジェクトのありかたについて議論をおこなった。

活性化プロジェクトは、文字通り歌舞伎町における経済活性化のためのイベントの誘致と地域の合意形成、フリーペーパー発行、などをやるために発足したものであり、とはいえ予算はない。(基本的にボランティア運営)。さらに実は、このプロジェクトの母体になったものが歌舞伎町よくしよう委員会である。

歌舞伎町よくしよう委員会というのは、歌舞伎町商店街振興組合内の組織で、シネシティ広場におけるイベントなどを運営、また地域のPR事業(フラッグ・組合CM製作・歌舞伎町マップ製作)を中心におこなっている。ここは組合外からも自由参加型の組織で、組合からの予算を持つ。もちろん、今でも実体はこのよくしよう委員会が歌舞伎町の地域活性化をひっぱっているわけで、歌舞伎町地域活性化プロジェクトはよくしよう委員会に二丁目町会・ゴールデン街、つまり歌舞伎町商店街振興組合が一丁目だけであるのに対し歌舞伎町1・2丁目の全体をまとめる活性化組織であり、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会の下部組織として行政上オフィシャルな組織であるという違いがある。

よくしよう委員会と同じような協議だけでは活性化プロジェクトは単に行政の手続きというかアリバイ的会議にしか過ぎない。本来、もっと1・2丁目全体感であったりゴールデン街とのコラボであったり、できれば行政が関与して規制緩和や許認可についてもっとつっこんだ議論をしたりという必要があると思われる。

今回の会議で、いろいろ議論した中で、ほぼ全員が「それはおもしろいかもしれない」と言った話がある。それは歌舞伎町発ローカルFM局(仮称 FM-KABUKI)をつくってみないか?という話である。

このアイディアは、F-Stageの深谷氏が持ち込んだものである。深谷氏の会社ではロック系のフリーペーパー発行やイベント運営、TVやラジオ番組制作をおこなっており、インディーズ系の音楽業界に広いチャンネルをもつわけだが、実は先日自分のブログを見てくれて「一緒になにかやりましょう」というメールをもらって初めてお会いした。ちなみに深谷氏、歌舞伎町ではたらく社長のblogなんてのを忙しい仕事の合間に書いてます。

当初は、歌舞伎町にある10~20箇所のライブハウスをネットワークし、One-Dayイベントですべてのライブハウスを周遊できるパスを発行、そういった歌舞伎町アートステージのようなイベントをオールナイトでやりたいという話だった。この話もできそうだなぁと思えるが、さらに「歌舞伎町は豊富なコンテンツを持つ、許認可さえいければFM局運営に勝算がある」という彼の話を聞いて、ならばということで活性化に持ち上げてみた。また、空き物件をうまく使ってBANDアパート(ツアーで歌舞伎町でライブをやるバンドの人たちへの安価なマンスリーやウィークリーの宿泊施設)なんてアイディアもあった。

日本政策投資銀行の大西氏も興味をもってくれたようで、「KIHEIプロジェクトとも関連付けしてみたい。面白いと思う。」とか、東急レクリエーションの横田総支配人は「映画コンテンツもあるし、かかわれるかもしれない。また、許認可が絡み、行政が関与する活性化で揉んでいくのはいい事業かもしれない。」という好意的意見も多かった。一方、「そういう若者向きのまちづくりが、この街に合うのか?歌舞伎町はもっと大人の街だ。原宿や渋谷みたいになってはどうかと思う。」(新村氏)というやや後ろ向きの発言もあったが、これは少数派かな。ということで、とくにFM局開設については今後の会議で揉んでいくことになりそう。FM-KABUKIのコンテンツを考えると、インディーズミュージックとお笑いを昼間やって、深夜にはキャバクラ・ホストの番組みたいな感じかな^^

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新宿花園神社で20年続けている椿組野外劇の後援団体、支援企業、協力団体を探しています

椿組06年夏・花園神社野外劇「四谷薬缶坂下メゾン近松」

場所:新宿花園神社境内特設ステージ(客席テント有 350席~ ・小雨決行)

日時:2006年7月13日(木)~23日(日) 19時開演

鶴屋南北「四谷怪談」、近松門左衛門の心中作品の登場人物をモチーフにした本格時代劇。江戸末期の混乱と退廃を、現代に通底するものとして鋭く描き出す。

企画制作:椿組 外波山 文明

東京都新宿区新宿7-19-2  tel 03-3202-1350

椿組ホームページ 椿の小屋

椿組メール tubakigumi@nifty.com

2005年の椿組 新宿花園神社野外劇は「新宿ブギウギ」だったのですが、なかなか大盛況でした。だいたい350名程度の入場で約2週間、4000名程度の動員だったようです。

演劇というのは大体ですが、一芝居作るのに企画・脚本を書いてから約1ヶ月くらいの稽古、稽古場などのコストとメイク関係・衣装・道具類製作とかでキャッシュが300~400万円くらいかかるかな。まぁ芝居にもよりますが。花園神社の野外劇は、芝居を作る以外にプラステントを建てるのですが、このテント建設分のコストを今までは文化庁の芸術振興の補助金でやってきたらしい。2006年もやる方向で準備を進めているようですが、外波山氏の話だと今回の文化庁からの補助がどうも難しそうらしく、「20年続けてきたことだけに、この灯を消したくない。後援団体・企業などの協賛を集めたいので協力してほしい」ということなので、とりあえずここに書いておくことに。もし、興味を持ち、支援・協賛など考えていただける方・企業・団体等ありましたら直接上記椿組宛に連絡お願いします。

 


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コメント 2

椿組・外波山文明

寺谷さん、広報を有り難うございます。
只今、各方面にお願いはしているんですが・・・。
皆さん、新宿の文化を、花園神社の野外劇を続けて行く為にも是非ご協力をお願いします。・・・助けて下さい。
by 椿組・外波山文明 (2006-01-26 21:11) 

Tera

個人的には協力したいとは思っています。昨年の花園神社野外劇は大盛況だったし、椿組には花園神社以外でも是非大久保公園とかにテントを建てて芝居してもらいたいと思ってます。近々にまた伺いますね。
ちなみにトバさんのお店はゴールデン街にあってクラクラという演劇関係の人たちも集まる気さくなお店です。
by Tera (2006-01-27 02:29) 

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