9月30日(水) アパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉が開業 [まちづくり]
送信者 Shinjuku,Kabukicho 2015 |
9月30日(水) アパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉が開業―
アパホテル(本社:東京都港区赤坂3-2-3 元谷芙美子社長)は、9月30日、歌舞伎町シネシティ広場北西側に面する場所(新宿区歌舞伎町1-20-2)にアパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉(地上28階建・全620室)を開業した。
開業日となった2015年9月30日には、グループホテル前でのテープカットなど、元谷芙美子ホテル社長、グループ代表である元谷外志雄氏が多くの関係者を招いての開業披露式典が行われた。
シネシティ広場を囲む形で映画興行4社15スクリーンの一角を占めていた東亜興行チャーン(5スクリーン)のうち3館と東亜興行本社が入っていた第一東亜ビルが閉館したのは2009年11月。以来、6年を経て、ようやく、ここにアパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉として9月30日開業となった。アパホテルは、日本全国に340ホテル、55,061室(建築・設計中、FC、パートナーホテルを含む)を展開する。
〈新宿歌舞伎町タワー〉は、歌舞伎町の中心、シネシティ広場前に位置、西武新宿線「西武新宿駅」正面口より徒歩2分、JR新宿駅より徒歩6分と至便な立地に、高さ約90mを誇るタワー型ホテル。最上階の28階には「天空の湯」大浴殿・露天風呂
「準天然光明石温泉」(=人工温泉)を設置。またホテル2Fにはカフェレストラン「common café(コモンカフェ)」も開業。
■ホテル概要
・ホテル名 アパホテル〈新宿歌舞伎町タワー〉
・所在地 東京都新宿区歌舞伎町1-20-2
・構造/規模 鉄骨造・地上28階・地下1階
・客室数 620室(シングル275室、ダブル319室、ツイン24室、デラックスツイン2室)
・標準宿泊人数 965名
・飲食施設 カフェレストラン common café(コモンカフェ)/健康・安全・安心にこだわった和洋ビュッフェ
【席数】朝食時80席 【朝食営業時間】7:00~10:00 前売1,800円(税込) 当日2,000円(税込)
・大浴場/露天風呂 ホテル最上階28階 天空の湯 【入泉時間】15:00~翌11:00 宿泊者無料
・駐車場 機械式駐車場29室 宿泊者1泊(15:00~11:00)1,200円(税込)
○オープン記念特別価格として、シングル 1泊 客室通常料金18,000円(税サ込)~のところ10,900円(税サ込)~、ダブル 1泊 客室通常料金30,000円(税サ込)~のところ13,500円(税サ込)~で宿泊可能。
また、24時間、人が行き交う歌舞伎町の立地を鑑み、通常の宿泊プラン(チェックイン15:00~チェックアウト翌11:00)のほかに、2種類の「早朝チェックイン割安プラン」(①午前3:00~15:00 最大12時間利用 ②午前6:00~15:00 最大9時間利用)を当日限定で提供し、24時間チェックインが可能となることから、夜行バス到着後の早朝チェックイン需要など様々なニーズに応えていく。
2015年4月1日より、アパホテルは「SUMMIT 5-Ⅱ(第二次頂上戦略)」と銘打った、東京都心の直営ホテルの拡大戦略を図り、46棟・11,263室(建築・設計中含む)を達成。今後さらに、ホテル客室数100,000室(パートナーホテル含む)を目指し、東京都心のみならず、地方中核都市にも広げてホテル開発を積極的に展開する。 なお、〈新宿歌舞伎町タワー〉開業で、新宿エリアには建築・設計中を含め6ホテル2,157室を擁しており、アパホテルとして、都内で最も客室数が多いエリアである。
【アパホテルグループ新宿エリア 運営中】
計4ホテル 1,318室
1.アパホテル〈東新宿駅前〉(全122室)2012年11月15日開業
2.アパホテル〈新宿御苑前〉(全411室)2014年 7月16日開業
3.アパホテル〈東新宿 歌舞伎町〉(全165室)2014年12月24日開業
4.アパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉(全620室)2015年 9月30日開業
【アパホテルグループ今後開業予定の新宿エリア 建築・設計中ホテル】
計2ホテル 839室 →2017年末、新宿エリア計2,157室へ
5.アパホテル〈東新宿 歌舞伎町Ⅱ〉(全129室) 2017年 2月開業予定
6.アパホテル〈西新宿五丁目駅前〉(全710室) 2017年12月開業予定
すでに開業済みのホテル以外に、歌舞伎町2-40-5、2-17付近に用地を取得しているアパグループ、うち一つは上記5番目の東新宿歌舞伎町Ⅱ、もう一か所は公表されている計画にはないようだが、パートナーホテルとして開業する計画が動いている。新宿歌舞伎町界隈に1300室、2017年には2000室を超えるアパホテルの新宿における存在感はますます増加するだろう。
元谷両氏はともに銀行出身者、そういう意味では、運営をしっかりして、帳簿で儲ける(あるいは資金調達をする)ことに長けている印象が強い。これから先は、(土地の)所有にこだわらなくても、借地であったとしても借り上げて(事業を)展開していきたいと思ってます。(土地を)買ったものを売って儲けるわけでもありませんし、運営して利益を出していくわけですから、そこでの一番のメリットは償却メリットですから、土地は償却できない。建物は償却できる、ということで、毎年、簿価が下がってくる、簿価利回りが毎年上昇していく。所有にこだわらず、上物、建物でやっていいんじゃないか。今後も、新宿のエリアにおける借地を含む、もちろんいいところがあれば購入しますが、(事業展開を)深めていきたい。」(元谷外志雄氏)
という言葉がアパグループの経営の本質を物語っている。毎月のように開業や起工式があるというこのグループ、まるで指数関数的に膨張し続けるこのホテル企業、元谷代表・芙美子ホテル社長の手腕もさることながら、よほどスタッフ、人材に恵まれているのだろうなと思う。
一方、アパはこれから海外進出を計画中とのことで、アメリカ・ニューヨークに隣接するニュージャージーにホテル計画を持っているそうだ。海外からの外国人観光客の東京における宿泊部屋数の不足が顕著な昨今、次々とホテルを開業する、まるで「ブレーキのないエンジン」ともいわれるアパグループの元谷代表だが、いよいよ海外進出ということは、やはりオリンピック後のこの国の状況を踏まえてのことかとも思える。019年まではいい。そのあと、オリンピックを経て、この国がどうなるかだ。
今後現場はアパホテル〈新宿 歌舞伎町タワー〉樋口幸雄支配人。
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