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5月3日(日)全国同時多発エコ事件、「1万人のゴミ拾いウォーク!!」開催 [イベント]

久しぶりの更新・・、そして久しぶりに荒川祐二君の話題。2006年冬、当時上智大学の三年生だった彼は、あるドキュメンタリー映画を見てインスピレーションを受け、「オレも自分で何かの行動を起こして世界を変えてやる!」と思いたち(とか?言ってたような)朝のゴミが散乱する新宿駅東口広場でゴミを拾い始めた、それもガチャピンのぬいぐるみを着て^^;

それから卒業までの約1年と少し、ほぼ毎朝、新宿駅東口駅前に彼の姿はありました。最初のころはたった一人だったこの活動は、やがてすこしづつ仲間が増えていき、2007年の5月3日には「全国同時多発エコ事件!!」(関連記事)と銘打ち、全国27箇所、実に444人の人たちが一斉に全国でゴミ拾いを行うというムーブメントを主催した。

半ケツとゴミ拾い.jpgさて、2008年、上智大学を卒業した彼は、就職活動で余裕~で受かると思ってたNHKに落ちたりしてぷー太郎だったわけだが、またもや突如、「あなたの目を見てインスプレーションで言葉を書きます」という路上詩人というか、そういうアーティストとしての活動を開始するる。今では、かつてのゴミ拾い活動とそれによって作り出してきたムーブメントのことで講演依頼があったり、またいわゆるゴミ拾いで人生が変わりました的な「半ケツとゴミひろい」(地湧社刊、初版6,000部)という本を書いたり、またアーティストとしての活動から「ウチの看板を書いてくれ」といった依頼が舞い込むようになって、そんな中で生計を立てている。最近はめっきり新宿には顔を出す機会も減ってきた彼だったが、その荒川君が久しぶりに新宿にやってくると聞いた。

そう、5月3日はゴミの日、今回も「全国同時多発エコ事件!1万人のゴミ拾いウォーク!!」の開催、しかも規模も格段に大きくなって、世界20ヶ国以上で1万人もの人が一斉にゴミを拾うという話^^;というわけで、自分も新宿でのゴミ拾いに顔を出してみることにした。

DSC06909.JPG荒川祐二君と、今回新宿会場でのリーダーを務めた浦和南高校2年生のふっきーこと鈴木蕗乃(すずきふきの)さん。

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5月3日(ゴミの日)1万人のゴミ拾いウォーク、新宿会場の集合場所は新宿駅東口に12時。

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「みんな、ゴミを拾いたいか~!!」「オー!!」・・相変わらず熱い、というか若干暑苦しい荒川君^^;ま、そこがいいとこなんだけどね。

DSC06952.JPG新宿会場に集まった人たちは約150人。全体を3チームにわけ、そのうち1チームは歌舞伎町方面へ向かうことに。当然ながら、そのチームに随行。

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DSC06981.JPG取材が入ってました。NHKラジオ、レポーターは増田佳奈さん。

DSC07005.JPG DSC06999.JPGこんな小さなコも参加、一生懸命分別しながら拾ってました。休日ということもあって結構山モリのゴミが。

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DSC07013.JPG今回の同時多発エコ事件、ここまで規模が大きくなったのは、HARMONY EYES(ハーモニーアイズ)という音楽を通じて社会貢献をしていこうというレーベルを持つNPOが参画するようになったことが大きいようだ。もともと人材育成やそのプログラムを企業に営業する企業(ガイアシステム)が母体の組織で、荒川君のお兄さんもそこにいるらしい。そんな繋がりがこういう形になってムーブメントを大きくしている。1万人のゴミ拾いウォークというのは、このNPOが主体となったいわゆる環境街宣活動、ゴミ拾い後には参加者全員で新宿駅周りを練り歩いた。その名も「ハーモニーウォーク」。

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ハーモニーウォーク終了後には、みんなで集合写真を撮影。

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荒川君もふっきーも声を枯らして頑張ってました。

DSC07136.JPG胴上げされる荒川クン、はい、お疲れ様でした。

なお、拾ったゴミは休日にも関わらず新宿区が収集・処分をしてくれました。

◇「全国同時多発エコ事件!!」会場◇

【国内】
北海道:中島公園、千歳など4箇所
山形県:山形駅西口
山梨県:甲斐市 STEP畑周辺
埼玉県:西川口交番前
東京都:新宿駅東口広場 ※ハーモニーウォークも同時開催☆
千葉県:浦安駅
神奈川県:本校カフェ ティアラ、藤沢駅南口など2箇所
福井県:福井駅周辺
石川県:片町マクドナルド、樹木公園駐車場など4箇所
岐阜県:岐阜旧庁舎前、西太田町『旧松屋リフォーム前』など2箇所
愛知県:アピタ桜井店駐車場
京都府:京阪三条駅周辺
奈良県:旧JR奈良駅前広場
大阪:南海難波駅ロータリー ※ハーモニーウォークも同時開催☆
兵庫県:須磨水族園前
岡山県:津山駅周辺
徳島県:鳴門総合運動公園球技場
福岡県:天神 警固公園
佐賀県:佐賀駅
大分県:別府駅など

【国外】
中国:上海
オーストラリア
イギリス:ロンドン2箇所
アメリカ:テキサス オースティン、ロサンゼルス2箇所
韓国:ソウル
カンボジア:プノンペン
タイ:チェンマイ、バンコク2箇所
インドネシア:ジャワ島など

25ヶ国、197箇所、約1万2,000人が参加 2009年5月3日、1万人のゴミ拾いウォーク

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しばらくぶりに荒川君の元気な姿を見れた。いつも暑苦しいぐらい熱いタイプに見える彼も、自分が感じるには結構悩みも多いように思える。新宿東口でゴミを拾ってた彼が、最初のころは若いコらが参加してくれるようになったことを素直に喜んではいたものの、その後、活動に年配の人たちやホームレスが参加するようになると、それはそいれでいいことなんだが若いコたちは去って行った。

当初は荒川君の後継者を育てられたらなんていう思いもあったが、実際にはそれも叶わなかった。「毎朝6時から毎日」、荒川君自身が拵えたハードルが高すぎたこともあったと思うが、やはり彼なしでは継続は不可能だった。

そしてゴミを拾っても拾っても新宿駅東口広場のゴミは減らなかった。

「5年とか10年、いやもっと続けてはじめて、あぁ、少しは変わったって思えるもんじゃないか?」そう自分は言ってきたが、それでも彼は結果を求めた。それはそれで悪いことではない。しかし、その時間軸の捉え方の間違いは、とくに僕らのような活動をしている者にとっては時に致命的なミスやあせりを誘発する。

やらないよりやったほうがいい、というのもわかる。そして、活動を効率的に進めようとして、こうしたゴミ拾い等まちづくり的な活動がイベント化していく姿を多く目にしてきた。それは、もはや活動ではなく、時にビジネスや宣伝であり、あるいはいい意味でとらえれば出会いの場を演出しているくらいのことに過ぎない。物事を単純化して理解すると、どうしても陥りやすい課題なのである。

悪いことをしているわけじゃないから、あくまでもそれはそれでいいのだが、その上で、中身があるのか?継続性はあるのか?という問いかけに対しちゃんと答えられる活動を続けていってほしいなと思う。その答えをちゃんと持っている活動ならば、仮に10年、あるいは一生かけたとしても到達できなくとも、少しずつ、一歩一歩の前進があればおのずと意味は生まれるものだよ、と若干苦言^^;

がんばっている荒川君、君にエールを贈ります。


5月3日は「ゴミの日」・・ではなく、本当は憲法記念日。新宿駅東口駅前では日本共産党や右翼の街宣活動もあったり。

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歌舞伎町では、シネシティ広場にてNPO法人ラテン文化センター・インパクトラティーノ主催による「私達の文化交流」というイベントが開催されていた(12時~19時)。昨年の歌舞伎町フェスタ以来の歌舞伎町TMO誘致によるイベント。

DSC07162.JPG会場ではラテン音楽あり、ハリー・ゴメスという宗教家の「いやし」と教会啓発などあったりと、ラテンらしいイベント内容。

DSC07187.JPG歌舞伎町の人出は普通の土日並みの多さ。セントラルロードの入り口では相変わらずホストらの客引きの姿らも。GW返上で働いている姿といえばいいのかな^^;

まぁ、来街者数を見ている限りそれでも歌舞伎町の景気は底堅い。コマ劇場の解体工事は、テナント問題が裁判になってたり、あるいは解体工事利権がらみでややごちゃごちゃしてるようだが、まだ着工までは時間がかかりそう。着工して工事車両が出入りするようになって本当の底が来る。若干インフルエンザA型に関しての過剰報道が気にはなるが、これから高温多湿な夏を迎えることを考えるとパンデミックは避けがたいが、そのあとひと段落が近いうちにあって、やはり国内における流行は冬だろう。その時の経済状況に対するプレッシャーとコマ解体の時期がかぶってくるとかなり厳しい冬になるような気がする。

毎年インフルエンザに起因する国内の死者数は推定で1万5,000人程度あるそうだ。今回のH1N1型インフルエンザを楽観しすぎるのもどうかと思うが、一方で従来からインフルエンザの疾患はそもそもそれなりに危険なものでもある。交通事故以上、自殺者未満といった確度を以ってその危険度を実感できる。ただ、パンデミックを防ぐ水際対策もさることながら、むしろ封じ込めにはそれなりの資金が必要になる。H1N1の過剰反応が経済活動に与えるダメージを悪いほうに予想すると、現在フェーズ3でインドネシアにおける封じ込めに一応成功しているH5N1型の鳥インフルエンザのほうが世界的な経済活動へのダメージによって決壊しそうでならない。すでに先日、インドネシアにて豚の体内から人から人に感染しうるH5N1の鳥インフルエンザが発見されているニュースがあった。

相当の報道ならばやむを得ぬとは言え、どこか報道にしても行政にしてもより「危険」と言ってさえいれば非難あるいは責任を回避できるとでも思っているかのような印象を受けてしまう。むしろ今の弱毒性のうちにパンデミックを引き起こして、それによって国民的に免疫を作ってしまったほうが、かえって第二波第三波のパンデミックに備えがしやすくなるのでは?なんて、さすがに誰も言えないだろうなぁ・・・。そもそも年間でインフルエンザ起因の死亡が推定で1万5000人あるという事実から、H1N1の被害がその程度ならば成功というのが本音のはずなんだ。この調子だと1人でも死者が出たらパニックな報道・政策になりそうな不安がよぎる。

なお、新型インフルエンザ第一号の患者さんは国立国際医療センターに運ばれ「最高の施設で最高の環境で至れり尽くせり」の治療を受けられるのだとか。新宿区の場合、提携施設は3箇所あるそうだがどこの病院か?ということについては公表されていない。実際のところ二次感染を恐れ医療施設側が非協力的というのが実情、つまり公表はできない状況にあるという。この医療機関の非協力・診療拒否的な状況はかなり深刻なようだ。「タミフルを備蓄しているのは、いざとなった時に医療機関でタミフルがどうしても必要になった時に、それならば薬を提供するかわりに協力しなさいという意図もある。」と保健所関係者。またマスコミの過剰取材の影響も出ているようだ。仮に新型インフルエンザ患者がある病院で発見された場合、マスコミが押し寄せ病院運営自体がままならくなるばかりか他の患者も含めた隔離等に起因して一気に経営不振を引き起こしかねない。過剰反応・過剰報道はすべてを悪いスパイラルに向かわせ、それが予期せぬ新たな問題を露呈させることになる。

「新型インフルエンザ」に関する問い合わせ

新宿区保健所保健予防課(新宿区役所第二分庁舎 新宿区新宿5-18-21)

□発熱相談センター
平日9:00~17:00 新宿区発熱相談センター℡03-5273-3836
夜間・休日 東京都発熱相談センター℡03-5320-4509

広報されているように、新型インフルエンザに感染の疑いがある場合は、決して直接病院に行くのではなく上記発熱センターに電話相談をしたうえで、指示に従ってください。なお、受診に際しマスクを着用すること、となってます。

5月の歌舞伎町イベント予定

  • 5月12日(火)映画「スター・トレック」プレミアイベント クリス・パイン来日ほかシネシティ広場にエンタープライズ出現!?
  • 5月17日(日)2009氷彫刻オールスター歌舞伎町大会(NPO法人 日本氷彫刻会東日本地方本部主催)、25人の精鋭の氷彫刻師による「涼」と「癒し」の演出が見もの。(昨年7月に開催された全国氷彫刻展夏季大会

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都筑てんが

「諸君、担当医は、院長命に背き患者の診察を放棄した。受け入れ態勢がないから医療は出来んと言って患者の診察を勝手に断りよった。これが病院か。病院は受け入れ態勢がなくても受け入れをしなければならないのだ。検査キットがない、やれタミフルがない、リレンザがないなどは診察を放棄する理由にならぬ。

(中略)

担当医には応召義務があるということを忘れちゃいかん。病院は公立である。市長が守って下さる・・・」

以下、訓示は一時間以上も続いたため、当直明け通常勤務後の残業の連続で、抵抗力の落ちている医師がウイルスに罹り、病気で抵抗力の落ちた入院患者および外来患者に伝染する事態となった。

…。
……。
………。

発熱外来に必要な物資を供給するために、その他の一般病院の方では供給制限をかけられた結果として、検査キット、リレンザ、タミフルといった物資が枯渇してしまったり、また、隔離室(一般の病室と別ルートの空調が必要)も確保出来ていなかったりするために、一般病院での患者の診察や治療が出来ない状態だったりします。

検査キットや薬が無かったら、診察も治療も出来ませんよね?
協力的とか非協力的とか以前の問題ですよ。
by 都筑てんが (2009-05-09 20:25) 

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