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5月18日(金) 東京都新宿区食品衛生協会 通常総会開催 [その他]

5月18日(金)、ウェルシティ東京(東京厚生年金会館)において、東京都新宿区食品衛生協会(関谷多嘉夫会長)の通常総会が開催された。この東京都新宿区食品衛生協会は、新宿保健所および社団法人東京都食品衛生協会の指導のもと、地域の「食の安心・安全」の確保のために、食中毒を未然に防ぐなど自主管理体制を強化し、また会員と消費者に対し食品衛生に関する啓発・普及活動を行う組織である。18年度に役員改選が行われたなかで会長に就任した関矢多嘉夫氏の任期は2年、19年度も現体制で留任、改選は20年度に行われる。「内閣府の月例経済報告によれば、生産の一部に弱さが見られるものの景気は回復していると基調判断がされている。しかし、消費者や中小企業、零細企業にとって景気回復の実感はまだまだだと思っている。また、食をめぐる環境については、ここ数年来、食中毒のトップをノロウィルスが占めており、昨年の11・12月にかけても頻発した。しかしながら、予防対策の決め手が無く食品関係業者にとっては憂慮すべき事態となっており、その対応策を進めていくことが急務である。」(関矢会長)

19年度においては、東京都新宿区食品衛生協会として、組織の強化(会員増強)、衛生教育講習会や食品衛生懇談会、一般消費者に向けての食品衛生に関する普及活動としての食品衛生フェア、また自主管理体制強化のために保健所との自主管理推進協議会を行う、またホームページ等を開設し会員相互連絡の強化を含め、食品衛生の普及活動を中心に進めていく。19年度の東京都新宿区食品衛生協会の事業予算は12,458,000円(18年度より+467,478円)で総会議決をした。

◆ノロウイルス(Norovirus)

非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウィルスの一種。貝類などの食中毒の原因になるほか、感染者の糞便や嘔吐物、あるいはそれらの乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染する。感染した場合、嘔吐・下痢などを伴う風邪ににた症状の場合が多いが、感染しても発病しないケースもあったり、感染しても1・2日程度で治癒するのがほとんどだが、稀に免疫力が低下した状態では死亡に至るケースもある。飲食物を扱う人が十分に注意を払うことによって効果的な感染予防につながる。特に調理者が十分に手洗いすること、そして調理器具を衛生的に保つことが重要であるとされている。

ノロウイルスについては実験室的に増殖させる方法がまだ見つかっていない。このため、検査や治療方法に対する研究が他のウイルスと比べて格段に遅れているのが現状である。ノロウイルスに対する有効なワクチンはまだ開発されていない。また、このウイルスに対する免疫は感染者でも1-2年で失われるといわれている。原因は免疫抗体価低下説やウイルスが変化するため抗原性が変化するなどの説があるが、まだ確証は得られていない。


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