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【日本水商売協会】接待飲食店における新型コロナウィルス対策の営業ガイドラインを発表(2020/5/22) [まちづくり]


一般社団法人日本水商売協会(代表理事:甲賀香織)は、接待飲食業における新型コロナウィルス対策の業界独自の営業ガイドラインを作成、5月22日にこれの発表会見を開きました。

歌舞伎町のキャバクラ、フォーティファイブのプロデューサーで元人気キャバ嬢の愛沢えみりさんからの発案で、協会代表の甲賀香織と、ここに感染症専門の医学博士である奥村徹氏が監修として入りつくりあげたガイドライン。会見には、日本一稼ぐキャバ嬢として有名だったえんりけさん、銀座からはクラブNanaeの唐沢奈々江ママ、ル・ジャルダンの望月明美ママが登壇しました。



会見の模様:2020年5月22日 日本水商売協会による接待飲食店におけるコロナウィルス対策ガイドライン説明記者会見より(ノーカット版/固定カメラ記録)https://youtu.be/l6WAtE2ODX0

東京都は独自に、この日の小池都知事の会見でも説明があったが、3ステップのロードマップを作成し、感染症防止対策を講じながらの経済活動再開へのステップを示した。
(参考資料:https://firestorage.com/download/8ca5b6436934152585ca11a38ccc313312a5305b

こうした中、各業界ごとに営業のガイドライン作成を求めながらも、とくにこれまでクラスター発生源(といわれている?)であるとか、疫学調査に非協力的あるいは困難という理由で、ライブハウスや繁華街の接待飲食業については引き続き徹底した利用自粛を呼びかけるともある。

さて、そのその呼びかけは街に届くのか。おそらく、残念ながら、多くのお店が営業を開始するだろう。それぞれの生存をかけて。

協会もだが、そこで相談役を務める私自身もだし、歌舞伎町商店街振興組合の公式としても『自粛要請はしない』(※商店街としては営業再開を求めることもしないが)、故に、向かい風の中、やむなく営業再開をするのであれば、無防備はリスクであるということで、ここに、一つの提示として日本水商売協会の独自ガイドラインを公表しておきます。各、それぞれの工夫の中で参考になればと思います。


(日本水商売協会)接待飲食店におけるコロナウィルス対策ガイドライン


※ガイドライン作成にあたり、重視した点は以下の4点。
・感染症防止の対策が最優先であること
・実際に使える現実的な内容であること(ガイドラインの浸透率を高めるため)
・地域、業態の違いにも応用が利くものであること
・前提として、ガイドラインの内容は状況に応じて随時変更されることに同意していること


①スタッフ・キャスト・お客様共通
★必ずやるべきこと
★マスク着用。飲み物を飲む時以外は外さない。
★検温による入店規制体温計(非接触型が好ましいが、接触型の場合、人ごとにアルコール消毒)
★感染拡大大国からの入国後14日以上経過していない方の入店規制
★ソーシャルディスタンス(キャストとお客様のペアごとに1卓分あけて着席)
☆できればやること
☆接客のキャストはチェンジなしの固定(接触者をできるだけ減らす目的)


②スタッフ・キャスト
★必ずやるべきこと
★定期的な換気(サーキュレーターの使用、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則7条」に反しない限りの定期的な窓開け)
★30分に一度のこまめな手洗い(石鹸を使って手の隅々までもみ洗い10秒間、その後流水で最低15秒以上洗う)
★30分に一度のうがい(手洗い後)
★入店時、退店時のアルコールなどでの手指消毒
★入店時、体調確認シート(別紙)へのサイン(虚偽申告にはペナルティ)
★ドアノブ(特に出入り口とお手洗い)やテーブルなどの定期的な消毒(30分に一度)
★スマホ画面の定期的な消毒
★顔や髪を触らない(ヘアセットの場合には、アップヘアが望ましい)
★帰宅後は速やかに入浴
★保健所からの情報開示請求には、最大限応じる


☆できればやること
☆適度な加湿
☆マドラーの定期的な交換(30分に一度)、もしくはマイマドラーの使用
☆着用ドレスは可能な限りクリーニング

③カラオケ
★必ずやるべきこと
★マイクの消毒(マイクシャワー等の専用品)を定期的に(人ごと、または30分に一度程度)行なう
★選曲端末も(人ごと、または30分に一度程度)消毒する
★歌う人の前に、キャストは座らない
★歌う人もマスク着用

監修:医学博士 奥村徹 (元国立大学法人佐賀大学医学部危機管理医学教授/日本感染症学会評議員/同学会認定インフェクション・コントロール・ドクター)

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