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歌舞伎町、初の上昇率1位 都内基準地価 前年比3.7%上昇 [まちづくり]

歌舞伎町、初の上昇率1位 都内基準地価 前年比3.7%上昇[東京新聞TOKYO Webより...memoФ]
都は十八日、土地取引の指標となる都内千二百六十八地点の基準地価(七月一日時点)を公表した。全地点の平均は前年比3・7%の上昇で、六年連続のプラスとなった。住宅地では交通利便性が高く、割安感のある荒川区などで前年に引き続き上昇。商業地では外国人観光客に人気のエリアのほか、区部に近い多摩地区の上昇も目立った。(森川清志)全調査地点の八割で地価が上昇。このうち区部は全地点で、多摩地区は六割の地点で上昇した。

【住宅地】

住宅地の平均上昇率は2・4%で、このうち区部は4・3%の上昇。区部の上昇幅は前年の3・3%からさらに拡大した。上昇率の最高地点は荒川区西日暮里四の10・1%。上位五地点は荒川、足立、江東区と都心周辺が占めた。都心は高値が続いており、前年に続き周辺へと広がった形だ。

多摩地区で上昇率が最高だったのは、商業施設が集積し、利便性が高い立川市曙町三の4・3%。上昇率の上位五地点にはこのほか、JR中央線の区部に近い武蔵野市の三地点や、高尾駅に近い八王子市の一地点が入った。

【商業地】

商業地の平均上昇率は5・9%。このうち区部は7・2%上昇し、前年の5・9%から上昇幅が大きくなった。

上昇率の最高地点は、外国人観光客らの訪問が多く、周辺の再開発も進む新宿区歌舞伎町一の20・0%。この地点が上昇率一位になったのは初めてという。ほかにも、浅草や渋谷といった外国人に人気のエリアが上位を占めた。多摩地区で上昇率が高かった地点では、JR中央線沿線の区部に近い武蔵野市が多かった。地価が最も高いのは、十三年連続で中央区銀座二の明治屋銀座ビル。一平方メートル当たり四千百九十万円で過去最高となった。

[東京新聞TOKYO Webより]http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201809/CK2018091902000122.html


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まちづくりは投資の誘導である、という思想をもってこの10数年やってきての、これは結果だと思えば、今回の事は、施策の成功を意味してると思います。客引きはいる、ヤクザもいる、融資はつきにくい、大分改善されたとはいえ、そういう状況下に於いてさえ、それでも日本一の地価上昇率というのはなかなかだと思います。固定資産の税収アップへの大きな貢献ということになります。公共財源投資のいい裏付けにもなります。区は都は、歌舞伎町にもっとお金を投資していい、その正当性が証明されたわけですね。


一方で、20%の公示価格上昇率というのは、家賃でいうと、歌舞伎町の場合、坪単価2万/月が3万/月になってもおかしくない状況ですね。50坪の飲食店であれば、年間600万のコストアップということですね。これが何を意味するか。


歌舞伎町"らしさ"の一部は、多彩な飲食業の在り方からきている。これは、おそらく家賃が他の地域、例えば三丁目などに比較して安いところに起因している。それが、結果として、変化していくことになるのでしょうね。利益率から考えると、例えば飲食より物販、あるいは、もっと仕入れコストや人件費を削れる業態のほうがいいということに繋がっていくかもしれません。居酒屋より、ドンキやドラッグストアのほうが、今の歌舞伎町にはあってきているということなのでしょう。歌舞伎町らしさの一つ、飲食業の多彩さに強いプレッシャーがかかりだしてます。

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