平成29年1月23日(月)第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会開催 於:新宿区役所5階「大会議室」 [まちづくり]
平成29年1月23日(月)、新宿区役所大会議室において第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会(会長:吉住健一新宿区長)が開催されました。平成18年、中山弘子前新宿区長の時に発足、官民共同による歌舞伎町地区の安全・安心と環境美化、および中心街区再開発やインフラ整備を含む地域のまちづくりを推進する組織として立ち上がって以来、今回が11回目の開催となりました。
[歌舞伎町ルネッサンス推進協議会構成員]
会長/新宿区長 吉住 健一
建築家・東京大学 名誉教授/安藤 忠雄
早稲田大学 特命教授/伊藤 滋
早稲田大学 名誉教授/戸沼 幸市
株式会社創造開発研究所 代表/髙橋 誠
公益財団法人東京都公園協会 理事長/佐野 克彦
作家/堺屋 太一
東洋大学 教授/根本 祐二
歌舞伎町商店街振興組合 理事長/片桐 基次
歌舞伎町二丁目町会長/荒木 孝子
株式会社東急レクリエーション 代表取締役社長/菅野 信三
東宝株式会社 取締役 不動産経営担当/山下 誠
株式会社ヒューマックス 代表取締役社長/林 祥隆
東亜興行株式会社 代表取締役/大谷 昌義
アパグループ 代表/元谷 外志雄
株式会社ハイジア 取締役社長/吉原 一彦
新宿サブナード株式会社 取締役社長/松田 一郎
吉本興業株式会社 代表取締役社長/大﨑 洋
株式会社日本政策投資銀行 常務執行役員/地下 誠二
東京都青少年・治安対策本部長/廣田 耕一
新宿警察署長/櫻木 康雄
新宿消防署長/湯浅 達也
東京入国管理局 新宿出張所長/畦地 伸一
オブザーバー/警察庁(生活安全局生活安全企画課)、法務省(入国管理局総務課)、国土交通省(都市局都市計画課)、経済産業省(中小企業庁経営支援部)、内閣官房(地方創生推進事務局)、総務省(自治行政局地域政策課)、消防庁(総務省消防庁総務課)、警視庁(生活安全部)、東京消防庁(予防部査察課)、東京都都市整備局(都市づくり政策部)、東日本旅客鉄道株式会社(総合企画本部)、西武鉄道株式会社(計画管理部鉄道計画課)
事務局/新宿区、新宿区地域振興部(事務局長)、東京オリンピック・パラリンピック開催等担当課(事務局次長)
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会
平成29年1月23日(月)午後2時から 於:新宿区役所5階「大会議室」01h28′51″
1 会長 あいさつ 00′00″~
2 報告事項
[1]歌舞伎町一丁目平和会地区まちづくり指針について 02′15″~
[2]新宿東宝ビル側 道路 の整備 について 08′00″~
[3]シネティ広場を活用したオープンカフェ等の社会実験の結果について 11′17″~
[4]歌舞伎町ルネッサンスの主な取り組みについて(区) 18′52″~
歌舞伎町地区対策の取組み状況について(新宿警察署)22′39″~
新宿消防署における歌舞伎町地域への取組み状況(新宿消防署)33′16″~
・歌舞伎町商店街振興組合 理事長/片桐 基次 48′50″~
・株式会社東急レクリエーション 代表取締役社長/菅野 信三 48′37″~
・早稲田大学 名誉教授/戸沼 幸市(有識者委員) 57′35″~
・株式会社創造開発研究所 代表/髙橋 誠(有識者委員) 01h02′35″~
・東洋大学 教授/根本 祐二(有識者委員) 01h10′13″~
・作家/堺屋 太一(有識者委員) 1h14′27″~
[5]観光バスの駐車対策について 1h25′40″~
資料PDF:
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料1-3(名簿・会則・決算・予算)
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料4_歌舞伎町一丁目平和会地区まちづくり指針
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料5_新宿東宝ビル東側道路の整備について
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料6_シネシティ広場を活用したオープンカフェ等の社会実験の結果について
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料7歌舞伎町ルネッサンスの取組み(区・警察・消防)
第11回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会資料8観光バスの駐車対策について
2017年より新宿東宝ビル東側街区(平和会地区)の整備事業がはじまります。現在、その誘導指針と道路整備の方向性が示されています。議事にはありませんでしたが、これに続いて、2018年には一番街の道路整備、そのあとに西武駅前通りの整備事業へと続きます。
民間の事業としては、旧新宿TOKYU MILANOビル跡地および旧グリーンプラザを購入した株式会社東急レクリエーションと株式会社東急電鉄による再開発は、現在計画策定中ですが、旧新宿TOKYU MILANOビルの解体終了後、2017年いっぱいで旧グリーンプラザを解体、一時、低層建築を建てての暫定利用期間(1~2年?)を経て、竣工は2020年よりやや後の完成となるようです。
株式会社東急レクリエーション 代表取締役社長/菅野 信三氏
東急レクリエーションの菅野社長からは「グローバルポップカルチャーの殿堂にしよう、平たく言うと、クラブやライブ、映像、音楽といったあらゆるエンターティンメントコンテンツを擁する殿堂に仕上げようと考えている」とのこと。あわせて、「周辺事業者に協力してもらって、(シネシティ広場で)立体的なイベントができるような特徴ある開発につなげていければ」との発言がありました。ちょっとわかりにくいというか、菅野さんも多少言葉に遠慮した気配もなくはないが、要は、シネシティ広場が高い建物に囲まれているわりに平面的でインパクトがない、シンボリックでないと。ここを立体的、つまり、新宿TOKYU MILANOビルの再開発と連続した多層構造的な再整備をもう一度、できないか?という提案です。4年後、あるいは5年後くらいに、という時間軸の話。
最後に、歌舞伎町2丁目のロッテ第一駐車場(バッティングセンター前)が大型観光バス駐車場として整備される旨の報告がありました。観光バスの歌舞伎町周辺行動上での乗降待機のための駐車が問題になっており、とくに「住民」からの要請が強く、その対策として、期間は5年の暫定活用として実施されることになりました。駐車場を用意した以上、バスの路上駐車に対する取締りは一段と強化されることになります。一方で、暫定、というのは、西武駅前通りや新宿TOKYU MILANOビル跡地再開発における地域からのリムジンバス停留所設置要望などとの兼ね合いで変化が起こりうるからではないかと。
そろそろ、歌舞伎町は[オリンピック後]を見据えての、街の動きになってきています。議事や中身以上に、折角今あるこの協議会のもつ「形」を、諸々更新期にある歌舞伎町としてぜひ上手に利用してほしいと思います。
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