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12月3日(水)23時~新宿警察署・新宿区・歌舞伎町商店街振興組合合同の夜間客引き行為等防止パトロールより [まちづくり]

12月3日(水)23時~新宿警察署・新宿区・歌舞伎町商店街振興組合合同の夜間客引き行為等防止パトロールより

毎年、この時期(12月)になると恒例ではありますが、新宿警察署生活安全課、新宿区役所、歌舞伎町商店街振興組合合同による歌舞伎町内の夜間客引き行為防止パトロールを実施されました。パトロールコースは、ハイジア前集合より、一番街~セントラルロード~弁天堂前~さくら通り~花道通り(風林会館前折り返し)。今回は、合同パトロールとしてははじめて、深夜、23時からの歌舞伎町パトロール、歌舞伎町商店街振興組合からは片桐基次理事長ほか、新宿警察署からは古澤宣孝署長、そして新宿区は、先の区長選で都議から区長に転進された吉住健一区長もパトロールに参加。歌舞伎町商店街振興組合片桐基次理事長、吉住健一新宿区長、新宿警察署古澤宣孝署長

この時期に行われる合同パトロールは、歌舞伎町対策の景色を全国繁華街対策に向けて発信するという意味も兼ねている関係で、いわゆるマスコミ向けの絵作りという部分もあって、夕方のうちから新宿署が客引きを露払いするなど、結果、若干“実態”とは違ってしまうところがあるのが難点ではありますが、とはいえ、この時間に回れば、否が応でも、歌舞伎町の深夜の景色がいくらかは垣間見えたかとは思います。

客引きのほぼすべてがぼったくりであり、また、特に外国人観光客が増えてきている中で、外国人のキャッチが加害者、被害者が外国人観光客といったケースが増えてきています。パトロールをしている最中でも、歌舞伎町交番前では、ひっきりなしに料金トラブルの駆け込み(法外な値段を請求されたといった客側からの相談)が多数あり、さすがにこれを目にした商店街の片桐理事長が、署長や区長に対し、これをなんとかできないですかねと必死に食い下がる場面もありました。
吉住区長も古澤署長も、歌舞伎町の“現実”はよくわかっているかと思います。客引き、ぼったくり、危険ドラッグ・・そしてその背後にいる半グレ集団、暴力団。ういってはなんですが、歌舞伎町は決して無条件に“安全”な街ではない。山区政時代も、行政はことさらに、歌舞伎町は安全になりました、とアナウンスしたがる傾向が強かったが、なくとも、歌舞伎町でこの10年、表も裏もじっくりみてきた自分からすれば、見かけ上は大分おとなしくなったが、少なくとも、この街にいる人たち、働いている側の層、それは客層も含めてだが、ほとんど変わってない。
である以上、やはり、一歩“轍”を踏み外せば、たちまち危険が訪れる、それが歌舞伎町の現実です。言い換えれば、一定の“緊張感”をもっていれば、安全に遊ぶこともできるという意味ですが。

ただ、これは古澤署長も言ってたのですが、客引きを除けば、その他の全体の1割に満たない部分が問題なのであって、実際には、それは外国人の店も当然ながら、大多数は、普通の、あるいは優良な店、人たちなのであって、それをうまく伝えられたらいいのだが、ここが難しいとも。観光客が増える、と、当然ながら、歌舞伎町らしい空気を味わいたいと考え、楽しもうとする人たちも増える。
結果、今のままでは、その何パーセントかがぼったくり等の被害に遭う、これは必然です。

前にも書いたことだが、一つは、安全ではない場所を“安全”とアナウンスすることほど危険なことはない。
危険は潜むが、ある程度の緊張感をもって歌舞伎町には来てください。そしたら、きっとこの街を楽しめるでしょう、ぐらいが実際、ちょうどいい。

さて、いよいよ師走です。皆さん、上手に、歌舞伎町をタノシンでくださいませ。 


※参考:NHK NEWS WEB 2014/12/4より―

新宿警察署によりますと、歌舞伎町では外国人旅行者などが法外な料金を請求されるぼったくりや客引きの被害に遭ったという110番通報が、去年は1か月当たり多くても数件程度でしたが、ことし7月以降は毎月、15件前後と急増しているということです。
具体的には、「客引きに『5000円で飲める』と言われてキャバクラに入ったが、実際には50万円ほど請求された」とか、「客引きに女の子を紹介すると言われて部屋に連れて行かれたが、女の子は現れず、金だけ請求された」といったケースが相次いでいるということです。
《110番通報は半年間で71件》
警視庁の新宿警察署によりますと外国人旅行者などがぼったくりや客引きの被害に遭って110番通報した件数は、この半年間で71件に上っています。通報した外国人は中国や台湾から訪れた人が全体の6割を占めているほか、韓国人が3割、残りの1割の中には、アメリカ人やスイス人なども含まれています。
通報の件数を月別にみますと、▽6月は7件でしたが、▽7月は14件、▽8月は15件、▽9月は13件、▽10月は15件に上り、▽今月は14日までに7件と、7月以降、急増しています。被害のきっかけはすべて客引きで、英語や中国語で声をかけてきた外国人などの客引きに店に連れて行かれ、法外な料金を請求されるケースが目立つということです。

《背景に訪日外国人旅行者の増加》
外国人を狙ったぼったくりなどの被害が相次いでいることについて、警視庁の新宿警察署は日本を訪れる外国人旅行者が増加していることが背景にあるのではないかとみています。
日本政府観光局によりますと、ことし1月から先月までに日本を訪れた外国人旅行者は推計で1100万9000人となり、これまでで最も早く1000万人の大台を超えています。中でも、歌舞伎町をはじめとする新宿は、外国人旅行者の訪問先として人気で、東京都がおととしから去年にかけて行ったアンケート調査では、東京やその周辺を訪れた外国人の40%余りが新宿を訪れていたということです。さらに歌舞伎町では、6年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、大型ホテルの開業が予定されているなど、今後、訪れる外国人がさらに増えることが予想されています。


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