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4月16日(金)ヤマダ電機「LABI新宿東口館」がオープン!-一方で、地域・行政とマスコミ(報道)側の温度差も- [その他]

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4月16日(金)10時オープン前に行われたテープカットセレモニー、右はヤマダ電機の新宿初出店舗「LABI新宿東口館」(ユニカビル)全景。オープニングセレモニーには、ヤマダ電機代表取締役社長兼代表執行役員COOの一宮忠男氏(中央)をはじめ、ビル所有者の㈱ユニカの磯崎元彦氏(左端)、中山弘子新宿区長(左2番目)、そして地域を代表して新宿駅前商店街振興組合の蛭川和勇氏(右端)、来店者1号のお客さんがテープカットを行った。

家電量販店1位、平成22年3月期に売上高2兆円を達成したヤマダ電機(本社:群馬県高崎市)は4月16日(金)、新宿東口の旧埼玉銀行跡地に、初の新宿出店となる「LABI新宿東口店」をオープンする。ヤマダ電機としては都内10店舗目、LABIとしては17店舗目となる。

所在地:新宿区新宿3-23-7
名称:LABI 新宿東館(営業時間10:00~22:00)
売場面積:約7,880㎡(約2,400坪) ※ユニカビルとしては、地上10階・地下4階、建築面積1,441㎡ 延床面積16,866㎡、1・2階に牛丼吉野家が入居
施設規模:地下2階地上9階建て(鉄筋コンクリート並びに鉄骨造)
売場構成:
7F ゲーム機、ゲームソフト、ゲームアクセサリー
6F 冷蔵庫、洗濯機、照明器具
5F エアコン、季節家電、調理家電、オール電化
4F パソコンソフト、周辺機器、企業・法人専用窓口
3F ノートパソコン、デスクトップパソコン、プリンタ
2F 携帯電話、デジカメ、TEL/FAX
1F 液晶テレビ、プラズマテレビ
B1F デジタルレコーダー、オーディオ、時計
B2F 理美容、健康、化粧品、美容サプリ

オープンに先立ち、4月15日(木)11:30より、LABI新宿東口館にて記者会見及び内覧会が行われたのでその模様から。

DSC_6923.JPG㈱ヤマダ電機 代表取締役兼代表執行役員COO 一宮忠男氏

会見には、㈱ヤマダ電機 代表取締役兼代表執行役員COO 一宮忠男氏とともに取締役兼執行役員常務 第二営業本部 本部長 仁藤知明氏、およびLABI新宿東口店の店長になる飯塚清氏が登壇。以下、㈱ヤマダ電機 代表取締役兼代表執行役員COO 一宮忠男(いちみやただお)挨拶より

LABI新宿東口館のコンセプトは『明るく』『楽しく』『優しい』、とくに女性に優しいお店を目指す

「今回のLABI新宿東館は、東京都内では10店舗目、LABIとしては17店舗目の店舗です。従来より、LABIという新しい都市型店舗ということになかで、都心を中心に展開をしてきましたけれども、おかげさまをもちまして、今順調に、それぞれのお店は、お客様のご支援のもと、育っていっております。今回、新しく新宿にオープンする運びになった理由は、当地が、世界でも有数の、日本第一の乗降客というマーケットがあるということ、また、非常に進取の気性に富んだお客様がたくさんいらっしゃるということ、特に、女性層が非常に敏感なマーケットであるということ、従来の都市型駅前の量販店があるということ、こういうマーケット性、立地性、そしてそういった客層、こういったものを考えた場合、この新宿の東口は最適の場所であると、我々は考えております。
今回、LABIの東口館のコンセプトをどのようにするか、ということなんですけども、我々考えているのは、『明るく』『楽しく』そして『優しい』お店にしたい。ともすれば、新宿東口という立地は、従来から若干そういったものに・・、最近お客様の層も変わってきまして、色んな意味で、街全体の活性化が必要な地区である、と我々は考えております。その中において、『明るく』『楽しく』そして『優しい』お店、これをコンセプトとして展開をしていきたい。とくに、女性に対して『優しい』お店、これを考えております。多くの女性客が、このお店に来ていただければ幸いかと思います。
そういった意味からも、店舗づくりも、そういった視点で店舗事業をいたしました。各フロアには、女性への提案、テレビにしても、デジカメにしても、パソコンにしても、また理美容にしても、化粧品から、女性に対して優しい提案をしていこう、そして、女性が気楽に入って行けるお店にしていきたい、こういう風に思っています。また、この立地からも、新しい新宿のランドマークとして、このお店を選んでくれたらなという風に思っています。」

一宮社長は、LABI新宿東口館の店長となる飯塚清氏を紹介、「今回、店長としてくる飯塚は、秋葉原のパソコン館で、店長として多くの実績を作ってきた人間でございます。当社の店長の中でも、若く、そして『進取の気性』に富んだ店長だというふうに思っております。そういった中で、いかにお客様のニーズに応えていくか、そして、そういう若いお客様に支持されていくか、これが重要なポイントだと思っています。」とのこと。また、外国人観光客の多いという新宿の特徴にあわせ、「新宿という土地は、日本だけではなく、多くの海外の方も買い物に来られると聞いてますので、英語をはじめ、中国語、韓国語を話せて、そして、きちっと接客のできる、対応のできるスタッフも、従来のLABI以上に揃えて、対応を考えております。いずれにせよ、この店は、新しいLABIのスタイルとして、出発をしていきたいというふうに思ってます。」

店舗の規模、品数、売上目標値などについて

売り場面積が約8,000㎡、店舗の品数、アイテム数は100万点を用意ということだった。「池袋の日本総本店程ではありませんけれども、多層階を有効に利用しまして、100万点の品物を用意していこうと考えております。また、通路を広くとり、先ほども話しましたけど、都会にありがちな、狭苦しい、圧迫感のある店舗ではなく、開放感のあるお店にしていきたい。そして各所に休憩コーナーを設け、多層階にも関わらず、ゆっくり、楽しく、疲れない、こういうようなお店作りに心がけた。」(一宮社長)

DSC_6946.JPGいくつかのフロアに見られた休憩スペース

DSC_6993.JPG随所にレディースコーナーあり。写真はデジカメのレディースコーナー

LABIで最大は、池袋日本総本店(約7,000坪)、次が高崎本店(約6,000坪)、難波、品川、についで、LABIの中では中規模。カテゴリーNo.1の品揃えを豊富にし、コーナーを設けている。また、パソコン、理美容は池袋の日本総本店並みの品揃えという特徴だそうだ。売上目標については、やや遠回しな言い方ではあったが「初年度売上目標は、LABIの中で中堅クラス、少なくとも難波店ほど(年間売上約500億弱)は売りたい。」

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内覧で、一般的な部分は省略させてもらうが、この店舗にしかなさそうなのがこれ、2Fのデコレーションコーナー。スタッフが一点一点、ネットブックから携帯電話、デジカメなどをラインストーンパーツで「世界で1つ」のデコレーションしてくれる。値段は・・こんなもの?なんでしょうか。よく分かりませんが、新宿っぽいかもしれない。

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なお、来年春にもヤマダ電機は今回のLABI新宿東口館より若干大きい(1万㎡強)の店舗を新宿西口に出店する。西口との関係については「それぞれ日本一のマーケットでございますので、我々はここだけでお客さんのニーズに十分応えられるのかというところがあります。また、西口と東口のお客様って、多分、客層も違ってくると思ってまして、当然、マーケットに応じた店づくりをしていくというのを、我々一つのコンセプトにしてますので、その時は、そういったお店を作っていきたい。」(一宮社長)

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ヤマダ電機がLABI新宿東口館を出店する場所は、かつては旧淀橋第五小学校があったところ、その後埼玉銀行があったが、スルガコーポレーションに売却されて更地化され、スルガコーポレーションから現在の地主である㈱ユニカとなった、㈱ユニカはもともと早稲田や多摩センターでパチンコ店などを経営している企業だが、最近では出店規制や業界に対する様々な制限の中でディベロッパーとしての色を濃くしつつある。今物件もその一つということになる。当初は周辺の土地を買って地型を整備し、4,000台設置の大型パチンコ店という計画もあったが、それは流れ、新宿出店に触手を伸ばしていたヤマダ電機に賃貸、建物の建築費を抵当設定で保証金的に預かり、このユニカビルを竣工した。ヤマダ電機の賃貸契約は月額3億円の家賃とか。家主であるユニカは、写真にあるようにハイビジョンの3面大型LEDビジョンによるデジタルサイネージ事業や固定看板の広告業務(上部電機メーカー6社など)なども行う。ちなみにこのビジョン、新宿区の情報や災害時の情報発信にも活用される。ユニカとしての公共貢献の一つということになる。

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▲16日のオープニングセレモニーでの中山弘子新宿区長とヤマダ電機の一宮社長。「この店が、将来、この新宿の街において、新しいランドマークとして、また、新宿の一つの象徴として、新しい新宿の街づくりの一環に貢献できればという思いでいっぱいであります。」(一宮社長)と言うように、言葉の随所に『公共』への関わり方に対する、一見ヤマダ電機らしくない優等生ぶりが感じられる。区長も挨拶で「地域の商店街と一体となってここを盛り上げていただける、これも嬉しいことです。今日、新宿駅前振興組合の理事長もご出席されておりますが、このヤマダ電機、LABI新宿東口館は、この振興組合に加盟していただいて、メンバーとしてこの地域を活性化、そして、商業空間をより魅力的なものにしていただけると思います。私は、新宿のような街は、事業者の方が担い手であり、担い手の方々が、この商業空間を公共性をもって街の賑わいを創っていただく、街は本当に、顧客にとって楽しいところであるとともに、『歩きたくなる街・新宿』でありたいと思っております。」と、やほりここにも中山区政の事業者に対する公共貢献への要求とともに、ことさらにヤマダ電機については強調されている部分も感じることが出来る。とくに、駅前商店街への加盟に対する地域や区長からのこだわりは公共貢献の要求に対するある種のスケープゴートではあると思うが、それを本意かどうかはともかく許容せざるを得なかった故にかえって優等生的振る舞いによってなんとか負荷を軽くしようというヤマダ電機側という構図が見え隠れする。

DSC_7062.JPG初日オープンの行列もさることながら、マスコミの過熱取材ぶりが際立っていた。2兆円企業ともなれば、概ね年間400億近いCM出稿量があるわけで、とくに民放各社にしてみれば「ヤマダ電機の新宿進出大歓迎!」的なムードで押し切りたいニュアンス・報道に対し、地元のヤマダ電機進出に対する割と冷めたニュアンスとはかなりの温度差があるということになる。

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▲サブナード地下街からのヤマダ電機への導線部分(館内からと、サブナード側からのもの)

実際のところ、年間36億程度の家賃となれば、家電の利益率から言って、売上で最低でも400億くらいは出したいところだろう。そのあたり、一宮社長の「目標500億(年間売上)」というのは頷ける。しかし、池袋の日本総本店が目標800億を掲げ、数字は500億位と見られるので、一概に容易な数字とは言えないか。館内を見ても、『女性に優しく』を謳っているように随所にそういったマーケットに特化した雰囲気があるといえばある。しかし、サブナードと地下で直結したとはいえ、上の写真にあるように導線はなぜか非常に脆弱、駐車場はサブナードから入れるが清算は別々とか、なんとかオープンにはこぎつけたものの、どこかで入口を間違えたような、ヤマダ電機あるいはビルオーナーであるユニカの地域や行政に対するネゴシエーション下手ぶりが今後どう影響を及ぼしてくるか、この点はあまり軽視はできないだろう。その点が、メディア戦略(電通仕切り)が上手くいっている部分とあまりにも正反対であるがゆえに、より際立って見えた。

加えて、そもそも論だが、ビックカメラ、ヨドバシとあっても、電器街といったイメージはない新宿に量販店が1・2件増えたところで、埋没感というか、池袋のような相乗効果とはいかない気はする。池袋日本総本店がオープン初日に10億を売った。さて、LABI新宿東口館、どこまで数字を伸ばせるか。

池袋でスタートしたヤマダ電機と地元商店街とのポイント流通カード「エクポ」というのがある。5月1日に利用開始を目指し、新宿でも加入促進を図る。歌舞伎町でもチェーン系居酒屋などでは加盟の動きがある様子。ただ、池袋でも量販店と連携が取れるのは昼間の飲食で、夜はほとんど流れていないという。その割に加盟料や手数料率が高く、微妙な感じはあるかもしれない。あと、心配点は、セール時の整理券。このLABI新宿東館オープン初日にも見られたが、池袋では整理券がパチンコやの並びみたいな感じで並びやとか、時に売買があったり、そこに何人かの暴力団も仕切りやとして絡んでいる様子なので、新宿でもそういうことが起きるのかな、いや、もう起きていること。確かに暴力団に言わせれば「(路上生活者)の面倒を、誰もしないからオレたちがやってるんだ」という言い分もあろうが、また一つ、悪しきインフラが出来つつあることをどう考えるか・・。

などなど、いくつか軽視しにくい危惧もあったりはするけれども、概ね、来街者が増えることについて、もちろん街目線からならマイナス材料ではない。駅前の商店街やモア2番街の町会にも加入、紆余曲折はあったにせよ、会費も折り合いはついた様子。社会貢献の名のもとに行われる事業者に対する行政・地域側の要請、一方で企業としての使命、正義。どちらにも理があり、しかし場合によっては相反する二つのバイアス、公益性と企業の利益はあたりまえだが相反しやすいし、その貢献の仕方に担保を求める新宿「村」の癖にも善し悪しはあるだろう。一宮社長の発言に時折使われる『進取の気性』、そこを重んじているという、おそらくここが彼の理念だと思われるが、やはり、若干の抵抗に感じなくもない。いずれにせよ、今回は、この新宿「村」に初めて進出してきたヤマダ電機自身の、それこそ『進取の気性』が試される、いわば腕試し。同時に、うまくいくかいかないかで、パチンコ屋からディベロッパーへ衣替えを進めているユニカの社運もかかっているといえる。


4月15日(木)痴漢被害STOP!キャンペーン 於:JR新宿駅

4月15日(木)、朝の8時から、当初はステーションスクエアの予定だったが雨天のため場所が変更になり、西口の小田急地上改札付近にて「痴漢被害STOP!キャンペーン」(主催:新宿警察署、新宿防犯協会)が実施された。

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警視庁と千葉・神奈川・埼玉の各県警は、JRと私鉄・地下鉄など鉄道事業者16社と連携し、痴漢撲滅のキャンペーンを開始した。キャンペーンの出陣式としておこなわれたこのイベントには、池田克彦警視総監や中山弘子新宿区長も参加、各挨拶のあと駅構内で「痴漢許さない!」と書かれた痴漢撲滅PRのティッシュを利用者らに配った。

DSC_6842.JPG頼本和也新宿警察署長

「路上や電車内での痴漢の被害者のほとんどは、無抵抗な女性です。そしてこの、悪質で卑劣な犯罪、その行為の被害のみならず、被害にあった女性が、深い心の傷を負ってしまう、いうようなことも多々ございます。とりわけ、安全な空間でなければならないはずの電車内での痴漢の被害によって、被害を受けた女性が、再び電車に乗るときに、また同じような被害にあってしまうのではないかと、いったような恐怖心、いわゆるトラウマにとらわれてしまって、その後二度と電車に乗れなくなってしまう。通勤や通学ができなくなってしまう、というようなこともございます。そういった意味で、痴漢は、極めて悪質で、重大な犯罪といっても過言ではないだろうと考えております。
昨年、東京都内では、届け出があっただけで、電車内の痴漢被害が1,500件を超えております。この大ターミナル駅新宿駅を抱える当署管内におきましても、昨年、約100件の電車内の痴漢被害を受理しています。さらに、これから暖かくなるこの時期、女性の装いが華やかになって、さらに薄着になるこの時期から、例年、痴漢の被害が増加してまいります。そのような状況を踏まえまして、警視庁をはじめ、首都圏1都3県の警察では、自治体と鉄道業者の方々と連携して、本日から、来週21日までの7日間、この種の犯罪撲滅のための取組みを強化推進してまいることとしております。警察では、検挙と抑止の両面から対策をとってまいります。警戒、検挙活動はもとより、被害にあわれた方の相談対応や、社会全体に、この種の犯罪を許さないという機運を盛り上げるための、広報・啓発活動を活発に展開してまいりたい。
ちなみに、関東・首都圏での痴漢がもっとも多い路線は、今日、JRの吉沢駅長さんもおいでになってますけども、JR埼京線でありますけど、そのような状況の中で、JR東日本さんでは、昨年末から、埼京線の一部車両に防犯カメラを設置されました。それによって、痴漢の被害が、設置前より半減しているというふうに効果が表れている。このように、今まで、埼京線が最も痴漢が多かったのですけども、これから、カメラを益々増やしていくというような計画を伺っていますけど、これからは、痴漢に最も強い埼京線になるのではないかと。それを期待しているところであります。社会全体がそういう取組みになって、この種の犯罪が一件でも減り、また一掃されることを願いながら我々も努力してまいります。」

DSC_6848.JPG池田克彦警視総監

「東京の犯罪の状況でありますが、だいたい年間で刑法犯で約20万件というところであります。この数字は昭和40年代、東京が、世界一安全な都市といわれた時とほとんど一緒であります。にもかかわらず、なかなか、実感として、安心を感じられない。というのは、たとえば振り込め詐欺だとか、ひったくりとか、そして痴漢とか、こういう身近な犯罪がなかなか減らない、というところに原因があるのじゃないかというふうに思っております。
とくに、痴漢はですね、自分で気をつけていてもなかなか被害を防げない、そういう非常に悪質な犯罪であります。だいたい、『痴漢』という字を見てもですね、『痴』はバカってことですね。『漢』は人間てことですから、『痴漢』というのはバカモノという意味ですね。とんでもない犯罪だということだと思います。こういう『痴漢』を撲滅していかなくてはいかん、いうふうに心底思っております。
これから、そのために1週間、撲滅のキャンペーンをやりますけど、そして本日このような企画をしましたところ、このように多くの方が集まっていただきまして、本当に感謝しております。これまでも、鉄道事業者の方には、防犯カメラを設置するとか、あるいは女性専用車両を作っていただくとか、努力いただいてます。」

DSC_6851.JPG中山弘子新宿区長

「安全・安心な街づくりには、身近な犯罪が無くなっていく、これが、体感治安を良いものにして、皆さんが、この街はとてもいい街だとそういうふうに思っていただける、ということであると思います。そうした観点からは、鉄道事業者の皆さんも、警察署の皆さんも、防犯協会の皆さんも、その他、関係団体の皆さんが、こうしたキャンペーンに、多くの力を注いでいただける、ということがとても大切です。そしてまた、先ほどからお話がございますように、痴漢は本当に卑劣で悪質な犯罪だと思います。身動きのできないところで行われる、且つ、当人にとっては、自分が何か、悪かったのではないか、というような、そういった被害者としてのトラウマっていうものも、その後本当に心の傷になります。そういったことを決して許さないことが大切だと思います。そしてまた、私たちの街を、安全・安心な街にしていくためには、先ほど埼京線のお話がございましたけど、防犯カメラをつけたら半減した、それから多くの皆が許さないぞ、みんなが見ているんだというような、根が生えていくことによって、一つ一つ取組みを進めていく、そうしたことが安全な街をつくる、と思います。」

DSC_6834.JPGイベント実施に、新宿警察署から新宿カラオケ業防犯協力会や新宿歌舞伎町ホストクラブ協力会などに動員要請などあり、朝早くから、商店街も含め皆さん御苦労さまでした。カラオケ業防犯協力会からは42人も参加、写真は水田信彦会長(右)と立て看を持っているのは歌舞伎町商店街振興組合事務局スタッフ。

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DSC_6899.JPG『女性のための被害相談コーナー』の看板が掲げられた新宿駅構内鉄道警察隊と女性警官。

昨年より女性の痴漢被害に女性警察官が聴取にあたる試みがはじまったり、あるいは埼京線など特に痴漢被害の多い電車には防犯カメラが設置されるようになったりと続いたが、昨年まで月平均約15件ほどの痴漢被害が出ていた埼京線も今年から月7件ほどに減少、抑止の効果がかなり出ているということだった。それまでは埼京線の防犯カメラは試験的に一部の車両にのみだったのだが、今年の5月から順次、全列車の上り線最後尾の車両には、4台のビデオが天井につけられるという。


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