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10月19日(日)第5回新宿花園ゴールデン街フリーマーケット開催 [イベント]

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10月19日(日)、11時より第5回新宿花園ゴールデン街フリーマーケットが開催された。新宿ゴールデン街には地権者の組合(花園商業協同組合)とG1・G2エリアの店舗組合(ゴールデン街商業組合)、奥の花園1番街から8番街等の住民・店舗・地権者等による組織(新宿三光商店街振興組合)の3つの組織があるが、今回のフリーマーケットは新宿三光町商店街振興組合の呼びかけで、ゴールデン街商業組合と共同で開催しているもの。第1回が2006年10月に開催され(参考記事)、これが5回目の開催となった。

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今回の参加店舗は約50店舗、ゴールデン街の路地のあちらこちらに昭和のレトロなグッズからマニアっぽいもの、古着、アクセサリー、あるいは簡単な食べ物を出す店などがでている。各店舗が出している場合もあれば、ここのお客さんたちがやっているケースなどもあり。

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DSC01432.JPGソワレさん(中央、店は3番街入口)ところで、なんか変わったフランス人ハーフのコが。「なんで世界のCMフェスティバルのちらしを持ってるの?」と聞いたら、「ウチの父がプロデューサーしてまして。」えーーーー!!ということはあのへんなフランス人ブーウィエの娘さんたちってこと!?日仏ハーフのなぎさちゃん(左)と右がお姉さんの・・名前忘れた^^;

DSC06968.JPG←世界のCMフェスティバルをプロデュースするジャンクリスチャン・ブーウィエ。昨年のシネフェス(シネシティフェスティバル2007)にて。世界のCMフェスティバルは何度か取材させてもらってたり、昨年のシネフェスでは自分が公式写真をやってたこともあってブーウィエにはお世話になってます。ってことで、今年の秋の世界のCMフェスティバルは10周年、10月31日と11月1日の二回にわけて、新宿ミラノ1にて歌舞伎町フェスタの関連プログラムとして二夜連続オールナイト開催されます。

「今回、はじめて外部の力も借りて盛り上げようと言うことになって、東京リサイクル運動市民の会(もったいない運動)がのってくれました。」と三光商店街振興組合の奥山彰彦理事長。青空市場(俳優の永島敏行さんが主催)が参加する話もあったようだが、今回は流れてしまったようだ。このフリーマケット、街の中側(常連客も含めて)のコミュニケーションを広げるという意味もあるが、大事なのは新しいお客さんにもっとゴールデン街を知ってもらおう、体験してもらおうということである。過去第1回から4回と、フリーマッケットの中身についてはそう大きく変わってないこともあってメディアの取り上げもなく、徐々に内輪の盛り上がり的なものになってきてしまっていたこともあって、ならば本来の目的である外に広げていくという意味で模索を始めている。

DSC01433.JPG新宿三光商店街振興組合奥山彰彦理事長

そういえば奥山さん、ゴールデン街から四季の道側に通り抜けを出来るところをもうひとつ作りたいって話を以前されてた。どうなった?と聞いたら、「いや~・・僕はしたいんですけど、理事会なんかではあんまり必要性を感じないってことになってしまって・・。区の方も補助金を出すって言ってくれたんですけどね。お店に使う場合という話だったので、一階を通り抜けできるようにして二階にお店を置いて営業できるようにするというのを考えたんですよ。古くから住んでいる人達は、出口が一つしかないから緊急避難路もないみたいなもんで・・」ということで、やや難航しているようだ。丁度区役所通りにベストウェスタン・アスティナホテル東京が出来たころに、ホテルが区役所通りから四季の道への通り抜けを出来るようにしたことが一つのきっかけでこんな話が出たのだが、ゴールデン街と歌舞伎町の間にはまだまだ垣根があるところもあってか、街の同意は取れていないようだ。

奥山さんは、ほかにゴールデン街に劇場をつくりたいなんて思いもあって、たとえば裏手の駐車場のスペースに定期借家で一階を駐車場にして、二階にイベントや映画が見れる100人規模の劇場的な場所を、みたいな話。いろいろ新宿区やコンサルにも話をして実現を模索しているが、現実的にはこれもまだまだ難しい。「裏方仕事ですから、なかなか(お店をやっている)若い人たちには興味がないみたいで。どちらかと言うと若い人達はイベントとかのが興味がある。」と奥山氏。確かにゴールデン街と言っても、有名無実というか、それこそ名前は世界中に知られているが、では本当のところ中身がどうなのか?というと、それこそ過去の町になってきてしまっていて、コンテンツもどうなんだろう・・という側面がある。そう言う意味では、何かしら新しい核のようなものがあったほうがいい。何かと言えば森山大道(写真家)だのなんだのと、歌舞伎町やゴールデン街の人たちは知っているかもしれないが、じゃぁどれだけ一般的なのか?かつて有名だった人はいたかもしれないが、今を考えれば全部過去の人ばかり、新しい資源になるようなものが育っていない。奥山さんがいう、たとえば劇場スペースなんて話は、そういうところで何かを打破するきっかっけになるかもしれない。現実はなかなか難しいが。

自分はよくこの街をこう評する、「負け組の文化人」と。まぁ人のことは言えないが^^;

だが、その負け組の文化人のなんというか人間らしさが好きなわけだが、といって今のポテンシャルで先々どうなのか?というと、やはり時代の波は押し寄せてきている。ゴールデン街再開発の話なんかも一つだ。「家賃はここ数年で1.5倍くらいになってきてます。借りたいって人はいっぱいいるけど、段々厳しさがでてきてる。」と奥山氏。ゴールデン街のお店の相場観でいうと、あくまで自分の観測だが、今約260件程度のお店があって、たとえば3坪程度が一店舗のスペースで、それぞれの家賃は大体10~15万というところか。中には5~6万なんていう物件もあるが、スペースに比較して意外と高い。の割にだが、店舗あたりの売上はおおむね月に100万行くのがやっとという店が多い。土地の有効利用という意味ではまったくというほどされていない分、土地価格は新宿の中でも際立って安い。だいたい坪単価300万からぐらいだが、時折けた外れの売買もあったりする。定期借家法の影で表には見えなくなったが、水面下にはやはり地上げ的な動きがあったりするのも事実。区役所通りを隔てて歌舞伎町側に入ればそれこそ坪3000万から5000万という値がつくことを思えばゴールデン街がいかに際立って再生が遅れているかわかる。しかしながら、この街はこの街の歴史的な遺産と文化を持っている。(参考記事)経済や世知辛い現実の法則から一歩離れてひっそりと昭和の遺産を残していきたいという人たちも多い。

DSC01426.JPG今回のフリマで、新たに参加してくれた東京リサイクル運動市民の会(もったいない運動)のスペースは裏手の花園駐車場の一部を借りて行った。が・・・この閑散ぶり・・・う~ん;。実は、このスペースに対して奥山氏が劇場を、という話を持ち上げている。先行きはまだ何とも言えないが、ゴールデン街といえばゴールデン街劇場というイベントスペースが一応ある。しかし、収容キャパ40人程度、少し大きめのフォーラムとかをやるには難しい。「一応」と言ったのはそう言うことで、たとえば今回のフリマなんかでも、なにも同じようなフリマを奥の人どおりの少ないところに誘致したってあまり意味がない。いわゆるシャワー効果を望むのであれば、来街者の導線の手前ではなく奥に集客力のあるものを持ってこないといけない。したがって、こういう場所にこそちゃんとしたイベントスペースを設け、ステージングなり公開フォーラムなりが出来るようなものがあって欲しい。その点で奥山理事長の言う仮設立体駐車場型の二階劇場なんていうのは意味があると思う。

話は変わるが、ゴールデン街の再開発の話について、いくつかであるが関連性があるかないかはともかく、水面下の動きの中で何か所か名義が特定の名義に変わっていってる土地の動きには気づいてます。その資金の出所はどうも??らしいということも。自分は自分なりにであるが、暴力的な経済行為に対しての監視はしっかり続けます。


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