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5月29日(火) 歌舞伎町商店街振興組合第46回通常総会にて新理事長に新村雅彦氏が就任 [その他]

5月29日(火)、歌舞伎町花道通りの日本料理車屋において、歌舞伎町商店街振興組合第46回通常総会が開催された。今年度は役員改選(任期2年)の年にあたり、またこれまで理事長であった町田靖之氏が体調がよくなく理事長の職務を続けられないということですでに辞任の申し入れがあった。そこで、新理事長選出が行われ、新村雅彦氏(しゃぶしゃぶ・とんかつの「にいむら」会長)が就任した。

商店街振興組合とは「商店街が形成されている地域において小売商業又はサービス業に属する事業その他の事業を営む者等が協同して経済事業を行なうとともに当該地域の環境の整備改善を図るための事業を行なうのに必要な組織等について定めることにより、これらの事業者の事業の健全な発展に寄与し、あわせて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」(商店街振興組合法第一章総則第一条より)と法的に定義される。そして、その事業については同法律の第13条に以下のように定義されている。

商店街振興組合法第13条 商店街振興組合は、次の事業の全部又は一部を行うことができる。

  1. 販売、購買、保管、運送、検査その他組合員の事業に関する共同事業
  2. 組合員のためにする商品券の発行、割賦購入あつせんその他販売方法に関する共同事業
  3. 組合員に対する事業資金の貸付け(手形の割引を含む。)及び組合員のためにするその借入れ
  4. 組合員及びその従業員の福利厚生に関する事業
  5. 組合員の事業に関する経営及び技術の改善向上又は組合事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供に関する事業
  6. 組合員の事業に係る休日、開店又は閉店の時刻等に関する指導
  7. 組合員の従業員の集団的雇入れ及びその従業員に係る賃金、労働時間、宿舎等の労働条件の改善に関する事業
  8. 街路灯、アーケード、駐車場、物品預り所、休憩所等組合員及び一般公衆の利便を図るための事業
  9. 組合員の事業の発展に資するためにする商店街振興組合の地区内の土地の合理的利用に関する計画の設定及びその実施についての組合員に対する助言
  10. 組合員が建築協定を締結する場合におけるあつせん
  11. 前各号の事業に附帯する事業

法律に書かれているように、振興組合は主としてその地域の組合員のための互助組織である。しかしながら、これは商店街を形成する事業者・個人がその商店街振興組合に多くが加入している場合は地域と組合の意志が同等のものとみることが出来たものの、昨今の組織疲弊によって、たちえば歌舞伎町の場合事業者・テナント等を合わせれば1丁目だけでも3,000件ほどあるにもかかわらず、現在の歌舞伎町商店街振興組合の加盟組合員数は約250名、つまり地域の実態と組合の意志との間にコンセンサスが失われつつある。しかしながら、振興組合は組合員のための互助組織であるというという側面と、現在の歌舞伎町は「歌舞伎町ルネッサンス」の活動を主軸とし、地域の環境美化や違法インフラ排除、客引きの問題、そして劇場街を中心とする地域再生、それに繋がるTMO(タウンマネジメント組織)の設立を目指すなど、商店街振興組合が地域の軸になるものの町会やその他の活動団体、NPO、および個人その他と、行政や警察が協働しながら横断的に「まちづくり」を進めていこうという機運の中ではどうしても街全体を考えるのか、組合員にプライオリティを置くのか、これは常に議論があった。前理事長である町田靖之氏は、どちらかといえば組合員重視という考え方が強かったが、それでは街が立ち行かない、振興組合が歌舞伎町全体を考えることにプライオリティを置く必要があるのであれば、街全体を考えられる理事長であるべきと考え、自身の体調不良もあって今回の理事長改選への経緯となった。かねてより、喜兵衛プロジェクトの座長として、また歌舞伎町商店街振興組合の筆頭副理事長であった新村雅彦氏が執行部会で推薦され、新村氏が承諾、5月29日の通常総会を経て歌舞伎町商店街振興組合新理事長に就任となった。新村雅彦氏は昭和12年11月16日生まれの70歳、現在とんかつ・しゃぶしゃぶの「にいむら」等を経営する東栄商事・秀栄商事の会長である。

「浅学不才なものですが、全力で歌舞伎町の再生に取り組みます。よろしくお願いします。」と新村雅彦歌舞伎町商店街振興組合新理事長の就任挨拶。

前理事長である町田靖之氏(66)(左)と新理事長に就任した新村雅彦氏(70)(右)

新村雅彦新理事長挨拶:

「来年の6月には副都心線地下鉄13号線が開通して、新宿3丁目は伊勢丹を中心に大々的なイベントを計画しています。伊勢丹や高島屋、丸井、銀座アスターのビル等も大改装をして待ち構えております。南口も平成27年頃には甲州街道を拡充して立派な南口が出来上がり、大きなバスターミナルが出来ることになっております。西口はビックカメラの進出や大きなビルが続々と立ち上がっています。新宿駅東西自由通路の計画も着々と進んでおります。それに対し、歌舞伎町は出遅れております。映画館街も2~3年前から再構築の話が出ておりますが、なかなか水面上には姿が現れてきておりません。何年か後には姿を現してくると思います。そうすると、映画館街の再構築の期間は歌舞伎町は低成長を余儀なくされます。それぞれのお店が日々努力して生き延びていくしかありません。今、歌舞伎町は安心安全の街づくりを行っています。恐ろしい街、汚い街のイメージが非常に強いのですが、これを払拭し、綺麗で明るくワクワクした大衆文化の企画・製作・発表の街にしたいと思っています。そして、世界の、アジアの、日本のエンターティンメントランドにしたいと思っております。区も全面的に協力していただいております。今、片桐さん(片桐基次氏、前専務理事、新たに筆頭副理事長に就任)を中心に若手の人たちに集まっていただき、歌舞伎町全体の問題を点検して検討していただいております。我こそはと思う人は、この会議に出席していただき、歌舞伎町再生の議論に加わっていただきたいと思います。歌舞伎町全体、1丁目、2丁目、ゴールデン街も含めた緩やかな組織を作って、既存の組織と手を取り合って歌舞伎町をより良い街にし、お子様や子孫のためにも立派な街にしていきたいと思いますので、よろしくご理解、ご協力のほどを伏してお願い申し上げます。」

新村雅彦新理事長を支える歌舞伎町商店街振興組合新執行部の面々

平成19年度歌舞伎町商店街振興組合役員

  • 理事長:新村雅彦(とんかつ・しゃぶしゃぶ「にいむら」など)
  • 副理事長:片桐基次(株式会社丸石 酒屋など、よくしよう委員会委員長)
  • 副理事長:杉本雅晴(ウィングスビル)
  • 副理事長:木村順一(木村ビル、新宿消防団団長)
  • 副理事長:難波輝守(テルモ商事、不動産業)
  • 副理事長:今宮達三(水野屋、酒屋など)
  • 専務理事:石原征彦(石原ビル)
  • 専務理事:麻生茂(割烹あそう、磯八)
  • 顧問:下村得治(前々々理事長、下村ビルなど)
  • 顧問:小松良司(前々理事長、小松ビル、本陣など)
  • 顧問:町田靖之(前理事長、居酒屋シローなど)
  • 相談役:下村治生(新宿区議会議員、歌舞伎町2丁目町会副会長)

現在顧問の前々理事長の小松良司氏(72)と前々々理事長の下村得治氏(81)。


歌舞伎町商店街振興組合平成19年度事業計画(自:平成19年4月1日 至:平成20年3月31日)

本組合は組合員の相互扶助の精神に基づき、組合員の事業の健全な発展に貢献することを目的とした、必要な共同事業を行い、また、周辺環境の整備を促進するとともに、街の環境および公共福祉に留意した下記の事業に取り組んでまいります。

事業計画<平成19年度予算額 67,270,000円>

(1)共同宣伝事業

①歌舞伎町ルネッサンス推進協議会に基づく活性化プロジェクトに関する事業
・主催イベントの開催、並びに共催・後援
・シネシティ広場、各通りの公共空間を活用した宣伝事業の展開
②キャンペーン協賛店の拡充
③ホームページの更新管理
④各種PR紙の作成発行
⑤フラッグ等屋外広告物の製作管理

(2)環境浄化・美化事業

①歌舞伎町ルネッサンス推進協議会に基づくクリーン作戦プロジェクトに関する事業
・防犯パトロールの実施(犯罪組織排除協議会に関わる活動、来街者に対して安心・安全なまちを構築する活動、コンプライアンスある営業の啓蒙活動)
違法看板の是正指導
・防火防災パトロールの実施(防火管理意識を高める為の活動)
・美化パトロールの実施(定期的な清掃活動)
②食品衛生管理活動

(3)振興事業

①歌舞伎町ルネッサンス指針協議会に基づくまちづくりプロジェクト、及びKIHEIプロジェクトに関する事業
・まちづくりに関する情報収集、調査、研究活動
・エリアマネジメント組織設立に向けた準備活動
②組合新規加入の促進
③部会並びに委員会の充実
④関係団体への支援協力活動

(4)弁天堂維持管理事業
・弁天堂並びに弁天堂ビルの維持管理

(5)福利厚生事業
・勉強会、研修旅行、レクリエーションなどの実施

(6)組合ビル管理事業
・組合ビルの維持管理


さて、新村新理事長就任にあたって、だが一方で地域には理事長経験者が現理事長を含め4名の方々が健在ということで、いわゆる最近の企業などにも多いがとにかく頭が重い、船頭がたくさんいる、そんな状態の中でどれだけ機能しうるのか、理事長任期は2年なのでこの2年はおそらくここ最近の歌舞伎町ではもっとも動きのある期間になる思われるので、これまでなかなか「笛吹けど踊らず」といった内部体質の濃かった振興組合がどう機能するのか正念場かもしれない。

ただ、振興組合というものはあくまでもコミュニティであり、企業ではない。企業であれば利潤追求という使命が課せられているわけだが、コミュニティというものには定年も無く、そして経験則で動く。高齢化社会によって、組織の頭が重くなっていくのはどこもやむを得ない。若手は、どうしても「動きが悪い、決断が無い」と批判がちになり、結果として地域の若手と長老方との間には溝が生まれやすい。そういったことがいわば地域コミュニティの弱体・疲弊感を生むのだろう。しかし、長老方の経験則も重要であり、若手のアイディアや行動力も欠かせないのが街づくり、つまりこれらをいかに協力し合い、手を携えて進めていくか。長老方というのは、単に年齢がというだけでなく、古くからあるコミュニティ、いわば既得権益の組織という意味合いもある。そして若手というのは、若い人たちだけでなく、若い組織、新しいコミュニティと言う意味合いも含まれる。それぞれが、それぞれでというだけでなく、お互いに緩くでもいいから連携しましょう、そして互いに顔の見える関係性を築き、地域の問題解決力を引き上げていく。これが重要だと自分は考えている。そこには、振興組合で言えば理事長なり副理事長という人たちが一種の人柱になって世話役をするべきだろう。街の新旧コミュニティ(国籍・業種を問わず)それぞれに関わっている自分の役割もわりと重要ということなんだろう。そうして、地域の解決力を高めながら、そこに立ちふさがる問題点を一つづつ解決していく。歌舞伎町ルネッサンスのコンセプトはあってもいいし、それはそれで地域の人たちが許容するのであれば大事にすればいい。それは広告塔であり、一種のキーワード。街は生きているわけだから、多少コンセプトとずれようが決してそれに縛られてはいけない。目の前の問題点を一つ一つ解決していく、それを継続させ積み重ねていく、多分10年20年経った時に、かつて掲げたコンセプトとは多少ずれたとしても許容はすべきで、これが街づくりを成功させる唯一の手段だと理解している。


6月1日より7日はHIV検査普及週間-5月28日(月)歌舞伎町シネシティ広場でPRイベント開催-

6月1日から7日はHIV検査普及週間ということで、若い人たちで賑わい多くの性風俗店なども存在する新宿・渋谷・池袋ではこの検査普及の啓発活動が行われた。歌舞伎町でも、5月28日(月)夜の19時から財団法人エイズ予防財団主催でシネシティ広場などでPRイベントが開催、スタッフらが街頭でPRとしてチラシやコンドームなどを配布した。

イベントには松竹芸能の若手スタッフが参加、HIVやAIDSに関するクイズなどを行い知識普及に一役

 

街頭で検査普及のチラシやコンドームなどの入ったキットを配布。コマ前で客を引いているホストにも。

◆2006年度世界のHIV感染者数

◆2006年度世界のHIV感染者増加数

 

 

日本のHIV感染者数及びAIDS患者数は平成16年に1万人を越え、その後年間約1,000人の患者数が増加。そのうち、関東甲信越地域・東京都がその7割近くを占めている。これは検査体制の充実度にもよると考えられる。現在、保健所では無料・匿名でHIV検査を受けることが出来る。実際には、HIV感染者が増加していると言うよりは、検査によって発覚していると言った方がいいかもしれない。HIV検査に関するPR活動によって、検査がさらに普及していくことで、2010年には国内のHIV感染者・AIDS患者数は5万人に達するといわれている。HIV検査の普及によって、新たな傾向として異性間の性的接触、日本国籍の男性からの感染者が最も増加している。つまり、一般社会にHIVウィルス・AIDSが深く静かに浸透しはじめていると考えてもいい。こうした状況に対し、HIVやAIDSに対する知識、予防の方法、検査を普及するのが必要とされている。

□HIVウィルスの感染経路

HIVウィルスの感染は、血液によるもの(HIVウィルスを含む血液が傷口等に直接触れるケース、注射・輸血など)、性交渉による感染(HIVウィルスを含む性分泌液(精液・膣分泌液)が直接粘膜に触れ血液中にHIVが進入するケース、通常のセックス以外にもオーラルセックスなども含む)、及び母子感染がある。

□HIVウィルス感染後の症状

通常、HIVウィルスに感染した場合、約1~2週間以内に全身倦怠、発熱など風邪に似た症状、発疹や口腔カンジタなどが現れるケース、またまったく症状に出ない場合も多い。一部、多発性神経炎、無菌性髄膜炎、脳炎症状など重症例もあるようだが、一般的に風邪かなにかと見過ごされるケースが多い。これらの症状は約2~3週で収まるものが多い。感染後、数日間はウィルスが増加するが、その後抗体が形成されウィルス数は激減する。一般的にHIV検査はこの抗体の有無を検査する。そのため、感染後約1ヶ月程度経過していないと抗体検査をすり抜けてしまう場合が多い。概ね検査期間を経て3ヶ月あれば確実に検査ができるといわれている。

多くの場合、初期感染期の症状を経て5~10年は無症状で過ごす。見た目では健康でも、体内ではHIVウィルスが盛んに作られ、一方で免疫担当細胞も同時に生産、HIVウィルスが免疫担当細胞に感染し破壊するというプロセスを続けている、所謂動的平衡状態。この免疫担当細胞(CD4陽性T細胞)がある程度減少していくと、体内の免疫力が低下し、AID関連の症状(全身倦怠・下痢・脂漏性皮膚炎)からさらに日和見感染(ニューモシツス肺炎やカポシ肉腫など)などの症状が現れると生命の危険に及ぶ状態になっていく。

□治療方法

現在効果的な抗HIV薬が開発され、多剤併用療法(HAART療法、カクテル療法などといわれる)により、血中のウイルスを測定感度以下にまで抑える事が出来る様になった。それに伴い、エイズの発症進行を大幅に抑えることに成功した。今のところ、ウイルスの撲滅までには至っていないため完治はしないが、抗HIV薬の開発改良は望ましく一日一回だけの服薬で可能なほど進化している。そのため、糖尿病などと同じ一般的な慢性疾患として捉えられ、発症を遅らせる治療により、病気とうまくつきあいながら長期生存が可能になってきた。

この多剤併用療法、その治療コストはまだまだ高く、年間で100万を越えるといわれている。年末調整で、高額治療費として申告することで一部収入に応じて戻る形があるが、経済的負担は決して小さくない。医薬品の特許などがからんで、この薬価はなかなか下がりにくく、世界で見るとこのHAART療法を受けられる患者は世界のHIV感染者・AIDS患者の5%にも満たないという話もある。

HIV感染を防ぐにあたって、最も有効なのがコンドームの使用であり、それとあわせ自分自身が大丈夫なのかどうか、これを検査して知ることが必要とされている。全国保健所では無料・匿名で検査が受けれるほか、新宿区では西新宿保健センター(新宿区西新宿7-8-5 場所 検査日程は新宿区HP保健衛生・エイズ性感染症予防関連のページにあります)で月2回(要予約:予約電話番号03-5273-3858)程度実施されている。「彼の元カノの元彼の元カノの・・・・を知っていますか?」とかってCMがあったが、感染機会が約10年内に一度でもあった場合は検査を、ということです。

財団法人エイズ予防財団では、現在性風俗営業に従事する方へのHIV・AID予防などの知識・検査普及に力を入れている。とくに、吉原や川崎・堀の内、全国で見れば金津園や中洲などの地域の浴場組合を経由してアプローチをかけていると聞いた。だが、まだまだHIVやAIDSに関する知識の低さに驚くことも多いという。これらの地域は事実上売春地域であることは言うまでもない。保健衛生的に言えば当然のことであるが、重要なのは「通常のセックスよりオーラルセックス(フェラチオやクンニ)の方が感染度は高い」ことがあげられる。つまり、性風俗といっても多様であるが、いわゆるファッションマッサージ、特にデリバリーなどや更に無届の違法性風俗店は網羅されていないことをもっと深刻に考えるべきだろうということである。性風俗、とくにソープランドに対し警察行政のあり方は本番をなくしファッションマッサージ店(フェラチオ・シックスナインなどをサービス内容とする)化させている傾向が強いが、むしろコンドームをつけたセックスの方が安全だしニーズも高いという市場の原理と逆行しているといわざるを得ない。ここら辺、あくまで保健衛生的な視点で安心・安全を考えると、絶対なくならない売春を、そして実際に特定地域ではあるがそれが存在し(歌舞伎町にも合法店として6件ある)、一方で無店舗の性風俗店では本番が7割に及ぶと言われている実情を考えると、もはやあって無いに等しい「売春防止法」を見直す必要があるのではないかとさえ思う。そこで働く女の子に言わせれば、フェラチオよりセックスの方がラクである上、客も喜ぶしお金も稼げる、その上コンドームをつければ(性感染症やHIVにおいて)安全となると、それはそっちに流れるのは当たり前・・・まず、今ある現場を踏まえ、それを見てみぬ振りをしないでまず認め、その上で保健衛生的に、あるいは人身売買や犯罪組織のインフラ問題、社会風俗的にどうコントロールするかという視点で考え直すべき時期が来ていると思う。以前、東京都の福祉保険局で「警察行政を後回しにして、保健衛生の側でHIV検査や性感染症の結果を一目でわかるようなセックス安全カードみたいなものを個人個人に出してはどうか?」と言ったら苦笑いしてたが、多分、現実を直視しない現在のやり方ではこの国のHIV・AIDS・性感染症予防は片手落ちのまま進んでいくんだろう。中国・海南島では売春を認めている一種の特区的な島であるが、売春を地域の重要な観光資源と位置づけ、HIV・AIDS対策を徹底して取り組んでいる。性風俗産業に対し、面と向かってそれを賛成する政治家や行政はありえないのは理解できるが、現実的に考えれば、無くなることは絶対無いし、少なくともそこにはそれなりのマーケットがある。そこで働く、あるいは働かざるを得ない人たちの安全・健康や衛生と言ったことをちゃんと考える必要はあるはず。


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