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9月18日(月) 歌舞伎町グリーンバード ボランティア清掃活動報告など [まちづくり]

9月18日(月)、この日は敬老の日。3連休の最終日で賑わう歌舞伎町一番街のアーチ下に19時集合にて、グリーンバード・歌舞伎町チーム杉山文野チーム・キャプテン)のボランティアごみ拾い活動。毎月第一・第三月曜日の19時からの定例の清掃活動である。

  

この日の参加者は27名、毎回参加してくれている人も数名。そういや高校生は一人きてくれました。そのほか高校の先生、スリランカ関係で貿易の仕事をしている人、メディア関係、歌舞伎町駆け込み寺のスタッフ、多文化共生プラザでスタッフをしている行政関係者からバーテンダーや介護士兼“女王様”など。比較的Mixiつながりで集まってくれた人が多い、さながらオフ会^^

日本テレビの“アッシー”こと芦澤君も定例では初参加。やっとバリューナイトフィーバー枠(日テレの土曜深夜枠)の「真実の日記」~新宿歌舞伎町の現在(いま)~の二週に割ったっての放送(9日、16日)が終わり一息つけたようで。内容についていま一つ納得のいかないところがあったりはしたが、まぁ視聴率が5%(一部)同時間帯占有率20%、視聴者層の中心が20台女性ということで、数字的には良かったよう。とくに20台女性の視聴のメインは同時間帯のカウントダウンTVだったので、そこからかなり数字を持ってこれたという意味で第三回につながる可能性は高い。

集めたゴミを分別。

↑9月18日 歌舞伎町グリーンバードの集合写真(なぜか成り行きで広場で遊んでいたモヒカンの子供が混じってますが無関係者です・・・・ま、いいか^^;)。27人中女性11人参加+性別ハーフが若干まじってますが・・この後、18人が飲み会に参加。

集めたゴミは、分別をしてヒューマックス・パビリオンのゴミ置き場スペースに。現在、㈱ヒューマックス(林瑞祥代表取締役)が無償でゴミ処分を行ってくれている。


歌舞伎町グリーンバードの活動に集まってくれている人たちの多くは、今まで歌舞伎町とは無縁だったという人も多い。大抵「怖い、汚い」と言うイメージを持っているが、来て見ると「全然安全だし、怖いという感じはない」とビックリしている。まぁ、たしかに歌舞伎町といっても一丁目もあれば二丁目もあるわけで、場所によってはディープなところもあるわけで、必ずしも彼らの見方が当てはまらない場所も無いわけではないが、概ね安全な街ではある。ちょうど、テレビで歌舞伎町のドキュメンタリーをやったばかりで浄化作戦についての話題が出て、成り行き上、いろいろ話すことはあるが、「まちづくり」という視点でこの街を見ることが新鮮なようで多くの人たちが興味を持ってくれているのがちょっとうれしい。今回は人数が25名と意外と多く集まって文野クンも大変そうだったが、それでもまだまだもっと人が集まり、さらに“祭”や“イベント”に融合してさらに大きなムーブメントに成長していくと面白いと考えている。


9月19日(火)より新宿区議会のインターネット中継始まる。(ソース:新宿区議会

新宿区議会(小畑通夫議長)は、9月19日(火)から区議会第3回定例会の本会議と決算特別委員会の区議会ホームページでのインターネット中継が始まった。同時に区役所1階のロビーに大型テレビを設置し、こちらでも中継している。

以下新宿区ホームページ ニュースリリースより~

区議会では、議場に足を運ばなくても自宅などで質疑や採決の様子をリアルタイムで見て、議会をより身近に感じてもらおうと、15年から検討を重ねてきた。実施にあたっては、本会議場の改修を行い、議員が議長席前から議員席に向かって執行機関に対して質問する現行の方式から、議員と執行機関が向き合って質疑を行う対面演壇方式を導入する。また、より臨場感ある議場を体験してもらおうと議員席の後方に車椅子用スペースを含む傍聴席を新たに設置するなど、より区民に開かれた区議会を目指している。
 今後中継を行うのは、本会議と予算・決算特別委員会。会議の様子を区議会ホームページで生中継するとともに、会議の概ね1週間後をめどに録画でも中継する。
 また、インターネットの環境にない人でも議会の雰囲気を味わってもらえるように、区役所1階のロビーに42インチのプラズマテレビを設置し、生中継を見てもらう。
 区議会では「インターネット中継を通じて多くの区民の方に議会を身近に感じていただき、区政への関心を高めてもらえれば」と期待している。

【第3回定例会での中継予定】
9月19日・20日・10月13日 本会議中継
21日~10月2日 決算特別委員会中継(土・日・祝を除く)

問合せ:議会事務局調査管理係 5273-3534

本会議については、質問者と回答者の間でお互いに内容についてのすり合わせがあるので、どこまで本音なのか、何を誘導しようとしているのか、聞いただけではわかりにくいかもしれない。歌舞伎町にかかわるいくつかのヒントを投げかけておく。一つは、新宿区役所について。建物の老巧化によって、これもインフラ更新期にあると考えている区の関係者は多い。そこで、どこに移設し、あるいは建て直しの予算をどう確保するのか、さらに区民のコンセンサスをどうするのか。水面下には四谷第五小を取り壊しここに新庁舎を持っていこうという動きがあると思われる。したがって、今のうちにこれに対しての誘導として、たとえば「歌舞伎町まちづくり誘導方針」の中で地域の魅力の中に「区役所」というキーワードが置かれていたり、区議会の建設族議員からもその動きを支援するべく区の投資事業に対するコンセンサス誘導的な質問事項が見受けられる。

社会実験としてのオープンカフェ(例:MOA4番街オープンカフェ)事業の更なる拡大、その中で現在検討されている歌舞伎町シネシティ広場の活用プランにかかわる部分での、TMO組織(タウンマネジメント組織)の創設、その資金をオープンカフェ事業やそれに係る広告事業(屋外広告物条例や道路占有などの規制緩和)についての議論の背景は、国交省のすすめる住民自治組織についての考え方に基づくのだが、いってみればニューヨークのBIDの日本版塗りなおしというか真似事。現在、ニューヨークやヨーロッパ各地でBID(ビジネス改善地区)のシステムがまちづくりに有効なシステムとして活用、日本でも近い形を模索する中で経済産業省や国交省が主導で全国のTMO組織を誘導してきたが、100%失敗している。これはなぜか?ずばり商店街主導でやってきたことにある。BIDというのはたしかにビジネス改善を目的としているが、その目的は商業振興というよりは不動産価値向上にある。どうも経済産業省も国交省もここを勘違いしているかもしれない。

つまり、TMO組織を形成する上で必要なのは、地域地権者組織なのである。繁華街では歌舞伎町にかぎらず地主組織がほとんどない。まして、商店街組織自体が疲弊、地域事業者の大半がこれに参加していない。つまりたとえば地権者の合意形成を醸成しようとしても、そのチャンネルすらないのが実体である。さらに、BIDのシステムの肝は、まさに資金確保のシステムである。BIDは、指定地域の固定資産税を一定程度上乗せし行政が地域から公平に徴収しBID組織に公布する。つまり、地権者の合意形成が不可欠である。

さて、日本のTMO組織の運営は、BIDのシステムとは大きく異なり、基本的には有志の寄付、企業協賛によって運営を目指す。しかし、当たり前のように改善が必要とされる地域は、協賛や寄付は難しく、あるいは小額であり、結果として行政からの委託事業に頼らざるを得ない(道路管理、清掃業務、違法駐輪等)。結局、行政の仕事をたまたま民間が請け負っているだけで、なにも新しい活力を生まない、結果として失敗してきた。また、有志や企業協賛にしても、これによって利益享受側の負担としての公平性が失われ、つまり一円も負担しないで地域改善の享受をただ乗りできてしまうという実情がTMO組織のコンセンサスを壊してきている。歌舞伎町に於いても、TMO組織の設立の話は議論されているが、行政主導で進められている誘導は、どちらかといえば失敗する方向に向かっている。議会でも、これを誘導する答弁があるのは、まさに布石と見て取れる。

さて、もう一度考えなければいけないのはなにか?歌舞伎町ルネッサンスを約2年、地域浄化はもっと前から始まってきたが、一度として地権者組織を作ろうという話が出てこなかった。これまで、まちがった議論を積み重ね、方向付けを担ってきた行政が「いまさら間違いを認めにくい」のは理解できるが、間違った方向に進むために来年度も区の予算が980万、無意味なコンサルタント費としてつかわれアリバイ作業に地域も付き合わされるのでは、それこそいつになっても歌舞伎町再生は望めない。もう一度、この辺を再検証し、改めて地権者組織の形成を目指し、地権者の合意形成によって本来のBIDのシステムの導入を東京都に陳情、もしくは都とこの方向で具体的な活動を行う必要がある。

参考記事:ニューヨーク・タイムズスクエアの浄化・再生、ジュリアーニ市政に学ぶ歌舞伎町の再生へのヒント

つくづく感じるのは、歌舞伎町対策の肝は「警察」と、「BID」つまり地権者組織と固定資産税の課税権にある。どちらも東京都の所轄である。中山区長は、国政や都政とのかかわりを重視する方なので、それはそれとして、しかし、歌舞伎町ルネッサンスの活動における区役所の位置づけは主導することではなく、都や国との窓口であり、調整機関であるということを担当者はもう一度考えるべきだ。区議会でよく問題になる「いつまで歌舞伎町のために区は貴重な税金をつぎ込むのか?」という議論、実体として本来すべきことが出来ないが為のガス抜き(地域への票確保誘導、区職員の議会対策としてのアリバイ工作)として道路改修やら家守やTMOのコンサルやらに無駄金を使うことに対する指摘として当たり前とも思える。今回の区議会にしても、これらを踏まえて必要な議論がなされないまま予算が決定していくのを指をくわえてみているしかない状況が腹立たしい。


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